「藤原組~Over~」
『スピリッツ』vol.86
投稿日時:2012/12/18(火) 22:22
全国大学選手権セカンドステージ第2戦、関学は29ー34で法大に惜敗を喫した。前半は決して悪い流れではなかった。しかし後半の終盤に点差を広げられ敗北した。
試合後白色のセカンドジャージ―に身を包んだフィフティーンは肩を落とした。29―34で法大に敗れ、国立、そして日本一の夢はついえた。グループ戦2敗目を喫した関学にこれ以上失うものは何もない。
先制点を奪ったのは関学だった。前半16分にCTB松延(商4)がハーフウエーラインからインゴールへ走り抜けトライ。24分にも再び松延がCTB水野(人2)のパスからトライを奪った。前半の流れは悪くはなかった。だが、「前半は必要以上にリスクの高いプレーをしてしまった」と語った萩井監督の言葉通り、外から大きくゲインを切りながらもトライに結びつけることができない場面が多く見られた。何度も迎えたチャンスを物にすることができず、14―17で前半を折り返す。
3点差を追う後半も、一進一退の攻防が繰り広げられた。後半7分、WTB金尚(総2)が逆転トライで24―20とする。だがその後法大に連続得点を許し、再度逆転される。終了間際にHO浅井(商2)が意地のトライを決めるが追いつくことはできず、29―34で法大に惜敗した。
「先週の慶大戦と同じ展開になった。負けを引きずっていたわけではなかったが、いろいろと考えてしまい、焦ってミスが多くなってしまった」と主将・藤原(商4)。前節と同じくミスの多さが敗北の一因となっただけに、悔やまれる結果となった。12月23日に行われる筑波大との一戦が藤原組にとってのラストゲームとなる。「あとは自分たちのラグビーをどこまで貫き通せるか。1年間の集大成を見せたい」。残すは筑波大との最終戦のみとなった。関東対抗戦王者である筑波大に勝利し、今シーズンを締めくくりたい。

試合後白色のセカンドジャージ―に身を包んだフィフティーンは肩を落とした。29―34で法大に敗れ、国立、そして日本一の夢はついえた。グループ戦2敗目を喫した関学にこれ以上失うものは何もない。
先制点を奪ったのは関学だった。前半16分にCTB松延(商4)がハーフウエーラインからインゴールへ走り抜けトライ。24分にも再び松延がCTB水野(人2)のパスからトライを奪った。前半の流れは悪くはなかった。だが、「前半は必要以上にリスクの高いプレーをしてしまった」と語った萩井監督の言葉通り、外から大きくゲインを切りながらもトライに結びつけることができない場面が多く見られた。何度も迎えたチャンスを物にすることができず、14―17で前半を折り返す。
3点差を追う後半も、一進一退の攻防が繰り広げられた。後半7分、WTB金尚(総2)が逆転トライで24―20とする。だがその後法大に連続得点を許し、再度逆転される。終了間際にHO浅井(商2)が意地のトライを決めるが追いつくことはできず、29―34で法大に惜敗した。
「先週の慶大戦と同じ展開になった。負けを引きずっていたわけではなかったが、いろいろと考えてしまい、焦ってミスが多くなってしまった」と主将・藤原(商4)。前節と同じくミスの多さが敗北の一因となっただけに、悔やまれる結果となった。12月23日に行われる筑波大との一戦が藤原組にとってのラストゲームとなる。「あとは自分たちのラグビーをどこまで貫き通せるか。1年間の集大成を見せたい」。残すは筑波大との最終戦のみとなった。関東対抗戦王者である筑波大に勝利し、今シーズンを締めくくりたい。