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「藤原組~Over~」

4年生特集企画 第5回 康貴碩×金宏昭

投稿日時:2012/08/01(水) 17:08

第5回のテーマは「朝高の絆」。共に中学1年の頃から同じ場所でラグビーを始め、同じ場所で10年目を迎えた二人の思いとは―。



―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
「中学1年の時に父の影響で始めました。高校の監督の経験もある父親だったので」
「同じく中学1年の時に始めました。理由はサッカーが下手だったからです(笑)。ラグビーのほうが体も鍛えられるし、当時は細かったのでいいかなと。小学校にはサッカー部と吹奏楽部しかなかったので、中学のサッカーについていけない子がラグビーをやるという流れはありました(笑)」
 
―お二人とも大阪朝鮮高出身とのことですが、印象に残っている試合は
「一番最後の試合です。常翔啓光学園に負けてしまったんですけど、悔しいという意味でも印象に残っています」
「全く同じです。うれしかったのは自分たちに勝って全国優勝した啓光学園に春の練習試合で勝てたことです。あの時は僕らの時代でした」
 
―最近大阪朝鮮高の選手が増えてきていますがどうですか
「うれしいです。でも特に意識をすることはないですね」
「最近増えているのはいろんな部活が強くなっていることももちろんですけど、現役の選手がみんな単位を落としてないから、そういうラグビー以外の面の理由もあります(笑)。実際にラグビーも強くなってきていて2学年下が近年では一番強いです。金寛泰(人2)や金尚浩(総2)や高陽日(経2)たちです。高校1年の時からすごくて、高校時代僕らの代でレギュラーにはならなかったですけど、大学に入ってきたらやっぱりすぐ活躍してすごいですね」



―高校の時の関学のイメージは
「練習が楽で頭もそこそこいいし、いいところかなと(笑)」
「就職もいいのでおいしいなと思ってました。でも実際入ったら急に強くなって練習もきつくなりました」
「でもだらだらするよりいいよな」
「強いチームと試合もさせてもらえるから、楽しい部分もあります。ただ今年は走るので(笑)。朝練は基本フィットネスだけですし」

―高校と大学の違いは
「緩い!緩い!」
「僕らの高校は上下関係が厳しくて、監督とかコーチとか先輩とかめっちゃ怖かったんですけどここは真逆です。精神的にもめっちゃ楽です」
「ほぼ上下関係がないみたいなところがあるので、緩いんでメンタル楽です(笑)」
「でも確かに高校の時は先輩と話すこともなかったです」
「上も緩かったのでなんか余裕」
「だから楽しかったです。いろんな意味で自由です」
「緩いことでいい面もあれば悪い面もあるし、厳しくてもいい面と悪い面とあるし、バランスが大事ですね」
 
―春シーズンを振り返っていかがですか
「けがが多くて満足にプレーできなかったので、この夏にはちゃんと直して秋リーグからはAチームに絡んでいけるようにしたいです」
「就活との両立が大変やったイメージしか…。就活はしんどかったな…。就活で練習休む時は前日に次の日の分を走ったりもしたので」



―この夏取り組みたいことは
「僕は就活が終わってなくて、まず就活を終わらせてとりあえずラグビーに集中したいです」
「ラグビーをする最後の年なので、体力とパワーをつけて真面目に練習したいですね」

―チーム目標は日本一ですが、個人的にやり遂げたいことは
「具体的ではないですが、最後自身が満足できるように、後悔しないようにはしたいですね。けがしたり、つまらない終わり方はしないようにしたいです」
「ラグビーを始めて10年目。これで終わりなので何事にも全力でやりきりたいです」
 
―ラストイヤーの意気込みをお願いします
「とりあえず頑張ります!」
「もっと何か言えや(笑)」
「昨年は全然ダメだったので、今年は結果を残せるように、結果にこだわってやっていきたいです」
「一日一日全力でやって少しでも上のチームに上がれるように、チームに貢献したいと思います」



(左から)
■康貴碩(かん・きそく)/166㌢・78㌔/経4/大阪朝鮮高/ボーリング
■金宏昭(きむ・けんそ)/180㌢・82㌔/社4/大阪朝鮮高/飲みに行くこと・コンパ