「藤原組~Over~」 2012/8
4年生特集企画 第9回 安部都兼×土本佳正
投稿日時:2012/08/20(月) 18:54
第9回のテーマは「スタンドオフ」。若手の台頭により、ますますレギュラー争いが加速するSO。今回は4年生SOのお二人にお話しを伺った。

―ラグビーを始めたきっかけは
土本「僕は中学1年から始めました。初めは野球部の練習に行っていたのですが練習が面白くなくてラグビー部に行くようになりました。友達が行っていたということもあったのですが、そこで初めてラグビーと出会って『こんなスポーツあったんだ』と興味本位で始めました」
安部「僕も中学1年からです。3歳から12歳までずっとサッカーをやっていたんですが、サッカー部の練習よりもラグビー部の練習の方がすごく活気があって、新しいスポーツをやってみようかな、と思ったのがきっかけです」
―お二人ともSOですが、役割を教えてください
土本「役割としてはゲームメークですね。いつどういう時にキックを蹴るのかなどはSOに関わってくると思っています。それが結局試合の結果にもつながると思います」
安部「ほとんど一緒です。ゲームのコントロールとか、勝っても負けても自分に責任があると思いますし、一番ボールに多く触れられるというところにやりがいは感じていますね」
―SOの魅力はなんですか
土本「やはり司令塔なので、僕自身かなりかっこいいポジションだと思っています」
安部「僕もそう思います」
―春シーズンを振り返っていかがですが
土本「全然だめな春シーズンでした。気持ちとプレーがなかなかつながってなかったので切り替えないとまずいと思っています。気持ち的には頑張ろう、頑張ろうと前に向かうんですけどそれが結果につながらなくて、空回りしてしまいました。言い訳にはしたくないのですが就職活動があってうまく自分のなかで処理できなかったことが原因だと思います。まだ合宿もありますし、そこで頑張れるチャンスはあると思うので、それを信じて頑張ります」
安部「春はけがもあって満足にプレーできなかったんですが、去年のシーズンに比べてまだまだ実力が戻ってないというか、まだまだもっとできるのに、という体と気持ちのずれはありましたね。結構ライバルが多いので頑張っていきたいと思います」

―4年生になって気持ちの変化はありましたか
土本「僕自身はとりあえず変わっていけているのかなとは思っています。今、チームがディフェンスに力を入れてやっていて、それが昨年の僕の課題でもあったので今シーズンは改善されているのでチームのためになれているのかなと思っています。まだ僕自身とチームがかみ合ってはいないのだと思うんですけど、ちょっとずついい方向にむかっているのではないかと思っています。
安部「僕もディフェンスはずっと課題ではあったんですけど、僕がつっちー(土本)を見ていて思ったのが、僕よりも安定感があるなと思っていました。だから今年は、ディフェンスにもオフェンスにも安定感を持ってやっていきたいです。常にベストの実力を発揮できるようにしていきたいです」
―ディフェンス強化について、アンガス(=アンドリュー・マコーミック=HC)さんの影響は大きいと思いますがどうですか
土本「新チーム始動時から今年はディフェンスに力を入れていこうと動いていて、タックルを基本から見直したりだとか、個人的なスキルを磨いていたんですが、アンガスさんが来てから、組織的なことにも取り組み始めて、組織ディフェンスというのが昨年に比べたら各段に上がっています。少し前に昨年の試合のビデオを見たのですが、今見たら全然違うディフェンスをしているんですよね。ほんとにアンガスさんが来てくれてよかったと思っています」
安部「今までのディフェンスは、結構個人のタックル力に頼っている部分が大きかったんですけど、今はほんとに個人の仕事が明確になってきていて、抜かれた原因も明確だから修正もしやすいです。そういう点ではアンガスさんが来てくれてほんとによかったなと思っています」
―夏の合宿ではどのようなことに取り組んでいきたいですか
土本「タックルはもちろんなんですが、4年生になって思ったことがあって、誰かが引っ張っていかなきゃならない。そういう人になりたいなと思っています。なかなか難しいのかなとも思うのですが、自分が一番前で体を張って、それでチームがいい方向に進んでいけばと思います。それは今の僕にはないところなので頑張りたいと思います」
安部「僕もディフェンス力をもっと上げていきたいと思っています。なおかつ自分の強みをもっと伸ばしてライバルに差をつけることができたらと思います」

―夏の体重管理はどうしていきたいですか
土本「僕自身は体重を増やさないといけないので、逆にフィットネスは維持しつつ体重を増やすことを考えています。フィットネスはかなり春で上げてきたので、今度は体重を増やした上でのゲームフィットネスを上げていきたいと思います。暑いけど増やすために頑張っていきたいと思います」
安部「個人的な食事に気を遣うのもそうなんですが、トレーナーたちが補食などに力を入れてくれていて、食事面は結構充実しています。トレーナーの期待に応えられるように、暑くても体重を落とさないようにしていきたいです」
―アイスバスなどトレーナーの方の活躍が目立っていますがどうですか
土本「これもアンガスさんのおかげですね。アンガスさんが来てから多方面に力を入れてくれて練習環境はだいぶ整っています」
安部「OBの方もいろいろと協力して下さっているみたいで期待の大きさを感じますね」
土本「シーズンいい形で終われたのもいろいろな方のおかげだと思っています」
―個人的に成し遂げたいことはありますか
土本「自分がファーストジャージーを着て、それでチームの勝利のためにプレーすることが一番の目標ですね」
安部「全く一緒です。まずはファーストジャージーを着てからです」
土本「今後こんなにも真剣にラグビーに取り組むことはないと思うので、あと半年はこのことだけのために頑張りたいなと思います」
―ラストイヤーにかける意気込みをお願いします
土本「10年目のラグビーをいい形で終わらせることができたらなと思っていて、中学も高校もいい形で終われなかったので、悔いの残らない終わり方をしたいなと思います」
安部「僕も後悔したくないので、下級生のライバルもたくさんいますけどプライドを持って取り組みたいなと思います。そしてファーストジャージー着たいなと思います」

■土本佳正(つちもと・よしまさ)/名古屋高/社4/175㌢・76㌔/ボーリング
■安部都兼(あべ・つかさ)/甲南高/経4/173㌢・78㌔/ボーリング

―ラグビーを始めたきっかけは
土本「僕は中学1年から始めました。初めは野球部の練習に行っていたのですが練習が面白くなくてラグビー部に行くようになりました。友達が行っていたということもあったのですが、そこで初めてラグビーと出会って『こんなスポーツあったんだ』と興味本位で始めました」
安部「僕も中学1年からです。3歳から12歳までずっとサッカーをやっていたんですが、サッカー部の練習よりもラグビー部の練習の方がすごく活気があって、新しいスポーツをやってみようかな、と思ったのがきっかけです」
―お二人ともSOですが、役割を教えてください
土本「役割としてはゲームメークですね。いつどういう時にキックを蹴るのかなどはSOに関わってくると思っています。それが結局試合の結果にもつながると思います」
安部「ほとんど一緒です。ゲームのコントロールとか、勝っても負けても自分に責任があると思いますし、一番ボールに多く触れられるというところにやりがいは感じていますね」
―SOの魅力はなんですか
土本「やはり司令塔なので、僕自身かなりかっこいいポジションだと思っています」
安部「僕もそう思います」
―春シーズンを振り返っていかがですが
土本「全然だめな春シーズンでした。気持ちとプレーがなかなかつながってなかったので切り替えないとまずいと思っています。気持ち的には頑張ろう、頑張ろうと前に向かうんですけどそれが結果につながらなくて、空回りしてしまいました。言い訳にはしたくないのですが就職活動があってうまく自分のなかで処理できなかったことが原因だと思います。まだ合宿もありますし、そこで頑張れるチャンスはあると思うので、それを信じて頑張ります」
安部「春はけがもあって満足にプレーできなかったんですが、去年のシーズンに比べてまだまだ実力が戻ってないというか、まだまだもっとできるのに、という体と気持ちのずれはありましたね。結構ライバルが多いので頑張っていきたいと思います」

―4年生になって気持ちの変化はありましたか
土本「僕自身はとりあえず変わっていけているのかなとは思っています。今、チームがディフェンスに力を入れてやっていて、それが昨年の僕の課題でもあったので今シーズンは改善されているのでチームのためになれているのかなと思っています。まだ僕自身とチームがかみ合ってはいないのだと思うんですけど、ちょっとずついい方向にむかっているのではないかと思っています。
安部「僕もディフェンスはずっと課題ではあったんですけど、僕がつっちー(土本)を見ていて思ったのが、僕よりも安定感があるなと思っていました。だから今年は、ディフェンスにもオフェンスにも安定感を持ってやっていきたいです。常にベストの実力を発揮できるようにしていきたいです」
―ディフェンス強化について、アンガス(=アンドリュー・マコーミック=HC)さんの影響は大きいと思いますがどうですか
土本「新チーム始動時から今年はディフェンスに力を入れていこうと動いていて、タックルを基本から見直したりだとか、個人的なスキルを磨いていたんですが、アンガスさんが来てから、組織的なことにも取り組み始めて、組織ディフェンスというのが昨年に比べたら各段に上がっています。少し前に昨年の試合のビデオを見たのですが、今見たら全然違うディフェンスをしているんですよね。ほんとにアンガスさんが来てくれてよかったと思っています」
安部「今までのディフェンスは、結構個人のタックル力に頼っている部分が大きかったんですけど、今はほんとに個人の仕事が明確になってきていて、抜かれた原因も明確だから修正もしやすいです。そういう点ではアンガスさんが来てくれてほんとによかったなと思っています」
―夏の合宿ではどのようなことに取り組んでいきたいですか
土本「タックルはもちろんなんですが、4年生になって思ったことがあって、誰かが引っ張っていかなきゃならない。そういう人になりたいなと思っています。なかなか難しいのかなとも思うのですが、自分が一番前で体を張って、それでチームがいい方向に進んでいけばと思います。それは今の僕にはないところなので頑張りたいと思います」
安部「僕もディフェンス力をもっと上げていきたいと思っています。なおかつ自分の強みをもっと伸ばしてライバルに差をつけることができたらと思います」

―夏の体重管理はどうしていきたいですか
土本「僕自身は体重を増やさないといけないので、逆にフィットネスは維持しつつ体重を増やすことを考えています。フィットネスはかなり春で上げてきたので、今度は体重を増やした上でのゲームフィットネスを上げていきたいと思います。暑いけど増やすために頑張っていきたいと思います」
安部「個人的な食事に気を遣うのもそうなんですが、トレーナーたちが補食などに力を入れてくれていて、食事面は結構充実しています。トレーナーの期待に応えられるように、暑くても体重を落とさないようにしていきたいです」
―アイスバスなどトレーナーの方の活躍が目立っていますがどうですか
土本「これもアンガスさんのおかげですね。アンガスさんが来てから多方面に力を入れてくれて練習環境はだいぶ整っています」
安部「OBの方もいろいろと協力して下さっているみたいで期待の大きさを感じますね」
土本「シーズンいい形で終われたのもいろいろな方のおかげだと思っています」
―個人的に成し遂げたいことはありますか
土本「自分がファーストジャージーを着て、それでチームの勝利のためにプレーすることが一番の目標ですね」
安部「全く一緒です。まずはファーストジャージーを着てからです」
土本「今後こんなにも真剣にラグビーに取り組むことはないと思うので、あと半年はこのことだけのために頑張りたいなと思います」
―ラストイヤーにかける意気込みをお願いします
土本「10年目のラグビーをいい形で終わらせることができたらなと思っていて、中学も高校もいい形で終われなかったので、悔いの残らない終わり方をしたいなと思います」
安部「僕も後悔したくないので、下級生のライバルもたくさんいますけどプライドを持って取り組みたいなと思います。そしてファーストジャージー着たいなと思います」

■土本佳正(つちもと・よしまさ)/名古屋高/社4/175㌢・76㌔/ボーリング
■安部都兼(あべ・つかさ)/甲南高/経4/173㌢・78㌔/ボーリング
4年生特集企画 第8回 公文千浩×里深優太
投稿日時:2012/08/09(木) 15:56
第8回のテーマは「集大成へ」。最終学年を迎えた二人のそれぞれの思いに迫った。

―ラグビーを始めたきっかけを教えてください
里深「小学1年の時、親に無理やりラグビースクールに連れて行かれてです。幼稚園に通っている頃から小学生になったらラグビーをやるように言われていました。父が昔ラグビーをやっていて、母もラグビーが好きだったのでとりあえず行けって(笑)。小学生の時は友達と野球をするのが好きでしたね。中学では野球部に入りたいという思いがあって母も『ラグビーやめてもいいよ』っていうことは言ってくれていたんですが、周りがラグビー続けるんやろっていう感じで。結局ラグビーを続けることにしました」
公文「父親がラグビーをやっていたので、小学1年の時に始めました。スクールチームで近くの高校のグラウンドを借りてやっていました」
―ポジションはどこですか
里深「今はFBですね。大学1、2年の頃はCTBだったんですけど、プレーの幅を広げたいと思って昨年からFBを始めました。でも昨年5月にけがをしてしまい、シーズン終了まで全然プレーができなくて、今年に入ってからも春にけがしてしまって。だから正直FBは最近始めたって感じですね」
公文「大学からWTBをやっています。それまではCTBだったんですけど、やってみようと思って」
―始めたばかりとのことですが目指しているFBのスタイルのようなものはありますか
里深「最後のとりでとして自分の後ろには相手に行かせないように絶対自分で止める、そんなFBを目指したいです」
―WTBの面白さはどんなところですか
公文「点が取れるところとかたくさんボールを持って走れるところですかね」
―どんなところでアピールをしていきたいですか
里深「得意なのはキックですね。関学のラグビー部で利き足が左なのは数少ないので、それを生かして陣地を広げてチームに勢いを付けたいですね」
公文「一人で持って行くのは不得意なので誰かが行った後のサポートですかね」

―高校時代の思い出を教えてください
里深「僕が入学した年にラグビー部ができたので1年から試合に出ていたんですけど、相手は上級生とかで100点差付けられて負けたりして本当に悔しい思いをたくさんしたんです。だけど3年の時、1年の時の花園予選で0―102で負けた相手に、30―24で勝って花園出場を決めて。それが一番うれしかったですね」
公文「僕は高校1年と3年の時に全国大会に出られたことです」
―高校時代の練習は厳しかったですか
里深「練習はかなりきつかったですね。1年生の時から花園を狙っていたっていうのもあるし、自分たちよりも体が強い年上を相手にすることが多かったのでウェイトも走り込みもガンガンしていました」
―関学に入学を決めたのはなぜですか
里深「僕が高校生の頃関学はそれほど強くはなかったんですけど、試合を見ていると『これから関学強くなるな』っていうのを感じました。それに僕の上の代から徐々に強豪校から関学へっていう人が出てきていたので。なんとなく関学に憧れもありましたね」
公文「指定校推薦があったっていうのと、自主性が重んじられているところがいいなと思って決めました」
―大学で印象に残っていることやうれしかったことは
里深「大学1年の時、リーグ戦(対天理大)で勝って関西制覇をした瞬間にグラウンドに立たせてもらっていたことです。うれしかったです」
公文「同期に恵まれたってことですかね。他の学年じゃなくてこの学年でできたことがうれしいです
―逆に悔しかったことはありますか
里深「大学2年の時の選手権大会(対早大)でベンチ入りもできずにスタンドから見ることしかできなかったことです」
公文「夏合宿の時に上の試合に出る機会があったんですが、体が小さかったので体重設定を課されていてクリアできずにチャンスを逃して。それは悔しかったです」

―春シーズンを振り返っていかがですか
公文「チームの環境が変わった中でそこそこ対応できて頑張れたなと思います」
―里深さんはけがをされていたと思いますが春シーズンを振り返っていかがですか
里深「ほんとにけがで何にもできていなくて…。つらかったというか。昨年一年をけがで棒に振って、やっと復帰できたと思ったらまたけが。春はできることをやろうと思ってずっとリハビリしていました。8月最初に復帰できそうなので、シーズンはまだ始まったばかりですしこれから頑張りたいです」
―これから取り組んでいきたいと思うことを教えてください
里深「今年けがから復帰してから、Aチームで出るってことを頭においてやりすぎたせいで変に気負いしてしまい、またけがした時はすごく落ち込んでしまって。今回復帰してからは一日一日、一試合一試合を悔いなく全力で取り組むようにしていきたいと思います」
公文「チームの方針でフィットネスに取り組んでいるんですが、一番は無理でも上位に食い込もうと思ってやっています。苦しい時にもうひと頑張りできる心、折れない心が大事になってくると思うので、日頃の心構えでしっかり鍛えていきたいです。それからあと一歩踏み出せる選手になれたらなと」
―最終学年を迎えて気持ちに変化は
里深「後輩に見本を見せないと、という思いはあります。どんなけがをしていても自分はAで出るっていう諦めない気持ちを持ち続け、その姿勢を見せることで後輩たちに何かを感じ取ってもらえるかなと」
公文「僕はラスト一年は死に物狂いで、とにかく本気でいこうと思っています」
―個人的に今年成し遂げたいことはありますか
里深「日本一の瞬間にグラウンドで活躍していたいです」
公文「チームの目標が日本一なんですが僕自身も日本一のチームの一員としてやっていきたいっていうのと、やっぱりピッチ上で自分の力で日本一をつかみたいという野心をもっています」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
里深「数少ない日しか残っていないので、一日一日を楽しんで、感謝の気持ちを忘れずに取り組んでいきたいです」
公文「悔いを残さず何事もやりきりたいと思っています。結果はどうあれ終わった時に感動で泣けるくらいやりきりたいですね」
■里深優太(さとふか・ゆうた)/光泉高/教4/172㌢・80㌔/ビリヤード
■公文千浩(くもん・ちひろ)/長崎北高/社4/170㌢・69㌔/テレビゲーム

―ラグビーを始めたきっかけを教えてください
里深「小学1年の時、親に無理やりラグビースクールに連れて行かれてです。幼稚園に通っている頃から小学生になったらラグビーをやるように言われていました。父が昔ラグビーをやっていて、母もラグビーが好きだったのでとりあえず行けって(笑)。小学生の時は友達と野球をするのが好きでしたね。中学では野球部に入りたいという思いがあって母も『ラグビーやめてもいいよ』っていうことは言ってくれていたんですが、周りがラグビー続けるんやろっていう感じで。結局ラグビーを続けることにしました」
公文「父親がラグビーをやっていたので、小学1年の時に始めました。スクールチームで近くの高校のグラウンドを借りてやっていました」
―ポジションはどこですか
里深「今はFBですね。大学1、2年の頃はCTBだったんですけど、プレーの幅を広げたいと思って昨年からFBを始めました。でも昨年5月にけがをしてしまい、シーズン終了まで全然プレーができなくて、今年に入ってからも春にけがしてしまって。だから正直FBは最近始めたって感じですね」
公文「大学からWTBをやっています。それまではCTBだったんですけど、やってみようと思って」
―始めたばかりとのことですが目指しているFBのスタイルのようなものはありますか
里深「最後のとりでとして自分の後ろには相手に行かせないように絶対自分で止める、そんなFBを目指したいです」
―WTBの面白さはどんなところですか
公文「点が取れるところとかたくさんボールを持って走れるところですかね」
―どんなところでアピールをしていきたいですか
里深「得意なのはキックですね。関学のラグビー部で利き足が左なのは数少ないので、それを生かして陣地を広げてチームに勢いを付けたいですね」
公文「一人で持って行くのは不得意なので誰かが行った後のサポートですかね」

―高校時代の思い出を教えてください
里深「僕が入学した年にラグビー部ができたので1年から試合に出ていたんですけど、相手は上級生とかで100点差付けられて負けたりして本当に悔しい思いをたくさんしたんです。だけど3年の時、1年の時の花園予選で0―102で負けた相手に、30―24で勝って花園出場を決めて。それが一番うれしかったですね」
公文「僕は高校1年と3年の時に全国大会に出られたことです」
―高校時代の練習は厳しかったですか
里深「練習はかなりきつかったですね。1年生の時から花園を狙っていたっていうのもあるし、自分たちよりも体が強い年上を相手にすることが多かったのでウェイトも走り込みもガンガンしていました」
―関学に入学を決めたのはなぜですか
里深「僕が高校生の頃関学はそれほど強くはなかったんですけど、試合を見ていると『これから関学強くなるな』っていうのを感じました。それに僕の上の代から徐々に強豪校から関学へっていう人が出てきていたので。なんとなく関学に憧れもありましたね」
公文「指定校推薦があったっていうのと、自主性が重んじられているところがいいなと思って決めました」
―大学で印象に残っていることやうれしかったことは
里深「大学1年の時、リーグ戦(対天理大)で勝って関西制覇をした瞬間にグラウンドに立たせてもらっていたことです。うれしかったです」
公文「同期に恵まれたってことですかね。他の学年じゃなくてこの学年でできたことがうれしいです
―逆に悔しかったことはありますか
里深「大学2年の時の選手権大会(対早大)でベンチ入りもできずにスタンドから見ることしかできなかったことです」
公文「夏合宿の時に上の試合に出る機会があったんですが、体が小さかったので体重設定を課されていてクリアできずにチャンスを逃して。それは悔しかったです」

―春シーズンを振り返っていかがですか
公文「チームの環境が変わった中でそこそこ対応できて頑張れたなと思います」
―里深さんはけがをされていたと思いますが春シーズンを振り返っていかがですか
里深「ほんとにけがで何にもできていなくて…。つらかったというか。昨年一年をけがで棒に振って、やっと復帰できたと思ったらまたけが。春はできることをやろうと思ってずっとリハビリしていました。8月最初に復帰できそうなので、シーズンはまだ始まったばかりですしこれから頑張りたいです」
―これから取り組んでいきたいと思うことを教えてください
里深「今年けがから復帰してから、Aチームで出るってことを頭においてやりすぎたせいで変に気負いしてしまい、またけがした時はすごく落ち込んでしまって。今回復帰してからは一日一日、一試合一試合を悔いなく全力で取り組むようにしていきたいと思います」
公文「チームの方針でフィットネスに取り組んでいるんですが、一番は無理でも上位に食い込もうと思ってやっています。苦しい時にもうひと頑張りできる心、折れない心が大事になってくると思うので、日頃の心構えでしっかり鍛えていきたいです。それからあと一歩踏み出せる選手になれたらなと」
―最終学年を迎えて気持ちに変化は
里深「後輩に見本を見せないと、という思いはあります。どんなけがをしていても自分はAで出るっていう諦めない気持ちを持ち続け、その姿勢を見せることで後輩たちに何かを感じ取ってもらえるかなと」
公文「僕はラスト一年は死に物狂いで、とにかく本気でいこうと思っています」
―個人的に今年成し遂げたいことはありますか
里深「日本一の瞬間にグラウンドで活躍していたいです」
公文「チームの目標が日本一なんですが僕自身も日本一のチームの一員としてやっていきたいっていうのと、やっぱりピッチ上で自分の力で日本一をつかみたいという野心をもっています」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
里深「数少ない日しか残っていないので、一日一日を楽しんで、感謝の気持ちを忘れずに取り組んでいきたいです」
公文「悔いを残さず何事もやりきりたいと思っています。結果はどうあれ終わった時に感動で泣けるくらいやりきりたいですね」
■里深優太(さとふか・ゆうた)/光泉高/教4/172㌢・80㌔/ビリヤード
■公文千浩(くもん・ちひろ)/長崎北高/社4/170㌢・69㌔/テレビゲーム
4年生特集企画 第7回 浅野真貴×植田隼人
投稿日時:2012/08/07(火) 17:29
第7回のテーマは「高みを目指して」。小学生の時に出会い同じ大学に進学することとなった二人。Aチームを目指して取り組む二人にお話を伺った。

―小倉高校出身のお二人ですが、知り合ったのは高校の頃ですか
浅野「ラグビースクールが一緒だったんです。僕は小学5年の時から通い出して…」
植田「僕は小学1年からラグビーを始めていたので、小学5年の時からの付き合いになります」
―お互いの当時の印象は
浅野「正直あんまり仲は良くなかったよね?」
植田「そうっすね…」
浅野「高校一緒やったんで話すようになりました」
植田「スクール時代はそんなに仲良くなかったですね。高校に入ってからは同じクラスだったりもしたので話すようになりました」
―高校時代の思い出深い出来事は
浅野「高校2年の時の花園予選ですね。東(東福岡高)に6点差で負けはしたんですけど、リザーブから途中出場だったとはいえ出たのが初めてだったのでうれしかったです」
植田「試合だったら僕もその試合ですね。ラグビーしてきた中で一番かな」
―福岡といえば東。そんな印象があるのですが因縁深い相手ですか
植田「そうですね。東に勝ってなんぼってところはあります。高校2年の時の試合はやっぱり印象深いです」

―少し話は変わりますがラグビーを始めたきっかけを教えてください
植田「小学1年の時に母親と一緒に見学程度にラグビースクールに行った時に体験をしてみたら楽しくて。そこからずっと続けています」
浅野「僕は同志社大で5番で試合に出ている富田くんに誘われて小学5年から始めました」
―入学前の関学のイメージは
浅野「僕が入る前の年に関西優勝、選手権大会でも法政大に勝ったらベスト4ってところまできていて、これから強くなるチームだと思いました」
植田「入学前は関学についてあんまり知らなくて。もともと大学ではガチガチでラグビーをやろうと思っていなかったんですが、実際に入ってみたら意識が高い人も多くてやりがいを感じましたね」
―今のポジションはいつから
植田「高校3年の時に右肩脱臼で手術を受けて、それまでは1番だったんですけど大学からは3番です。組み方が違ったりして苦労しましたね」
浅野「僕は高校1年からFLですね。ナンバー8もやったりしますけど」
―自分のアピールポイントはどんなところだと思いますか
植田「同じポジションの中ではスタミナはある方だと思うので、試合の中で動いていくところとかですかね」
浅野「足腰の強さです」
―大学に入ってうれしかったことと悔しかったことを教えてください
浅野「仲間に恵まれているということです。同期も上も下も。そこは良かったですね」
植田「高校の終わりからけがが続いていてチームで練習をする時間が短い時期もあったりしたので悔いは残っています。高校時代はレギュラーを張って試合に出ていたんですが大学では争う相手もたくさんいて、幸田(雄浩=経4)とかはずっとAチームで出ているので悔しいなって思いもあります。うれしかったことは昨年や一昨年にジュニアリーグで試合に出て優勝したことです」

―最終学年を迎えて気持ちに変化は
植田「やっぱり4年生パワーといいますか…意識はやっぱり変わりますね」
浅野「どのチームにいても引っ張らないといけない立場なんで」
植田「でもやっぱり充実しているというか…1、2、3年の頃に比べると充実してない?」
浅野「そうやな!」
植田「しんどいんですけどそれでもやりがいはあるなって思います」
―春シーズンを振り返っていかがですか
浅野「下のチームで出ることが多かったんですが、上は1敗しかしていなかったんですけど下のチームは結構負け試合も多くて…。勝ってもディフェンス主体のチームなのにもかかわらず点も取られたりしたので悔いは残ります」
植田「個人的には今年の目標がAチームに絡むってことだったんですが、春はAチームには1、2試合リザーブを含めてですけど入ることができて良かったです。今はちょっとけがをしてしまっているんですが合宿からどんどんやっていって上のチームでまた出ることを目標にしています」
―個人的に今年成し遂げたいことを教えてください
浅野「下のチームでの出場しかなかったので上のチームで出場したいですね」
植田「やっぱり今年はAチームに絡むっていうことですね。切磋琢磨(せっさたくま)しあってAでできたらなと思います」
―最後にラストシーズンにかける意気込みをお願いします
植田「チームとして日本一に向けてのベクトルをぶらさず、4年生が中心となって全員で目標に向かっていきたいと思います」
浅野「日本一という目標に向かって4年生がどんどん引っ張っていって、チーム全体が同じ目標に向かって頑張りたいです」

■浅野真貴(あさの・まさたか)/167㌢・83㌔/人4/小倉高/ツーリング
■植田隼人(うえだ・はやと)/177㌢・100㌔/社4/小倉高/ダーツ

―小倉高校出身のお二人ですが、知り合ったのは高校の頃ですか
浅野「ラグビースクールが一緒だったんです。僕は小学5年の時から通い出して…」
植田「僕は小学1年からラグビーを始めていたので、小学5年の時からの付き合いになります」
―お互いの当時の印象は
浅野「正直あんまり仲は良くなかったよね?」
植田「そうっすね…」
浅野「高校一緒やったんで話すようになりました」
植田「スクール時代はそんなに仲良くなかったですね。高校に入ってからは同じクラスだったりもしたので話すようになりました」
―高校時代の思い出深い出来事は
浅野「高校2年の時の花園予選ですね。東(東福岡高)に6点差で負けはしたんですけど、リザーブから途中出場だったとはいえ出たのが初めてだったのでうれしかったです」
植田「試合だったら僕もその試合ですね。ラグビーしてきた中で一番かな」
―福岡といえば東。そんな印象があるのですが因縁深い相手ですか
植田「そうですね。東に勝ってなんぼってところはあります。高校2年の時の試合はやっぱり印象深いです」

―少し話は変わりますがラグビーを始めたきっかけを教えてください
植田「小学1年の時に母親と一緒に見学程度にラグビースクールに行った時に体験をしてみたら楽しくて。そこからずっと続けています」
浅野「僕は同志社大で5番で試合に出ている富田くんに誘われて小学5年から始めました」
―入学前の関学のイメージは
浅野「僕が入る前の年に関西優勝、選手権大会でも法政大に勝ったらベスト4ってところまできていて、これから強くなるチームだと思いました」
植田「入学前は関学についてあんまり知らなくて。もともと大学ではガチガチでラグビーをやろうと思っていなかったんですが、実際に入ってみたら意識が高い人も多くてやりがいを感じましたね」
―今のポジションはいつから
植田「高校3年の時に右肩脱臼で手術を受けて、それまでは1番だったんですけど大学からは3番です。組み方が違ったりして苦労しましたね」
浅野「僕は高校1年からFLですね。ナンバー8もやったりしますけど」
―自分のアピールポイントはどんなところだと思いますか
植田「同じポジションの中ではスタミナはある方だと思うので、試合の中で動いていくところとかですかね」
浅野「足腰の強さです」
―大学に入ってうれしかったことと悔しかったことを教えてください
浅野「仲間に恵まれているということです。同期も上も下も。そこは良かったですね」
植田「高校の終わりからけがが続いていてチームで練習をする時間が短い時期もあったりしたので悔いは残っています。高校時代はレギュラーを張って試合に出ていたんですが大学では争う相手もたくさんいて、幸田(雄浩=経4)とかはずっとAチームで出ているので悔しいなって思いもあります。うれしかったことは昨年や一昨年にジュニアリーグで試合に出て優勝したことです」

―最終学年を迎えて気持ちに変化は
植田「やっぱり4年生パワーといいますか…意識はやっぱり変わりますね」
浅野「どのチームにいても引っ張らないといけない立場なんで」
植田「でもやっぱり充実しているというか…1、2、3年の頃に比べると充実してない?」
浅野「そうやな!」
植田「しんどいんですけどそれでもやりがいはあるなって思います」
―春シーズンを振り返っていかがですか
浅野「下のチームで出ることが多かったんですが、上は1敗しかしていなかったんですけど下のチームは結構負け試合も多くて…。勝ってもディフェンス主体のチームなのにもかかわらず点も取られたりしたので悔いは残ります」
植田「個人的には今年の目標がAチームに絡むってことだったんですが、春はAチームには1、2試合リザーブを含めてですけど入ることができて良かったです。今はちょっとけがをしてしまっているんですが合宿からどんどんやっていって上のチームでまた出ることを目標にしています」
―個人的に今年成し遂げたいことを教えてください
浅野「下のチームでの出場しかなかったので上のチームで出場したいですね」
植田「やっぱり今年はAチームに絡むっていうことですね。切磋琢磨(せっさたくま)しあってAでできたらなと思います」
―最後にラストシーズンにかける意気込みをお願いします
植田「チームとして日本一に向けてのベクトルをぶらさず、4年生が中心となって全員で目標に向かっていきたいと思います」
浅野「日本一という目標に向かって4年生がどんどん引っ張っていって、チーム全体が同じ目標に向かって頑張りたいです」

■浅野真貴(あさの・まさたか)/167㌢・83㌔/人4/小倉高/ツーリング
■植田隼人(うえだ・はやと)/177㌢・100㌔/社4/小倉高/ダーツ
4年生特集企画 第6回 重田翔大×古川昌伸
投稿日時:2012/08/03(金) 17:08
第6回のテーマは「同郷の仲間」。学校は違えど地元大阪でともに中学時代から切磋琢磨しあってきた仲間。集大成を迎えた彼らの心境とは。

―同じLOのポジションのお二人ですがいつからされていますか
古川「僕は中学からです。小学校の時はLOというポジションがなかったので」
重田「大学3年になると同時に。それまではずっとナンバー8でした」
―LOの面白さは
重田「FWの中では一番しんどいポジションだと思っていて、ディフェンスでもフィールドプレーを頑張ればいつでも主役になれるところだと思います」
古川「目立たないポジションだとは思うんですが、一番大きなポジションなので、体の大きな相手選手を倒したら勝てるぞって思っています」
―LOの見せ場はどんなところですか
古川「試合開始の一番大事なキックオフです。そこでちゃんとボールを取らないと、流れが悪くなっていくので…」
重田「補足になるんですがラインアウトでも、相手のボールを取って、自分のボールを取られないというところだと思います」
―得意なプレーは
古川「僕は突破とまではいかないですけど、トライにつながるオフロードパスです」
重田「僕はボールを持った時の激しいプレーですね」
―参考にしている選手は
重田「トップリーグはあまり見ないんですけど2年生の竹村(俊太=人2)は高校の後輩でもあるんですが、監督からも評価されていますし見習う点もたくさんあります。高校で入ってきた時は、かなり細身でした。大学に入ってからも高校にはちょくちょく行ってたんですけど、日に日に成長していったので、すごい選手だと思いました」
古川「見習う選手というとあれなんですが、父ですね。ポジションはナンバー8だったんですが、大学でもしていて影響は大きいです」
―ラグビーを始めたきっかけは
重田「中学1年でラグビー部があったんで入ったのですが、兄がもともとラグビーを始めていて、小学校から身長が高く、で兄の友人からも誘われたので始めました」
古川「僕は小学3年からです。父もそうなんですが、兄もラグビーをしていて、ラグビースクールに通ってみないか、ということで始めました。ほんとは野球のほうが好きだったんですけどね。野球はチームに入ったわけではなかったですがクラスの子たちとラグビーよりやってました(笑)」

―お二人とも大阪出身ということですが、いつから面識があるのですか
古川「中学3年の時…?」
重田「中学3年やな。選抜の一次選考の時くらいからは知ってましたね」
古川「僕はあまり周りの人としゃべらなかったんで…」
重田「僕その時は選抜のキャプテンやらせてもらってて、一応全員の名前を覚えていました。当時僕は身長は高かったのですが体は細くて、じょーじ(古川)はその時から体もでかかったのでインパクトはありました」
古川「選抜の時僕は出れたんですが重田がけがをしてしまって…」
重田「中学の時僕は結構積極的に話しかけてて知ってましたし、東海大仰星の時も目を合わせようと見てても全然こっち向いてくれなかったり…。ほんま気まずかったですね」
古川「僕はどっちから話しかけるのかなと…」
重田「でも目も合わせてくれなかったら話しかけれんよ」
古川「どうしていいか分からんかったけど意識はしてたよ」
重田「絶対意識してなかったやろ(笑)」
―高校時代の対戦は
重田「2年の春の近畿大会でやらしてもらって。出てたやんな?」
古川「出てたよ」
重田「その時は勝たせてもらいました(笑)」
―高校時代印象に残っている試合は
古川「東海大仰星に負けた時です」
重田「花園の時のやつやんな?あの時僕らは春で負けちゃってて、どこか強いところとやらないかん時で、僕はけがで出れなかったんですけど」
古川「その時ですね。それで負けて、最後の試合になったので」
重田「そこで引退?」
古川「引退ですね」
重田「出てはいなかった僕もその試合は印象的でしたね。スタンドで応援だったんですけど、ほんまに気持ちでは絶対勝つって思ってて、最後まで競った試合で、ディフェンスで最後防ぎきって勝った時、選手のみんなが走って来てくれたのが印象的でした」
―仰星の選手が今の関学には多いですが
重田「松延(泰樹=商4)とは選抜も一緒で、小学校から知ってるんですよ」
古川「僕はあんまり記憶にないですね」
重田「東海大仰星だけじゃなく、高校の時に試合で会ってたやつが関学に集まってるので地元って感じはしますね」
―大学はどうして関学に
重田「東海大に行こうかとも思ったんですが、関西でやりたいなって思いもあったので第二希望を関学にしてて。その時緑川さん(昌樹=商卒)が東海大仰星卒で関学でやってたのでいろんな話を聞いたりして。強くなってくると聞いていたのでその中でやりたいと思いました」
古川「監督には関東の大学に行けと言われていたんですが、関東は強いって分かりきっていたので、関西の強いチームに残って、関東の強豪を倒したい。と監督に相談した結果、前のキャプテンの新里さん(涼=社卒)もいらしたので、関学に決めました」
―入る前と後で関学のイメージは
古川「入る前は結構自主性と言われていて、入った時はそんなしんどくなかったんですけど、最近は年を増すごとに厳しくなっています」
重田「僕は思ってた感じだったんですけど、やってる中でもっと強くなれるのにという思いがあって変えていきたいなって思ってました。最近は僕らが1年生で入った時よりは充実してるんじゃないですかね」

―大学で印象に残っている試合は
古川「僕は2年生の時の春シーズンの同大戦です。Aチームで試合に出してもらってたんですけど、前十字靭帯を切って挫折を味わいました。復帰までに半年くらいだったんですけど、体重を増やしすぎて…。足をけがした状態で体重を増やしすぎたので、また肉離れして復帰の時期がかなり遅れてしまいました」
重田「僕は3年の春の花園でやった慶大戦です。高校は強豪校だったんですけど、花園の第一グラウンドで試合をしたことなくて。初めてそこでやったんですけど、ファーストジャージーを着て、すごくいい芝で、歓声もすごくて、80分が全然しんどいと思わなくて、ほんとに印象的な試合でした。結果としても勝てたし、タックルもうまく決まったですしね」
古川「僕は一年前の慶大戦です。慶応までいって、初めてファーストジャージーを着て試合して。そこで悪いプレーをして緑川さんに怒られたりしたんですけど、いいプレーもして褒めてもらえましたし、いい意味でも悪い意味でも印象に残っています」
―この春シーズンを振り返ってどうですか
重田「しんどかったですね(笑)。しんどい中でも周りがみんな頑張っているので、自分も頑張らないとと思って、なんとかやってこれましたね」
古川「この春ウエイトリーダーになって、今までは(ウエイトトレーニングに)行っていればいいやと思ってたんですけど150人近い部員を束ねて、ウエイトの管理をするっていうのは、口で言うよりもずっと難しくて大変でした。でも言ったらやってくれる人はいっぱいいるんでそこはよかったです。少人数ですが何度言ってもやらない奴もいるんで、こっぴどく言う覚悟はしましたね。そのためにも自分もかなりやりました。数値が上がらないと何も言えないですし、そう言った面でのプレッシャーはありました。今は強制的にやらせているんですが、自由にやらせてほしいという意見もあって、そうしたいのは山々なんですけど、ちゃんとやらんやつもおって…。そういうのを自由にやれたらいいですね。縛られずにしっかりみんながやるっていう意識付けをしていきたいですね」
―ちなみに今ベンチプレスの数値は
古川「今は140㌔くらいです」
―4年目を迎えて気持ちの変化は
重田「まあしんどくなるっていうのは知ってたから、4年生がしんどいとか顔に出さないとかは覚悟していました。春シーズン終わってできてたかな、できてなかったかなという思いはあるんですが、覚悟はしてました」
古川「1、2、3年生では上がいるからと甘えがかなりあったと思うんですけど、やっぱり4年生になったら、関学の顔、体育会の顔になるから、自分から率先して何事もやらなきゃならない。まあ…覚悟ですかね」
―個人的な今年の目標はありますか
重田「昨年も僕はリーグ戦とかでも出させてもらったんですけど、今年は竹村とか徳永(祥尭=商2)とかジャパンに選ばれているすごい選手いますし、その中でレギュラーになるということは昨年より絶対に難しいと思います。でもその中でスターティングメンバーに入って出るということは達成したいです」
古川「去年も僕はリザーブで出ていたんですけど、今の段階からしても自分が段々(下の)チームに落ちていってしまっているので、そこを粘り強く残りたいですね。竹村も重田もいると思うんですけど、抜いていかないといい試合には出られないと思うのでそこは頑張っていきたいです」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
重田「最初にFWリーダーという役職をもらっているんですが藤原や安田に頼っている部分があって、特にFWリーダーらしいことはできてないですけど、やっぱり試合に出てチームを勝利に導くことがなによりだと思っているので、リーグ戦であったり、ジャージーを着て試合に出るときは、チームのために、後輩のために戦って最後は大学選手権で優勝したいです」
古川「ほんまにやってきた4年間で最後になるので、国立に出ることは最終目標ではないですけど、それに向かって全力で戦っていきたいです」

■重田翔大(しげた・しょうた)/東海大仰星高/人4/180㌢・90㌔/釣り
■古川昌伸(ふるかわ・まさのぶ)/常翔学園高/社4/180㌢・98㌔/ボーリング

―同じLOのポジションのお二人ですがいつからされていますか
古川「僕は中学からです。小学校の時はLOというポジションがなかったので」
重田「大学3年になると同時に。それまではずっとナンバー8でした」
―LOの面白さは
重田「FWの中では一番しんどいポジションだと思っていて、ディフェンスでもフィールドプレーを頑張ればいつでも主役になれるところだと思います」
古川「目立たないポジションだとは思うんですが、一番大きなポジションなので、体の大きな相手選手を倒したら勝てるぞって思っています」
―LOの見せ場はどんなところですか
古川「試合開始の一番大事なキックオフです。そこでちゃんとボールを取らないと、流れが悪くなっていくので…」
重田「補足になるんですがラインアウトでも、相手のボールを取って、自分のボールを取られないというところだと思います」
―得意なプレーは
古川「僕は突破とまではいかないですけど、トライにつながるオフロードパスです」
重田「僕はボールを持った時の激しいプレーですね」
―参考にしている選手は
重田「トップリーグはあまり見ないんですけど2年生の竹村(俊太=人2)は高校の後輩でもあるんですが、監督からも評価されていますし見習う点もたくさんあります。高校で入ってきた時は、かなり細身でした。大学に入ってからも高校にはちょくちょく行ってたんですけど、日に日に成長していったので、すごい選手だと思いました」
古川「見習う選手というとあれなんですが、父ですね。ポジションはナンバー8だったんですが、大学でもしていて影響は大きいです」
―ラグビーを始めたきっかけは
重田「中学1年でラグビー部があったんで入ったのですが、兄がもともとラグビーを始めていて、小学校から身長が高く、で兄の友人からも誘われたので始めました」
古川「僕は小学3年からです。父もそうなんですが、兄もラグビーをしていて、ラグビースクールに通ってみないか、ということで始めました。ほんとは野球のほうが好きだったんですけどね。野球はチームに入ったわけではなかったですがクラスの子たちとラグビーよりやってました(笑)」

―お二人とも大阪出身ということですが、いつから面識があるのですか
古川「中学3年の時…?」
重田「中学3年やな。選抜の一次選考の時くらいからは知ってましたね」
古川「僕はあまり周りの人としゃべらなかったんで…」
重田「僕その時は選抜のキャプテンやらせてもらってて、一応全員の名前を覚えていました。当時僕は身長は高かったのですが体は細くて、じょーじ(古川)はその時から体もでかかったのでインパクトはありました」
古川「選抜の時僕は出れたんですが重田がけがをしてしまって…」
重田「中学の時僕は結構積極的に話しかけてて知ってましたし、東海大仰星の時も目を合わせようと見てても全然こっち向いてくれなかったり…。ほんま気まずかったですね」
古川「僕はどっちから話しかけるのかなと…」
重田「でも目も合わせてくれなかったら話しかけれんよ」
古川「どうしていいか分からんかったけど意識はしてたよ」
重田「絶対意識してなかったやろ(笑)」
―高校時代の対戦は
重田「2年の春の近畿大会でやらしてもらって。出てたやんな?」
古川「出てたよ」
重田「その時は勝たせてもらいました(笑)」
―高校時代印象に残っている試合は
古川「東海大仰星に負けた時です」
重田「花園の時のやつやんな?あの時僕らは春で負けちゃってて、どこか強いところとやらないかん時で、僕はけがで出れなかったんですけど」
古川「その時ですね。それで負けて、最後の試合になったので」
重田「そこで引退?」
古川「引退ですね」
重田「出てはいなかった僕もその試合は印象的でしたね。スタンドで応援だったんですけど、ほんまに気持ちでは絶対勝つって思ってて、最後まで競った試合で、ディフェンスで最後防ぎきって勝った時、選手のみんなが走って来てくれたのが印象的でした」
―仰星の選手が今の関学には多いですが
重田「松延(泰樹=商4)とは選抜も一緒で、小学校から知ってるんですよ」
古川「僕はあんまり記憶にないですね」
重田「東海大仰星だけじゃなく、高校の時に試合で会ってたやつが関学に集まってるので地元って感じはしますね」
―大学はどうして関学に
重田「東海大に行こうかとも思ったんですが、関西でやりたいなって思いもあったので第二希望を関学にしてて。その時緑川さん(昌樹=商卒)が東海大仰星卒で関学でやってたのでいろんな話を聞いたりして。強くなってくると聞いていたのでその中でやりたいと思いました」
古川「監督には関東の大学に行けと言われていたんですが、関東は強いって分かりきっていたので、関西の強いチームに残って、関東の強豪を倒したい。と監督に相談した結果、前のキャプテンの新里さん(涼=社卒)もいらしたので、関学に決めました」
―入る前と後で関学のイメージは
古川「入る前は結構自主性と言われていて、入った時はそんなしんどくなかったんですけど、最近は年を増すごとに厳しくなっています」
重田「僕は思ってた感じだったんですけど、やってる中でもっと強くなれるのにという思いがあって変えていきたいなって思ってました。最近は僕らが1年生で入った時よりは充実してるんじゃないですかね」

―大学で印象に残っている試合は
古川「僕は2年生の時の春シーズンの同大戦です。Aチームで試合に出してもらってたんですけど、前十字靭帯を切って挫折を味わいました。復帰までに半年くらいだったんですけど、体重を増やしすぎて…。足をけがした状態で体重を増やしすぎたので、また肉離れして復帰の時期がかなり遅れてしまいました」
重田「僕は3年の春の花園でやった慶大戦です。高校は強豪校だったんですけど、花園の第一グラウンドで試合をしたことなくて。初めてそこでやったんですけど、ファーストジャージーを着て、すごくいい芝で、歓声もすごくて、80分が全然しんどいと思わなくて、ほんとに印象的な試合でした。結果としても勝てたし、タックルもうまく決まったですしね」
古川「僕は一年前の慶大戦です。慶応までいって、初めてファーストジャージーを着て試合して。そこで悪いプレーをして緑川さんに怒られたりしたんですけど、いいプレーもして褒めてもらえましたし、いい意味でも悪い意味でも印象に残っています」
―この春シーズンを振り返ってどうですか
重田「しんどかったですね(笑)。しんどい中でも周りがみんな頑張っているので、自分も頑張らないとと思って、なんとかやってこれましたね」
古川「この春ウエイトリーダーになって、今までは(ウエイトトレーニングに)行っていればいいやと思ってたんですけど150人近い部員を束ねて、ウエイトの管理をするっていうのは、口で言うよりもずっと難しくて大変でした。でも言ったらやってくれる人はいっぱいいるんでそこはよかったです。少人数ですが何度言ってもやらない奴もいるんで、こっぴどく言う覚悟はしましたね。そのためにも自分もかなりやりました。数値が上がらないと何も言えないですし、そう言った面でのプレッシャーはありました。今は強制的にやらせているんですが、自由にやらせてほしいという意見もあって、そうしたいのは山々なんですけど、ちゃんとやらんやつもおって…。そういうのを自由にやれたらいいですね。縛られずにしっかりみんながやるっていう意識付けをしていきたいですね」
―ちなみに今ベンチプレスの数値は
古川「今は140㌔くらいです」
―4年目を迎えて気持ちの変化は
重田「まあしんどくなるっていうのは知ってたから、4年生がしんどいとか顔に出さないとかは覚悟していました。春シーズン終わってできてたかな、できてなかったかなという思いはあるんですが、覚悟はしてました」
古川「1、2、3年生では上がいるからと甘えがかなりあったと思うんですけど、やっぱり4年生になったら、関学の顔、体育会の顔になるから、自分から率先して何事もやらなきゃならない。まあ…覚悟ですかね」
―個人的な今年の目標はありますか
重田「昨年も僕はリーグ戦とかでも出させてもらったんですけど、今年は竹村とか徳永(祥尭=商2)とかジャパンに選ばれているすごい選手いますし、その中でレギュラーになるということは昨年より絶対に難しいと思います。でもその中でスターティングメンバーに入って出るということは達成したいです」
古川「去年も僕はリザーブで出ていたんですけど、今の段階からしても自分が段々(下の)チームに落ちていってしまっているので、そこを粘り強く残りたいですね。竹村も重田もいると思うんですけど、抜いていかないといい試合には出られないと思うのでそこは頑張っていきたいです」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
重田「最初にFWリーダーという役職をもらっているんですが藤原や安田に頼っている部分があって、特にFWリーダーらしいことはできてないですけど、やっぱり試合に出てチームを勝利に導くことがなによりだと思っているので、リーグ戦であったり、ジャージーを着て試合に出るときは、チームのために、後輩のために戦って最後は大学選手権で優勝したいです」
古川「ほんまにやってきた4年間で最後になるので、国立に出ることは最終目標ではないですけど、それに向かって全力で戦っていきたいです」

■重田翔大(しげた・しょうた)/東海大仰星高/人4/180㌢・90㌔/釣り
■古川昌伸(ふるかわ・まさのぶ)/常翔学園高/社4/180㌢・98㌔/ボーリング
4年生特集企画 第5回 康貴碩×金宏昭
投稿日時:2012/08/01(水) 17:08
第5回のテーマは「朝高の絆」。共に中学1年の頃から同じ場所でラグビーを始め、同じ場所で10年目を迎えた二人の思いとは―。

―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
康「中学1年の時に父の影響で始めました。高校の監督の経験もある父親だったので」
金「同じく中学1年の時に始めました。理由はサッカーが下手だったからです(笑)。ラグビーのほうが体も鍛えられるし、当時は細かったのでいいかなと。小学校にはサッカー部と吹奏楽部しかなかったので、中学のサッカーについていけない子がラグビーをやるという流れはありました(笑)」
―お二人とも大阪朝鮮高出身とのことですが、印象に残っている試合は
康「一番最後の試合です。常翔啓光学園に負けてしまったんですけど、悔しいという意味でも印象に残っています」
金「全く同じです。うれしかったのは自分たちに勝って全国優勝した啓光学園に春の練習試合で勝てたことです。あの時は僕らの時代でした」
―最近大阪朝鮮高の選手が増えてきていますがどうですか
金「うれしいです。でも特に意識をすることはないですね」
康「最近増えているのはいろんな部活が強くなっていることももちろんですけど、現役の選手がみんな単位を落としてないから、そういうラグビー以外の面の理由もあります(笑)。実際にラグビーも強くなってきていて2学年下が近年では一番強いです。金寛泰(人2)や金尚浩(総2)や高陽日(経2)たちです。高校1年の時からすごくて、高校時代僕らの代でレギュラーにはならなかったですけど、大学に入ってきたらやっぱりすぐ活躍してすごいですね」

―高校の時の関学のイメージは
金「練習が楽で頭もそこそこいいし、いいところかなと(笑)」
康「就職もいいのでおいしいなと思ってました。でも実際入ったら急に強くなって練習もきつくなりました」
金「でもだらだらするよりいいよな」
康「強いチームと試合もさせてもらえるから、楽しい部分もあります。ただ今年は走るので(笑)。朝練は基本フィットネスだけですし」
―高校と大学の違いは
康「緩い!緩い!」
金「僕らの高校は上下関係が厳しくて、監督とかコーチとか先輩とかめっちゃ怖かったんですけどここは真逆です。精神的にもめっちゃ楽です」
康「ほぼ上下関係がないみたいなところがあるので、緩いんでメンタル楽です(笑)」
金「でも確かに高校の時は先輩と話すこともなかったです」
康「上も緩かったのでなんか余裕」
金「だから楽しかったです。いろんな意味で自由です」
康「緩いことでいい面もあれば悪い面もあるし、厳しくてもいい面と悪い面とあるし、バランスが大事ですね」
―春シーズンを振り返っていかがですか
康「けがが多くて満足にプレーできなかったので、この夏にはちゃんと直して秋リーグからはAチームに絡んでいけるようにしたいです」
金「就活との両立が大変やったイメージしか…。就活はしんどかったな…。就活で練習休む時は前日に次の日の分を走ったりもしたので」

―この夏取り組みたいことは
康「僕は就活が終わってなくて、まず就活を終わらせてとりあえずラグビーに集中したいです」
金「ラグビーをする最後の年なので、体力とパワーをつけて真面目に練習したいですね」
―チーム目標は日本一ですが、個人的にやり遂げたいことは
金「具体的ではないですが、最後自身が満足できるように、後悔しないようにはしたいですね。けがしたり、つまらない終わり方はしないようにしたいです」
康「ラグビーを始めて10年目。これで終わりなので何事にも全力でやりきりたいです」
―ラストイヤーの意気込みをお願いします
康「とりあえず頑張ります!」
金「もっと何か言えや(笑)」
康「昨年は全然ダメだったので、今年は結果を残せるように、結果にこだわってやっていきたいです」
金「一日一日全力でやって少しでも上のチームに上がれるように、チームに貢献したいと思います」

(左から)
■康貴碩(かん・きそく)/166㌢・78㌔/経4/大阪朝鮮高/ボーリング
■金宏昭(きむ・けんそ)/180㌢・82㌔/社4/大阪朝鮮高/飲みに行くこと・コンパ

―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
康「中学1年の時に父の影響で始めました。高校の監督の経験もある父親だったので」
金「同じく中学1年の時に始めました。理由はサッカーが下手だったからです(笑)。ラグビーのほうが体も鍛えられるし、当時は細かったのでいいかなと。小学校にはサッカー部と吹奏楽部しかなかったので、中学のサッカーについていけない子がラグビーをやるという流れはありました(笑)」
―お二人とも大阪朝鮮高出身とのことですが、印象に残っている試合は
康「一番最後の試合です。常翔啓光学園に負けてしまったんですけど、悔しいという意味でも印象に残っています」
金「全く同じです。うれしかったのは自分たちに勝って全国優勝した啓光学園に春の練習試合で勝てたことです。あの時は僕らの時代でした」
―最近大阪朝鮮高の選手が増えてきていますがどうですか
金「うれしいです。でも特に意識をすることはないですね」
康「最近増えているのはいろんな部活が強くなっていることももちろんですけど、現役の選手がみんな単位を落としてないから、そういうラグビー以外の面の理由もあります(笑)。実際にラグビーも強くなってきていて2学年下が近年では一番強いです。金寛泰(人2)や金尚浩(総2)や高陽日(経2)たちです。高校1年の時からすごくて、高校時代僕らの代でレギュラーにはならなかったですけど、大学に入ってきたらやっぱりすぐ活躍してすごいですね」

―高校の時の関学のイメージは
金「練習が楽で頭もそこそこいいし、いいところかなと(笑)」
康「就職もいいのでおいしいなと思ってました。でも実際入ったら急に強くなって練習もきつくなりました」
金「でもだらだらするよりいいよな」
康「強いチームと試合もさせてもらえるから、楽しい部分もあります。ただ今年は走るので(笑)。朝練は基本フィットネスだけですし」
―高校と大学の違いは
康「緩い!緩い!」
金「僕らの高校は上下関係が厳しくて、監督とかコーチとか先輩とかめっちゃ怖かったんですけどここは真逆です。精神的にもめっちゃ楽です」
康「ほぼ上下関係がないみたいなところがあるので、緩いんでメンタル楽です(笑)」
金「でも確かに高校の時は先輩と話すこともなかったです」
康「上も緩かったのでなんか余裕」
金「だから楽しかったです。いろんな意味で自由です」
康「緩いことでいい面もあれば悪い面もあるし、厳しくてもいい面と悪い面とあるし、バランスが大事ですね」
―春シーズンを振り返っていかがですか
康「けがが多くて満足にプレーできなかったので、この夏にはちゃんと直して秋リーグからはAチームに絡んでいけるようにしたいです」
金「就活との両立が大変やったイメージしか…。就活はしんどかったな…。就活で練習休む時は前日に次の日の分を走ったりもしたので」

―この夏取り組みたいことは
康「僕は就活が終わってなくて、まず就活を終わらせてとりあえずラグビーに集中したいです」
金「ラグビーをする最後の年なので、体力とパワーをつけて真面目に練習したいですね」
―チーム目標は日本一ですが、個人的にやり遂げたいことは
金「具体的ではないですが、最後自身が満足できるように、後悔しないようにはしたいですね。けがしたり、つまらない終わり方はしないようにしたいです」
康「ラグビーを始めて10年目。これで終わりなので何事にも全力でやりきりたいです」
―ラストイヤーの意気込みをお願いします
康「とりあえず頑張ります!」
金「もっと何か言えや(笑)」
康「昨年は全然ダメだったので、今年は結果を残せるように、結果にこだわってやっていきたいです」
金「一日一日全力でやって少しでも上のチームに上がれるように、チームに貢献したいと思います」

(左から)
■康貴碩(かん・きそく)/166㌢・78㌔/経4/大阪朝鮮高/ボーリング
■金宏昭(きむ・けんそ)/180㌢・82㌔/社4/大阪朝鮮高/飲みに行くこと・コンパ
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