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「藤原組~Over~」

『スピリッツ』vol.79

投稿日時:2012/10/22(月) 23:28

 関学の展開ラグビーが思う存分に発揮された試合となった。前半から積極的にボールを動かした関学。CTB松延(商4)の3トライを始めとし、BK陣がトライを量産して38―17でリーグ戦連勝を果たした。



 追撃を許すも勝負どころでチャンスを逃さなかった関学。前半は怒とうの攻撃で大体大を圧倒した。だが26―0で迎えた後半、自分たちのミスから大体大に流れを持っていかれ17点を献上する。38―17で勝利したものの、後半の失点が悔やまれる戦いとなった。
 「前半の入りは良かった。今週取り組んできたBKのアタックがうまくいった」と主将の藤原(商4)が言うように、前半はBK陣のプレーが光った。松延は開始3分にトライを奪うと、続く前半9分にもパス展開から連続トライを奪取。その後も得点を重ねた関学は、守っても相手に得点の隙を与えることはなかった。だが後半に入ると関学押せ押せの展開に大体大が待ったをかける。関学が犯した反則から流れをつかまれ得点を許し、後半38分には14点差まで詰められた。このまま嫌なムードで終わるかと思ったが、この日絶好調の松延がダメ押しのトライを挙げ、再び大体大を引き離すことに成功。38―17で勝利しリーグ戦連勝を飾った。
 「このまま流れに乗っていきたい。立命大には昨年負けているので、チャレンジャーの気持ちで挑み勝ちにいきたいです」次戦の立命大戦へ藤原は意気込んだ。立命大はこれまでリーグ戦3戦負けなし。好調の立命大を崩すことはできるか。