「緑川組~MOVE~」 2010/5/15
『スピリッツ短信』5/15
投稿日時:2010/05/15(土) 18:30
「U-20に選ばれてから変わりましたね。いろんな意味で注目されるようになって、自覚が」。カーニバルで子どもたちからサインをせがまれ、より実感したことだろう。CTB春山悠太(文2)がU-20日本代表に選出された。
5月中旬からロシアで行なわれる『IRB ジュニアワールドラグビートロフィー2010』。きたる世界大会へ向け3月末から選考は始まった。厳しいふるいにかけられるなかで、春山は最後まで残り、日本代表の切符を掴み取ったのだ。「(合宿では)自分のプレーをしよう、と。たまたま結果が出て。実感は…無かった」。持ち味であるタックルとまわりを動かすプレー。それら自らの武器を発揮することだけを考えて臨んだ。そしてそれが評価されたのである。
昨シーズンは1回生ながらAチーム入りを果たしリーグ戦にも出場を果たした。2年目は上半期のほとんどを代表合宿で過ごし、チームにはその合間にしか合流できていない。「温度差あるんかな、って。だから帰ってきたときにみんなが頑張っている以上に頑張りたい」と意気込む。大舞台を経験し帰ってきたあかつきには、彼のプレーが緑川組にとって大きな武器になるはずだ。
「自分のスタイルを貫いて、外国人相手にも勝負していきたい」。低く前に出るタックルをぶちかます、パスワークの基点となって味方を動かす。春山悠太という桜が、東欧の地で華麗に花咲く。■
【長野、後輩へエール】
関学からは2年連続となるユース日本代表への選出。昨年、日本で行なわれたジュニアW杯にはWTB長野直樹(社4)が選ばれたことは記憶に新しい。「成長できる、素晴らしい機会。バイスに選ばれることも、ほんまに得るもんは大きい」と国際舞台に旅立った後輩にエールを送った。自身も大舞台での貴重な経験を経て、チームに合流してからはそれらを活かした。「自分のプレーをチームに還元してほしい」。朱紺のジャージを着た日本代表経験者らに期待はつのるばかりだ。
2010年5月
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