「藤原組~Over~」 2012/7
4年生特集企画 第4回 中西健太×松本晃忠
投稿日時:2012/07/27(金) 21:14
第4回のテーマは「チャンスメーカー」。SH、BKリーダーという共通点が多い二人。それぞれの今年にかける思いに迫った。

―お二人ともSHはいつからされていますか
中西「中学3年からですね」
松本「僕もです」
―きっかけは何ですか
中西「それまではWTBだったんですけど先輩が抜けたから…だったと思います」
松本「僕は中学までCTBだったんですけど、中学3年でスクール選抜に行った時に体が小さいからSHやれって言われて。それからずっとです」
中西「それや!僕も選抜のセレクションに行く時にSHでいけって言われてなったんです」
―SHの面白さはどんなところですか
中西・松本「面白さはなんやろ??(笑)」
松本「しんどいくらい?(笑)」
中西「でも相手のSHとの駆け引きは面白いです」
松本「せやな!」
―目指しているスタイルのようなものはありますか
中西「うーん…。芦田さん(一顕=人卒)かな。尊敬しています」
松本「僕もそうですね!」
―自分のアピールポイントは
松本「(中西)健太はディフェンスやろ?」
中西「そうやな。ディフェンスやな」
松本「僕はオフェンスかな。アタック…」
中西「とにかく足が速いな!」
―参考にしている選手はいますか
中西「1、2、3年の時はそらな!芦田さんやな」
松本「当然やな」
中西「4年になっては…あんまりトップリーグとかは見ないので分からないです」
松本「日和佐篤(サントリーサンゴリアス)はな!見ていて楽しいかな」

―SHの見せ場は
松本「難しいな…」
中西「なんやろな…。あんまり俺らはできひんけど最後のパス、ウイニングパスかな」
松本「スタートは全部SHからやからそこかな」
―決まったらうれしいプレーはありますか
松本「まぁハイパンが決まったらうれしいな」
中西「ラインアウトからのパスとか…。一個一個、全部のパスがうまくいったらうれしいです」
―高校時代の思い出話を一つ聞かせてください
中西「一番は試合後に試合で倒れた回数分のランパスをさせられたことです。試合前に何も言われてなかったのに、試合後にいきなり言われて。あれは…」
松本「花園でトライしたことです」
―高校時代で印象に残っている試合は
中西「2年生時の花園での東海大仰星高との試合です。対面は芦田さんやって…。この試合勝ったんですよ!春の選抜大会は2点差で負けて、練習試合も3回くらいやったんですけど全部僅差で負けていて。花園でやっと勝つことができたので印象深いです」
松本「近畿大会で東海大仰星高とやった時です。対面は芦田さんで(笑)。「あぁ、この人か…」ってその時思いました。上手でしたね」
―関学を選ばれた理由は
松本「僕は高等部なんで…。でもやっぱり高校を選ぶ時は大学のことも意識していましたね。大学でもラグビーを、という風には思ってなくて最初は大学ではアメフトをやろうかなと思ったりもしていて。でも結局先輩もいるし、高校ではキャプテンもしていたのでラグビーを続けることにしました」
中西「中学の頃から関学がかっこいいなと思ってたので入りました」
―大学ラグビーでうれしかったこと、悔しかったことを一つずつ挙げてもらえますか
松本「1年の時にAで最後20分くらいでしたけど試合に出られたことがうれしかったです。悔しかったことは2年前の明大戦、客席から見てて悔しかったです」
中西「うれしかったことは1年生の時の納会で新人賞みたいなものをもらったことです。悔しかったのは僕も2年の時の明大戦ですね。芦田さんが足を骨折されていて全然動けてなくて、芦田さん自身もめっちゃしんどそうで代わって欲しそうやったんですけど、なかなか試合に出られなくて。ラスト何分かでやっと出たんですけど、あれは悔しかったですね」

―お二人ともBKリーダーをされていることのことですが、仕事の内容はどんなことですか
中西「みんな(松本・春山悠太(文4))は練習前に練習の意図を伝えたりBKのまとめ役をしているんですけど、僕は盛り上げ役ですね。」
松本「幹部がほとんどAなんですけど僕は下のチームだったので、下の意見や思いを伝えてチームの底上げができたらと思ってやっています」
―難しさはありますか
中西「1年の時から練習でも試合でも声を出してやってきたので、ずっとやってたことをやっているだけなので大変ではないです」
松本「やっぱり人数が多いと不満も出てくるので、一人一人とコミュニケーションを取って上にどう伝えていくかっていうのは難しさもありますね」
―BKリーダーをする上で心掛けていることはありますか
中西「チームが落ちていたら幹部も落ちてしまったりすると思うんですけど、そんな時こそ盛り上げていこうと思っています。今年はまだそんなに落ちることもなくいい感じでやれているとは思います。盛り上げていこうってことは常に思っているんですけど、実際今けがをしていて全然何もできていないです…」
松本「前向きに、ポジティブにやろうって思っています。後輩たちにもネガティブなところは見せんようにしていて、前向きな姿勢で居続けることを意識しています」
―BKリーダーとして目指しているものはありますか
中西「今、関学のBKはどんどんレベルが上がってきていて、見ているとパス回しにしても関東に通じるところはあると思うんです。だから雑誌に『どうやって激変したのか、関学BK』みたいな感じで取り上げられたらうれしいなと思います」
松本「チーム全体が同じスキル、考え方を持って毎試合決められた動きの中で試合に勝てたらと思います」
―春シーズンを振り返って、今年のBKはいかがでしたか
中西「正直BKでは負けてなかったです。関大でやられてしまったけど、ほんまにBK対決は勝っていると思いますね」
松本「今年のチームは波に乗ったら強いけどどっかでくじけたら落ちてしまうところがある思うので、このまま気を抜かずやっていくことが大事やと思いますね」
―個人的にはどうでしたか
中西「自分自身は最低でしたね…。昨年の終わりにけがをしてしまって春も全然試合に出ることができなかったので」
松本「僕はけがせず徐々に上のチームに上がってきて、いい形で今はBにいます。健太がこれまでずっと試合に出ていて、長期離脱して…。抜けた穴を湯浅(航平=人3)や徳田(健太=商1)が埋めてくれているんですけど、自分も頑張らなと思います。チーム力を上げられるくらいの気持ちでもっと頑張りたいです!」

―BKでは下級生も多く試合に出ていると思いますが、指導したりしますか
中西「同じポジションだったら知っていることは教えたりもしますけど、一緒に練習するって感じですね。特にSHは仲が良くて。いつも朝練が終わってから練習したり、夜練が終わってもやったりしますね」
―ではお二人が思う乗りに乗っているSHの後輩を一人教えてください
松本「徳田ちゃう?」
中西「いいなぁ!何でもできるからな」
松本「高等部でSH、それにキャプテンと被るとこが多いんですけど、見ていたらすごく頑張っている子なんで負けられへんなと思います」
―今年成し遂げたいことを教えて下さい
中西「4年生全員で試合っすね」
松本「そうやな」
中西「レギュラーとして全員が頑張りたいです」
松本「レギュラーで全員が出たらチームの士気も高まると思うし」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
中西「ほんまに後がないので…。あれができんかったーって来年言いたくないので、早くけがを直してほんとに頑張りたいです」
松本「やりきるしかないですね。3歳の時から始めて18年間ラグビーをしてきてもういい、飽きたなと(笑)。頑張ってやり切って有終の美を飾りたいです」

(左から)
■松本晃忠(まつもと・あきただ)/関学高等部/社4/170㌢・69㌔/ボーリング
■中西健太(なかにし・けんた)/尾道高/経4/168㌢・65㌔/小説を読むこと

―お二人ともSHはいつからされていますか
中西「中学3年からですね」
松本「僕もです」
―きっかけは何ですか
中西「それまではWTBだったんですけど先輩が抜けたから…だったと思います」
松本「僕は中学までCTBだったんですけど、中学3年でスクール選抜に行った時に体が小さいからSHやれって言われて。それからずっとです」
中西「それや!僕も選抜のセレクションに行く時にSHでいけって言われてなったんです」
―SHの面白さはどんなところですか
中西・松本「面白さはなんやろ??(笑)」
松本「しんどいくらい?(笑)」
中西「でも相手のSHとの駆け引きは面白いです」
松本「せやな!」
―目指しているスタイルのようなものはありますか
中西「うーん…。芦田さん(一顕=人卒)かな。尊敬しています」
松本「僕もそうですね!」
―自分のアピールポイントは
松本「(中西)健太はディフェンスやろ?」
中西「そうやな。ディフェンスやな」
松本「僕はオフェンスかな。アタック…」
中西「とにかく足が速いな!」
―参考にしている選手はいますか
中西「1、2、3年の時はそらな!芦田さんやな」
松本「当然やな」
中西「4年になっては…あんまりトップリーグとかは見ないので分からないです」
松本「日和佐篤(サントリーサンゴリアス)はな!見ていて楽しいかな」

―SHの見せ場は
松本「難しいな…」
中西「なんやろな…。あんまり俺らはできひんけど最後のパス、ウイニングパスかな」
松本「スタートは全部SHからやからそこかな」
―決まったらうれしいプレーはありますか
松本「まぁハイパンが決まったらうれしいな」
中西「ラインアウトからのパスとか…。一個一個、全部のパスがうまくいったらうれしいです」
―高校時代の思い出話を一つ聞かせてください
中西「一番は試合後に試合で倒れた回数分のランパスをさせられたことです。試合前に何も言われてなかったのに、試合後にいきなり言われて。あれは…」
松本「花園でトライしたことです」
―高校時代で印象に残っている試合は
中西「2年生時の花園での東海大仰星高との試合です。対面は芦田さんやって…。この試合勝ったんですよ!春の選抜大会は2点差で負けて、練習試合も3回くらいやったんですけど全部僅差で負けていて。花園でやっと勝つことができたので印象深いです」
松本「近畿大会で東海大仰星高とやった時です。対面は芦田さんで(笑)。「あぁ、この人か…」ってその時思いました。上手でしたね」
―関学を選ばれた理由は
松本「僕は高等部なんで…。でもやっぱり高校を選ぶ時は大学のことも意識していましたね。大学でもラグビーを、という風には思ってなくて最初は大学ではアメフトをやろうかなと思ったりもしていて。でも結局先輩もいるし、高校ではキャプテンもしていたのでラグビーを続けることにしました」
中西「中学の頃から関学がかっこいいなと思ってたので入りました」
―大学ラグビーでうれしかったこと、悔しかったことを一つずつ挙げてもらえますか
松本「1年の時にAで最後20分くらいでしたけど試合に出られたことがうれしかったです。悔しかったことは2年前の明大戦、客席から見てて悔しかったです」
中西「うれしかったことは1年生の時の納会で新人賞みたいなものをもらったことです。悔しかったのは僕も2年の時の明大戦ですね。芦田さんが足を骨折されていて全然動けてなくて、芦田さん自身もめっちゃしんどそうで代わって欲しそうやったんですけど、なかなか試合に出られなくて。ラスト何分かでやっと出たんですけど、あれは悔しかったですね」

―お二人ともBKリーダーをされていることのことですが、仕事の内容はどんなことですか
中西「みんな(松本・春山悠太(文4))は練習前に練習の意図を伝えたりBKのまとめ役をしているんですけど、僕は盛り上げ役ですね。」
松本「幹部がほとんどAなんですけど僕は下のチームだったので、下の意見や思いを伝えてチームの底上げができたらと思ってやっています」
―難しさはありますか
中西「1年の時から練習でも試合でも声を出してやってきたので、ずっとやってたことをやっているだけなので大変ではないです」
松本「やっぱり人数が多いと不満も出てくるので、一人一人とコミュニケーションを取って上にどう伝えていくかっていうのは難しさもありますね」
―BKリーダーをする上で心掛けていることはありますか
中西「チームが落ちていたら幹部も落ちてしまったりすると思うんですけど、そんな時こそ盛り上げていこうと思っています。今年はまだそんなに落ちることもなくいい感じでやれているとは思います。盛り上げていこうってことは常に思っているんですけど、実際今けがをしていて全然何もできていないです…」
松本「前向きに、ポジティブにやろうって思っています。後輩たちにもネガティブなところは見せんようにしていて、前向きな姿勢で居続けることを意識しています」
―BKリーダーとして目指しているものはありますか
中西「今、関学のBKはどんどんレベルが上がってきていて、見ているとパス回しにしても関東に通じるところはあると思うんです。だから雑誌に『どうやって激変したのか、関学BK』みたいな感じで取り上げられたらうれしいなと思います」
松本「チーム全体が同じスキル、考え方を持って毎試合決められた動きの中で試合に勝てたらと思います」
―春シーズンを振り返って、今年のBKはいかがでしたか
中西「正直BKでは負けてなかったです。関大でやられてしまったけど、ほんまにBK対決は勝っていると思いますね」
松本「今年のチームは波に乗ったら強いけどどっかでくじけたら落ちてしまうところがある思うので、このまま気を抜かずやっていくことが大事やと思いますね」
―個人的にはどうでしたか
中西「自分自身は最低でしたね…。昨年の終わりにけがをしてしまって春も全然試合に出ることができなかったので」
松本「僕はけがせず徐々に上のチームに上がってきて、いい形で今はBにいます。健太がこれまでずっと試合に出ていて、長期離脱して…。抜けた穴を湯浅(航平=人3)や徳田(健太=商1)が埋めてくれているんですけど、自分も頑張らなと思います。チーム力を上げられるくらいの気持ちでもっと頑張りたいです!」

―BKでは下級生も多く試合に出ていると思いますが、指導したりしますか
中西「同じポジションだったら知っていることは教えたりもしますけど、一緒に練習するって感じですね。特にSHは仲が良くて。いつも朝練が終わってから練習したり、夜練が終わってもやったりしますね」
―ではお二人が思う乗りに乗っているSHの後輩を一人教えてください
松本「徳田ちゃう?」
中西「いいなぁ!何でもできるからな」
松本「高等部でSH、それにキャプテンと被るとこが多いんですけど、見ていたらすごく頑張っている子なんで負けられへんなと思います」
―今年成し遂げたいことを教えて下さい
中西「4年生全員で試合っすね」
松本「そうやな」
中西「レギュラーとして全員が頑張りたいです」
松本「レギュラーで全員が出たらチームの士気も高まると思うし」
―最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
中西「ほんまに後がないので…。あれができんかったーって来年言いたくないので、早くけがを直してほんとに頑張りたいです」
松本「やりきるしかないですね。3歳の時から始めて18年間ラグビーをしてきてもういい、飽きたなと(笑)。頑張ってやり切って有終の美を飾りたいです」

(左から)
■松本晃忠(まつもと・あきただ)/関学高等部/社4/170㌢・69㌔/ボーリング
■中西健太(なかにし・けんた)/尾道高/経4/168㌢・65㌔/小説を読むこと
4年生特集企画 第3回 秋重真人×與座幹太
投稿日時:2012/07/24(火) 20:53
第3回のテーマは「新月を背負って」。関学の高等部出身のお二人にお話を伺いました。長い関学生活を振り返り、今思うこととは。

―ラグビーを始めたきっかけは
與座「幼稚園の時に兄をまねて始めました」
秋重「僕も幼稚園からです。転園した幼稚園に部活があって、ラグビーのコーチの手品がすごくて始めました」
―関学高等部で経験した花園は
與座「感じたのは体のでかさでした。兵庫県の選手は他県の選手に比べて体が小さいということを感じたので、そこで体をでかくしないとと思いました」
―高等部が最近強くなっていますが
秋重「素直にうれしい限りです。僕らの前の時間帯に高校生が練習しているので練習はたまに見ています。高等部のチームメートがコーチもしているので有力な選手などの話も聞いたりします」
―高校で最も印象に残っている試合は
與座「やっぱり最後の試合です。報徳との試合で1点差で負けてしまって。僕のミスでトライを奪われて負けてしまったんです。副キャプテンに責任は押し付けましたけど(笑)」
―その悔しさを糧に続けてきたのですか
與座「ラグビーを続けたのは流れです」
秋重「僕らの代は18人いたのですが続けている人数が少なくて、そことの兼ね合いもありました。雰囲気的に続けました。ちょっとさみしいんですけどね」

―高等部の時の関学のイメージは
與座「楽そうでした」
秋重「雨が降ったら大学生は来ないし、激しい練習もしてなさそうで楽そうだったんです。でも入学と同時に急に厳しくなって…」
與座「年々きつくなってきています」
―高校と大学の違いは
秋重「練習時間もそうですけどレベルの高い選手が集まるので、練習の質が全然違いました。スピードが早すぎて目で追えなかったです。高校でサッカーもしていたので走る量は余裕でしたね」
與座「僕も同じでついていけるか心配でした」
―大学に入ってうれしかったことは
與座「3年生頃から体重も増え目に見えて体が大きくなったことです」
秋重「最近上のチームで出れていることです。下の学年を育てて行かなければならない時期に出続けられていることはうれしいです」
―逆に悔しかったことは
與座「タックルはうまくなくてほかの選手を見ながらもっと練習を重ねて来ればと思っていました」
秋重「何度もけがをしてしまったことです。3年生の時に肉離れ、鼻の骨折、肩の脱臼と復帰のたびにけがをしてしまったんです。もともとけがが多くて…」
―入学時と変わったところは
與座「細かっただけだったのが、今は体も大きくなりだいぶ変わりました」
秋重「僕は何も変わってないです。体重も全く変わらないんです。考え方を変えてスピードを磨きました」

―春シーズンを終えてどうでしたか
秋重「関大には負けてしまいましたけど、去年に比べたらすごくいいと思います」
與座「アンガス(=マコーミックHC)さんが来てディフェンスの関学というのが定着してきました。関学らしさが出ています」
―春シーズンよかったことは
秋重「京大戦でトライをいっぱい取れたことです。会場を沸かすプレーが好きで盛り上げることを心掛けています」
―今取り組んでいることは
與座「教員の採用試験です。一期生でなかなかうまく進まないので部活に集中するためにも早く終わらせたいです」
秋重「バイト。というのは嘘で筋トレです(笑)。体重を落とさないようにしています」
―最後にラストイヤーにかける思いをお願いします
與座「Aチームで試合に出てかつ努力をしたい」
秋重「Aチームで出たいという思いもありますが、下のチームも含め関学全部で勝ちたいです」

(左から)
■秋重真人(あきしげ・まこと)/関学高等部/社4/170㌢・70㌔/エウレカセブンを見ること
■與座幹太(よざ・かんた)/関学高等部/教4/185㌢・95㌔/昼寝

―ラグビーを始めたきっかけは
與座「幼稚園の時に兄をまねて始めました」
秋重「僕も幼稚園からです。転園した幼稚園に部活があって、ラグビーのコーチの手品がすごくて始めました」
―関学高等部で経験した花園は
與座「感じたのは体のでかさでした。兵庫県の選手は他県の選手に比べて体が小さいということを感じたので、そこで体をでかくしないとと思いました」
―高等部が最近強くなっていますが
秋重「素直にうれしい限りです。僕らの前の時間帯に高校生が練習しているので練習はたまに見ています。高等部のチームメートがコーチもしているので有力な選手などの話も聞いたりします」
―高校で最も印象に残っている試合は
與座「やっぱり最後の試合です。報徳との試合で1点差で負けてしまって。僕のミスでトライを奪われて負けてしまったんです。副キャプテンに責任は押し付けましたけど(笑)」
―その悔しさを糧に続けてきたのですか
與座「ラグビーを続けたのは流れです」
秋重「僕らの代は18人いたのですが続けている人数が少なくて、そことの兼ね合いもありました。雰囲気的に続けました。ちょっとさみしいんですけどね」

―高等部の時の関学のイメージは
與座「楽そうでした」
秋重「雨が降ったら大学生は来ないし、激しい練習もしてなさそうで楽そうだったんです。でも入学と同時に急に厳しくなって…」
與座「年々きつくなってきています」
―高校と大学の違いは
秋重「練習時間もそうですけどレベルの高い選手が集まるので、練習の質が全然違いました。スピードが早すぎて目で追えなかったです。高校でサッカーもしていたので走る量は余裕でしたね」
與座「僕も同じでついていけるか心配でした」
―大学に入ってうれしかったことは
與座「3年生頃から体重も増え目に見えて体が大きくなったことです」
秋重「最近上のチームで出れていることです。下の学年を育てて行かなければならない時期に出続けられていることはうれしいです」
―逆に悔しかったことは
與座「タックルはうまくなくてほかの選手を見ながらもっと練習を重ねて来ればと思っていました」
秋重「何度もけがをしてしまったことです。3年生の時に肉離れ、鼻の骨折、肩の脱臼と復帰のたびにけがをしてしまったんです。もともとけがが多くて…」
―入学時と変わったところは
與座「細かっただけだったのが、今は体も大きくなりだいぶ変わりました」
秋重「僕は何も変わってないです。体重も全く変わらないんです。考え方を変えてスピードを磨きました」

―春シーズンを終えてどうでしたか
秋重「関大には負けてしまいましたけど、去年に比べたらすごくいいと思います」
與座「アンガス(=マコーミックHC)さんが来てディフェンスの関学というのが定着してきました。関学らしさが出ています」
―春シーズンよかったことは
秋重「京大戦でトライをいっぱい取れたことです。会場を沸かすプレーが好きで盛り上げることを心掛けています」
―今取り組んでいることは
與座「教員の採用試験です。一期生でなかなかうまく進まないので部活に集中するためにも早く終わらせたいです」
秋重「バイト。というのは嘘で筋トレです(笑)。体重を落とさないようにしています」
―最後にラストイヤーにかける思いをお願いします
與座「Aチームで試合に出てかつ努力をしたい」
秋重「Aチームで出たいという思いもありますが、下のチームも含め関学全部で勝ちたいです」

(左から)
■秋重真人(あきしげ・まこと)/関学高等部/社4/170㌢・70㌔/エウレカセブンを見ること
■與座幹太(よざ・かんた)/関学高等部/教4/185㌢・95㌔/昼寝
4年生特集企画 第2回 春山悠太×吉原太朗
投稿日時:2012/07/20(金) 15:04
第2回のテーマは「12-13の絆」。昨年から不動のCTBコンビとして活躍している二人にインタビューを行った。

―お二人ともCTBというポジションですが、いつからされているんですか
吉原「小学1年の時からラグビーをしているんですけどその頃からずっとですね。高校の時ちょくちょくSOもやったりしたんですけど、基本はCTBです」
春山「僕は中学1年からラグビーを始めたんですが、始めは素人やったからかWTBやったんですけど何カ月かしてCTBになって。僕も(吉原)太朗と一緒でSO、WTBをちょっとやったこともあるんですけど、9割CTBでしたね」
―CTBはどういったところ面白いですか
吉原「僕が思うのは体が当てられるところです。ラグビーはどこでも当てられるっちゃ当てられますけど…」
春山「僕は体を当てるのもそうなんですけど、パスでWTBを生かしたり自分で前へ出たりいろんなプレーができるところです。BKの中で一番貢献できるんじゃないかと思っています」
―得意なプレーはありますか
吉原「一番はタックルです」
春山「僕はオフロードパスです。相手とのコンタクトの前のパスじゃなくてコンタクトした後に裏に放るパスなんですけど、太朗とやっている時よく決まりますね」
―CTBの見せ場はどんなところですか
春山「どこやろ?ちゃうよなー俺ら」
吉原「ちゃうねー」
春山「12と13で全然ちゃいますね。太朗は?」
吉原「僕は13で2センなんですけど、地味な言い方になるかもなんですけど1センがつないだボールをどれだけ前に持って行けるかってところだと思います」
春山「僕は太朗を生かした時ですね。そういうプレーはしたいと思っているので見せ場になればなと。僕も行ける時は行くんですけど繋ぐ方が多いです」

―参考にしている選手がいたら教えて下さい
吉原「僕が1年の時に4年生だった田中健太(商卒)さんです。今まで見た人の中で一番前に行く精神を持っている方で、僕自身も常に頭に置いてやっています。今はクボタでラグビーをされているんですけど目標です」
春山「僕はロム―ですね。元オールブラックスのWTBです。髪型が格好良くて…(笑)」
吉原「(笑)」
春山「プレーも世界一やと思います!」
―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
吉原「親の勧めです。親の友人の子どもがラグビーをしていて、『お前んとこもやらんか』って」
春山「僕は仲がいい友達が中学のラグビー部に入ったからです」
―お二人とも高校は強豪校と呼ばれるところだと思うのですが、高校時代の競技面での成績は
春山「1、2年の時花園に出ました。1年の時は一回戦敗退。2年の時はリザーブでちょいちょい出してもらってベスト8でした。3年の時は出られませんでした」
吉原「1、2年の時は花園ベスト4でした。3年の時はあんまり強くなくてベスト16に終わりました」
―高校時代の思い出を一つ
春山「天理はめちゃめちゃ走るところやったんです。奈良の吉野の方ですごい山道で走り込み合宿をやったり。思い出というか…印象深いですね」
吉原「高校のチームのことじゃないんですけど高校2年の時に国体選手に選ばれて、優勝したんですけど試合には出られなくて。全くうれしくなかったです。それまでで一番悔しかったです」
―大学での印象深い試合を教えて下さい
吉原「昨年の初戦の立命大戦ですね。正直、僕単体やったら村本さん(聡一郎=文卒)の方が力も上で全然歯が立たなくて、他の人から見てもそうだったと思うんです。悠太が12番だったのでお互いのことをよく知っていたので、12、13のつながりの面で13番を取れたんだと思います。この試合、結果は負けてしまったんですけど、最初悠太からオフロードパスをもらってトライをすることができて。これで周囲に示すことができたかなって思って印象に残っています」
春山「昨年の明大戦が印象に残っていますね。僕らの代はやんちゃで迷惑をかけ続けてきて、そんな僕らが試合に出ても見捨てずに応援してくれて。この試合で4年生は引退されたんですけど、この代で結果を出せなかったことが悔しかったです」
―では大学ラグビーでうれしかったこと、悔しかったことをそれぞれ一つ挙げて下さい
春山「うれしかったことは昨年二人で試合に出続けることができたことです。村本さんっていうレベルが違う人がいる中で、監督、コーチ陣が使ってくれたことがうれしかったです。これまで期待されてきて春とかは試合に出ていたけど、全然シーズンでは結果を残すことができていない二人で。普段から仲のいい二人で、同じ悔しい思いをしてきた二人で出られてよかったです。悔しかったことは1、2年の時に試合に出られなかったことです。今思えば甘かったしできていないこともあって自分に問題があったんやって分かるんですけど、その時はU―20にも選ばれたりして一番自信があった頃だったんで、当時は悔しかったですね」
吉原「悔しかったのは2年の時に初めて出た近大戦で確か12番をスタメンでもらったんですけど、あまりにも緊張しすぎてノックオンしたり抜かれてトライを奪われたことです。生意気かもしれないですけど僕のせいで負けたと思っていて、この試合では悔しさ、恥ずかしさ、情けなさ、全ての感情をもらいました」

―入学時と今を比べてみて、変わったなと思うところは
春山「CTBとしてコンタクトができるようになったっていうのと、体の大きさも筋力もついたところです」
吉原「4年生になってラグビーに対する思いが強くなりましたね。社会人ではラグビーをしないので、本当に今年は最後だと思ってやっています」
―春シーズンを個人的に振り返っていかがですか
春山「僕は春すごく悩みましたね。ずっと試合には出させてもらっていて、良かったよってことも言われたりしたんですけど、全然満足できていないです。本気でラグビーをしているから自分の目指すところが高いんだと思います」
吉原「4年だからって気負いすぎて、全て自分でプレーをしていい方向に持っていかないとダメだと思ってしまって。それこそ持ったらトライくらいの思いで自分のプレーを見失ってしまいました。春は調子が悪い…って言ったら逃げになるんですけど、うまいこといかなかったですね。最後の方でメンバーも落ちてしまったし。全てを完璧にしたいと思いすぎて純粋に自分がしたいことが分からなくなっていました。でも最終戦の同大戦で悠太からパスをもらってトライができて、こういうことをしたらいいんやって思えて。最後にもう一回見つけることができて良かったです」
春山「あれは久しぶりに良かったプレーやったな。俺らの形で。いい時の感じをほんまに思い出せました」
吉原「立命大戦もあんなんやったしな。お互いができることをやればああいう形にできる、自分の役割をやれば結果に繋がるんやなって思いました」
春山「シンプルでええねんな。ごちゃごちゃ考えるからダメやねん」
吉原「それはありますね…」
―アンドリュー・マコーミックHCのラグビーは浸透しつつありますか
春山「昨年はアタック中心にやってきたんでもともとディフェンスをやろうって言ってて。僕らの考えとアンガスさんの考えが一緒で、僕らがやろうとしていたことに協力してくれている感じですね。1、2、3年の頃は抜かれる気しかしなかったですけど、最近は抜かれる気がしないですね。めっちゃ抜かれてラインブレイクされてトライってなっても、なんで抜かれてトライを取られたかっていうのが明確です」
―では最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
春山「とにかく最後なんで後悔せんように自分の100%を出してやりきりたいです。そうじゃないと日本一になれないと思うので!」
吉原「ラグビー人生最後の集大成なんで後悔なくやって、その上に日本一という結果がついてこればいいなとい思います。」

(左から)
■春山悠太(はるやま・ゆうた)/天理高/文4/178㌢・84㌔/バーガー作り
■吉原太朗(よしはら・たろう)/桐蔭学園高/人4/176㌢・88㌔/春山けなし

―お二人ともCTBというポジションですが、いつからされているんですか
吉原「小学1年の時からラグビーをしているんですけどその頃からずっとですね。高校の時ちょくちょくSOもやったりしたんですけど、基本はCTBです」
春山「僕は中学1年からラグビーを始めたんですが、始めは素人やったからかWTBやったんですけど何カ月かしてCTBになって。僕も(吉原)太朗と一緒でSO、WTBをちょっとやったこともあるんですけど、9割CTBでしたね」
―CTBはどういったところ面白いですか
吉原「僕が思うのは体が当てられるところです。ラグビーはどこでも当てられるっちゃ当てられますけど…」
春山「僕は体を当てるのもそうなんですけど、パスでWTBを生かしたり自分で前へ出たりいろんなプレーができるところです。BKの中で一番貢献できるんじゃないかと思っています」
―得意なプレーはありますか
吉原「一番はタックルです」
春山「僕はオフロードパスです。相手とのコンタクトの前のパスじゃなくてコンタクトした後に裏に放るパスなんですけど、太朗とやっている時よく決まりますね」
―CTBの見せ場はどんなところですか
春山「どこやろ?ちゃうよなー俺ら」
吉原「ちゃうねー」
春山「12と13で全然ちゃいますね。太朗は?」
吉原「僕は13で2センなんですけど、地味な言い方になるかもなんですけど1センがつないだボールをどれだけ前に持って行けるかってところだと思います」
春山「僕は太朗を生かした時ですね。そういうプレーはしたいと思っているので見せ場になればなと。僕も行ける時は行くんですけど繋ぐ方が多いです」

―参考にしている選手がいたら教えて下さい
吉原「僕が1年の時に4年生だった田中健太(商卒)さんです。今まで見た人の中で一番前に行く精神を持っている方で、僕自身も常に頭に置いてやっています。今はクボタでラグビーをされているんですけど目標です」
春山「僕はロム―ですね。元オールブラックスのWTBです。髪型が格好良くて…(笑)」
吉原「(笑)」
春山「プレーも世界一やと思います!」
―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
吉原「親の勧めです。親の友人の子どもがラグビーをしていて、『お前んとこもやらんか』って」
春山「僕は仲がいい友達が中学のラグビー部に入ったからです」
―お二人とも高校は強豪校と呼ばれるところだと思うのですが、高校時代の競技面での成績は
春山「1、2年の時花園に出ました。1年の時は一回戦敗退。2年の時はリザーブでちょいちょい出してもらってベスト8でした。3年の時は出られませんでした」
吉原「1、2年の時は花園ベスト4でした。3年の時はあんまり強くなくてベスト16に終わりました」
―高校時代の思い出を一つ
春山「天理はめちゃめちゃ走るところやったんです。奈良の吉野の方ですごい山道で走り込み合宿をやったり。思い出というか…印象深いですね」
吉原「高校のチームのことじゃないんですけど高校2年の時に国体選手に選ばれて、優勝したんですけど試合には出られなくて。全くうれしくなかったです。それまでで一番悔しかったです」
―大学での印象深い試合を教えて下さい
吉原「昨年の初戦の立命大戦ですね。正直、僕単体やったら村本さん(聡一郎=文卒)の方が力も上で全然歯が立たなくて、他の人から見てもそうだったと思うんです。悠太が12番だったのでお互いのことをよく知っていたので、12、13のつながりの面で13番を取れたんだと思います。この試合、結果は負けてしまったんですけど、最初悠太からオフロードパスをもらってトライをすることができて。これで周囲に示すことができたかなって思って印象に残っています」
春山「昨年の明大戦が印象に残っていますね。僕らの代はやんちゃで迷惑をかけ続けてきて、そんな僕らが試合に出ても見捨てずに応援してくれて。この試合で4年生は引退されたんですけど、この代で結果を出せなかったことが悔しかったです」
―では大学ラグビーでうれしかったこと、悔しかったことをそれぞれ一つ挙げて下さい
春山「うれしかったことは昨年二人で試合に出続けることができたことです。村本さんっていうレベルが違う人がいる中で、監督、コーチ陣が使ってくれたことがうれしかったです。これまで期待されてきて春とかは試合に出ていたけど、全然シーズンでは結果を残すことができていない二人で。普段から仲のいい二人で、同じ悔しい思いをしてきた二人で出られてよかったです。悔しかったことは1、2年の時に試合に出られなかったことです。今思えば甘かったしできていないこともあって自分に問題があったんやって分かるんですけど、その時はU―20にも選ばれたりして一番自信があった頃だったんで、当時は悔しかったですね」
吉原「悔しかったのは2年の時に初めて出た近大戦で確か12番をスタメンでもらったんですけど、あまりにも緊張しすぎてノックオンしたり抜かれてトライを奪われたことです。生意気かもしれないですけど僕のせいで負けたと思っていて、この試合では悔しさ、恥ずかしさ、情けなさ、全ての感情をもらいました」

―入学時と今を比べてみて、変わったなと思うところは
春山「CTBとしてコンタクトができるようになったっていうのと、体の大きさも筋力もついたところです」
吉原「4年生になってラグビーに対する思いが強くなりましたね。社会人ではラグビーをしないので、本当に今年は最後だと思ってやっています」
―春シーズンを個人的に振り返っていかがですか
春山「僕は春すごく悩みましたね。ずっと試合には出させてもらっていて、良かったよってことも言われたりしたんですけど、全然満足できていないです。本気でラグビーをしているから自分の目指すところが高いんだと思います」
吉原「4年だからって気負いすぎて、全て自分でプレーをしていい方向に持っていかないとダメだと思ってしまって。それこそ持ったらトライくらいの思いで自分のプレーを見失ってしまいました。春は調子が悪い…って言ったら逃げになるんですけど、うまいこといかなかったですね。最後の方でメンバーも落ちてしまったし。全てを完璧にしたいと思いすぎて純粋に自分がしたいことが分からなくなっていました。でも最終戦の同大戦で悠太からパスをもらってトライができて、こういうことをしたらいいんやって思えて。最後にもう一回見つけることができて良かったです」
春山「あれは久しぶりに良かったプレーやったな。俺らの形で。いい時の感じをほんまに思い出せました」
吉原「立命大戦もあんなんやったしな。お互いができることをやればああいう形にできる、自分の役割をやれば結果に繋がるんやなって思いました」
春山「シンプルでええねんな。ごちゃごちゃ考えるからダメやねん」
吉原「それはありますね…」
―アンドリュー・マコーミックHCのラグビーは浸透しつつありますか
春山「昨年はアタック中心にやってきたんでもともとディフェンスをやろうって言ってて。僕らの考えとアンガスさんの考えが一緒で、僕らがやろうとしていたことに協力してくれている感じですね。1、2、3年の頃は抜かれる気しかしなかったですけど、最近は抜かれる気がしないですね。めっちゃ抜かれてラインブレイクされてトライってなっても、なんで抜かれてトライを取られたかっていうのが明確です」
―では最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
春山「とにかく最後なんで後悔せんように自分の100%を出してやりきりたいです。そうじゃないと日本一になれないと思うので!」
吉原「ラグビー人生最後の集大成なんで後悔なくやって、その上に日本一という結果がついてこればいいなとい思います。」

(左から)
■春山悠太(はるやま・ゆうた)/天理高/文4/178㌢・84㌔/バーガー作り
■吉原太朗(よしはら・たろう)/桐蔭学園高/人4/176㌢・88㌔/春山けなし
4年生特集企画 第1回 石川彰吾×石川裕基×幸田雄浩
投稿日時:2012/07/17(火) 15:19
春シーズンを7勝1敗で終えた藤原組。夏シーズン、そして秋の本番は着々と近づいてきている。ラストシーズンに挑む4年生にスポットを当て、その思いに迫る。
第1回のテーマは「最前線の仕事人」。体を張ったプレーチームを支えるフロントローの3人に思いを語ってもらった。

―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
石川裕「ラグビーを始めたのは高校からです。中学高校と一貫校だったんですけど、ラグビー部の顧問の先生に誘いを受けて。あと友達がみんな入ったので入りました」
石川彰「僕は父親の影響で幼稚園の時から始めました」
幸田「僕が小学1年の時に父親が新しいラグビースクールを作って、それで始めました」
―それぞれPR、HOのポジションはいつからですか
石川裕「ラグビーを始めた頃からです」
石川彰「HOになったのは高校1年からですね」
幸田「いろいろやったりしたんですけど、基本はずっとPRでした」
―そのポジションの面白さはどのようなところですか
石川裕「相手を押し切ってってところが面白いです」
石川彰「セットプレーはラグビーの始まりの部分なんでプライドを持ってやっています。そういうところがいいかなって思います」
―PR、HOで頭を使うプレー、場面は
石川裕「スクラムは若干駆け引きやなー」
石川彰「セットプレーは試合で勝ち負けがあって、特に僕はHOなので駆け引きの中で両PRに話を聞いてコミュニケーションを取って、試合中に修正できたらと思ってやっています」
幸田「ラインアウトの時とかぼーっとしないようにしています」
石川裕・石川彰「(笑)」
石川裕「間違いないね(笑)」
―セットプレーで心掛けていることはありますか
石川裕「僕らが負けたらチーム全体もどうしてもいいプレーができなくなってしますと思うので負けないように、というか勝てるようにしたいと思っています」
石川彰「責任感がありますよね。プライドを持って、負けたら終わりやと思ってやっています」
幸田「チームの土台になるところです」
―PR、HOで求められるプレー、目指しているものは?
石川裕「最近はセットプレーが最低限で、走ったりラインに入ったりっていうところを求められているので、そういうところをできるようになりたいです」
石川彰「スクラムもなんですけどHOなんでラインアウトのスローインでの正確性を上げることとフィールドプレー、特に今年はディフェンスに力を入れているのでそこですかね」
幸田「アンガスさん(アンドリュー・マコーミック=HC)が来てスクラムは大前提で、走ってタックルしてっていうことが求められるようになったと思います」

―今年のFWが変わったところ
石川裕「とにかく走らないと。春も走りました」
―体重は減りましたか
石川彰「僕は減っています」
石川裕「僕はキープできています」
幸田「一時期減って、今は戻したみたいな感じです」
石川彰「体重は減ったんですけどその分タイムが上がっているのでどっちを取ろうかなって感じで…。理想は体重を増やしながらフィットネスを上げることです!」
―練習メニューも変わったとお聞きしました
石川裕「頭を使うメニューが増えたので楽しいです」
石川彰「これまでは僕らは走っておけばOKって感じだったんです(笑)。でも今は立ち位置だったり自分が動くことを意識するようになったし、シークエンスで考えられているので理解して試合に臨むことができています」
―春シーズンのFW陣を振り返っていただけますか
石川裕「セットプレーは練習をそこまで取れていたわけではなかったんですけどその割りにはよかったです。モールはまだ全然やっていなくて取られたところはありました。スクラムも安定していたんじゃないですかね」
―やってきたことの成果は出ていますか
石川彰「出ていると思いますね。ディフェンスでは特に」
石川裕「課題はモールですね。夏に追い込んでいくかと思います」
―では自分自身の出来についてはどうですか
石川裕「2年生の時リザーブで試合に出たことはあるんですけどその時はファーストじゃなくて。京産大戦で初めてファーストを着られて良かったです。最後までキープできなかったことは悔しいです。萩井さん(萩井好次=監督)から直々にフィットネスやディフェンスはまだまだということも言われてきたので満足はしていません」
石川彰「満足は全然していないですね。スクラムとか納得できるところもあったんですけどまだまだ伸びることができると思っていて。フィットネスも成果が出ていてタイムも上がったりしているんですけど、まだ下のチームにいるんで夏から秋にかけて強化してファーストジャージを着たいです」
幸田「点数で言うと45点くらいですね。フィットネスは確かに上がってはいるんですけどまだまだPRの中では高くないし、実際に試合でのスクラムの時は押したり押されたり安定感はなかったと思います。ディフェンスにおいても粗いところがあると思うので、夏の間に詰めていきたいです」

―夏に取り組みたいことは?
石川裕「モールですね。トライを取られるのがモールからっていうのが多かったので、やっていきたいと思っています」
幸田「スクラムはまだまだ不安要素が残っているので、U―20から帰ってくる子と合わせるっていう意味も込めて、もっとレベルアップしたいですね」
石川彰「2人とも上のチームで活躍していたんですけど僕は下のチームとか真ん中のチームだったので、もっと上のチームに絡んでいきたいです。売りがスクラムとかセットプレーなのでそこはどんどん伸ばしていって、課題のフィットネスやディフェンスはもっと強化していきたいです。夏以降上のチームに行けるよう頑張ります」
―幸田さんは常に試合に出ているイメージがあるんですが
幸田「2年生の時からですね」
石川裕「すごいっすね」
石川彰「ずっと試合に出続けているのはすごいことです。けがしないし。萩井さんからいろいろ言われてきたとは思うんですけど、今はすごく信頼されているんじゃないですかね」
―石川彰さんの売りはスクラム、セットプレーだと伺ったんですがお二人は?
石川裕「スクラムです」
幸田「僕もスクラムです。あとけがをしないことです(笑)」
石川彰・石川彰「(笑)」
石川彰「大事っすね!」
―体を張るポジションなのでけがも多くなってしまうと思うんですがけが対策はされていますか
石川彰「アイスバスとかですかね。グラウンドの裏にプールみたいなやつに水を張ってるのがあるんです」
石川裕「練習とか試合後に入るんです。5月か6月くらいからやり始めました」
石川彰「アイスバスとか補食とか、スタッフがどんどんやってくれて環境はすごく良くなっています。アンガスさんの影響もでかいですね」
―入学時の自分と今の自分を比べて
石川裕「まじめになったと思います。下の頃はちょっとサボったりもしちゃってたんで」
石川彰「自主性が身に付いたかなと。もともと自主性があっていい環境だということを聞いて関学に入ったので。高校ではやらされるのがほとんどだったんですけど、大学、特に今年は最高学年なんでどんな練習がしたいとかコミュニケーションを取って考えることができるので、『自分たちがチームを変える』くらいの気持ちで楽しいです」
幸田「スクラムの技術も上がったと思うし、やっぱり入学時は体重が全然なかったのが今は100㌔に乗ったってことですかね。あと走れるようにもなりました」
―石川彰さんは自主性に引かれて関学へということですが、お二人が関学を選んだのはなぜですか
石川裕「高校の監督が関学出身で大崎さん(大崎隆夫=前総監督)と仲が良くて紹介してもらいました。もともとラグビーで入るつもりはなかったんですけど…」
幸田「僕は関学の方から声を掛けていただいて。高校の監督からもいいチーム、これから伸びるチームだということを聞いていたんで関学に入りました」

―ご自分の性格を分析してください
石川彰「僕は周りからまじめってことを言われます。風紀委員をやっているんですけど、生活面で細かいこととかも注意したりしています。具体的な仕事としては部則を徹底させて、破ったら呼び出して罰走を科したりします。今年はちょっと変わってて。今までは破った人だけが走っていたんですけど、今年はミスした人と4年生全員で走るってなってて。下級生は結構嫌がっていますよね。もうやらんって言っています」
石川裕「でも6月は毎週くらい走ったな」
石川彰「うん。言う側がまだまだ甘いんかなと思っています」
―石川裕さんと幸田さんはいかがですか
石川裕「マイペースです」
石川彰「そうやな…。でもやる時はやるって感じじゃない?切り替えがうまいと思います」
幸田「うーん…(笑)」
石川裕・石川彰「(笑)」
幸田「僕は周りからまじめだと言われます」
石川彰「えっ!?(笑)」
幸田「いや…ラグビーではまじめです。私生活はずぼら…?」
―ちょっとお聞きしたいのですが1と3に違いはあるんですか
幸田「3の方がきついっす」
石川裕「(笑)。いやそう思うよ!1は反則すれすれのプレーもできるんで楽できます」
石川彰「3はどうしようもないよな。挟まれているし、手を抜いたらスクラムが崩れてしまうくらい大事やと思います」
―大学ラグビー部生活でうれしかったことと悔しかったことを教えて下さい
石川裕「悔しかったことは2年でAで試合に途中から出た時、ちょうどゴール前でスクラムやったんですけどそのままトライを取られてしまって。ST(スクラムトライ)やったんでよく覚えています。うれしかったことは春シーズン初めてAでスタートから出たこともなんですけど、昨年ジュニアリーグで優勝したことです!」
石川彰「悔しかったのは昨年5月に足首をけがして、2カ月後くらいに復帰したら菅平でまたけが。その後もリハビリ、復帰、けがって感じで1年間ずっとけがしていたことです。もうアカンのちゃうかなって思ったんですけど、この春シーズンはけがなくこれて良かったです」
幸田「僕はうれしかったのは2年の時に初めて出た立命大戦です。高校時代レギュラーで出られていなかったので、大学で初めてレギュラーになったこの試合はうれしかったです。悔しかったのは昨年の明大戦です。長い間時間を共にした新里さん(新里涼=社卒)の代の先輩たちと結果を出すことができずに負けてしまったことが悔しかったです」
―最高学年を迎えて気持ちに変化はありますか
石川彰「風紀委員でもあるんでチームのモチベーションを上げるためにもしっかりした態度、背中を見せていきたいと思います」
石川裕「自分がサボってしまったら下にも示しがつかないのでしっかりしていきたいと思っています」
石川彰「自分たちの学年でもっと団結しないとダメですね。風紀委員をしていると下からいろんな意見も聞くので」
石川裕「仲の良い後輩も「この人のこういうとこはいいんですか?」ってことを言ってくるので。言ってくれるのはありがたいんですけど言われないようにしないと」
―では最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
幸田「日本一のPRになる。以上です」
石川裕・石川彰「(笑)。かっこいいー」
石川彰「Aチームで日本一。風紀委員として風紀面でも日本一になりたいです」
石川裕「ファーストジャージーを着て日本一になることです」

(左から)
■幸田雄浩(こうだ・たけひろ)/東福岡高/経4/180㌢・102㌔/ゲーム
■石川彰吾(いしかわ・しょうご)/近畿大学附属高/文4/166㌢・98㌔/映画鑑賞
■石川裕基(いしかわ・ゆうき)/名古屋高/社4/163㌢・110㌔/ボーリング
第1回のテーマは「最前線の仕事人」。体を張ったプレーチームを支えるフロントローの3人に思いを語ってもらった。

―ラグビーを始めたきっかけを教えて下さい
石川裕「ラグビーを始めたのは高校からです。中学高校と一貫校だったんですけど、ラグビー部の顧問の先生に誘いを受けて。あと友達がみんな入ったので入りました」
石川彰「僕は父親の影響で幼稚園の時から始めました」
幸田「僕が小学1年の時に父親が新しいラグビースクールを作って、それで始めました」
―それぞれPR、HOのポジションはいつからですか
石川裕「ラグビーを始めた頃からです」
石川彰「HOになったのは高校1年からですね」
幸田「いろいろやったりしたんですけど、基本はずっとPRでした」
―そのポジションの面白さはどのようなところですか
石川裕「相手を押し切ってってところが面白いです」
石川彰「セットプレーはラグビーの始まりの部分なんでプライドを持ってやっています。そういうところがいいかなって思います」
―PR、HOで頭を使うプレー、場面は
石川裕「スクラムは若干駆け引きやなー」
石川彰「セットプレーは試合で勝ち負けがあって、特に僕はHOなので駆け引きの中で両PRに話を聞いてコミュニケーションを取って、試合中に修正できたらと思ってやっています」
幸田「ラインアウトの時とかぼーっとしないようにしています」
石川裕・石川彰「(笑)」
石川裕「間違いないね(笑)」
―セットプレーで心掛けていることはありますか
石川裕「僕らが負けたらチーム全体もどうしてもいいプレーができなくなってしますと思うので負けないように、というか勝てるようにしたいと思っています」
石川彰「責任感がありますよね。プライドを持って、負けたら終わりやと思ってやっています」
幸田「チームの土台になるところです」
―PR、HOで求められるプレー、目指しているものは?
石川裕「最近はセットプレーが最低限で、走ったりラインに入ったりっていうところを求められているので、そういうところをできるようになりたいです」
石川彰「スクラムもなんですけどHOなんでラインアウトのスローインでの正確性を上げることとフィールドプレー、特に今年はディフェンスに力を入れているのでそこですかね」
幸田「アンガスさん(アンドリュー・マコーミック=HC)が来てスクラムは大前提で、走ってタックルしてっていうことが求められるようになったと思います」

―今年のFWが変わったところ
石川裕「とにかく走らないと。春も走りました」
―体重は減りましたか
石川彰「僕は減っています」
石川裕「僕はキープできています」
幸田「一時期減って、今は戻したみたいな感じです」
石川彰「体重は減ったんですけどその分タイムが上がっているのでどっちを取ろうかなって感じで…。理想は体重を増やしながらフィットネスを上げることです!」
―練習メニューも変わったとお聞きしました
石川裕「頭を使うメニューが増えたので楽しいです」
石川彰「これまでは僕らは走っておけばOKって感じだったんです(笑)。でも今は立ち位置だったり自分が動くことを意識するようになったし、シークエンスで考えられているので理解して試合に臨むことができています」
―春シーズンのFW陣を振り返っていただけますか
石川裕「セットプレーは練習をそこまで取れていたわけではなかったんですけどその割りにはよかったです。モールはまだ全然やっていなくて取られたところはありました。スクラムも安定していたんじゃないですかね」
―やってきたことの成果は出ていますか
石川彰「出ていると思いますね。ディフェンスでは特に」
石川裕「課題はモールですね。夏に追い込んでいくかと思います」
―では自分自身の出来についてはどうですか
石川裕「2年生の時リザーブで試合に出たことはあるんですけどその時はファーストじゃなくて。京産大戦で初めてファーストを着られて良かったです。最後までキープできなかったことは悔しいです。萩井さん(萩井好次=監督)から直々にフィットネスやディフェンスはまだまだということも言われてきたので満足はしていません」
石川彰「満足は全然していないですね。スクラムとか納得できるところもあったんですけどまだまだ伸びることができると思っていて。フィットネスも成果が出ていてタイムも上がったりしているんですけど、まだ下のチームにいるんで夏から秋にかけて強化してファーストジャージを着たいです」
幸田「点数で言うと45点くらいですね。フィットネスは確かに上がってはいるんですけどまだまだPRの中では高くないし、実際に試合でのスクラムの時は押したり押されたり安定感はなかったと思います。ディフェンスにおいても粗いところがあると思うので、夏の間に詰めていきたいです」

―夏に取り組みたいことは?
石川裕「モールですね。トライを取られるのがモールからっていうのが多かったので、やっていきたいと思っています」
幸田「スクラムはまだまだ不安要素が残っているので、U―20から帰ってくる子と合わせるっていう意味も込めて、もっとレベルアップしたいですね」
石川彰「2人とも上のチームで活躍していたんですけど僕は下のチームとか真ん中のチームだったので、もっと上のチームに絡んでいきたいです。売りがスクラムとかセットプレーなのでそこはどんどん伸ばしていって、課題のフィットネスやディフェンスはもっと強化していきたいです。夏以降上のチームに行けるよう頑張ります」
―幸田さんは常に試合に出ているイメージがあるんですが
幸田「2年生の時からですね」
石川裕「すごいっすね」
石川彰「ずっと試合に出続けているのはすごいことです。けがしないし。萩井さんからいろいろ言われてきたとは思うんですけど、今はすごく信頼されているんじゃないですかね」
―石川彰さんの売りはスクラム、セットプレーだと伺ったんですがお二人は?
石川裕「スクラムです」
幸田「僕もスクラムです。あとけがをしないことです(笑)」
石川彰・石川彰「(笑)」
石川彰「大事っすね!」
―体を張るポジションなのでけがも多くなってしまうと思うんですがけが対策はされていますか
石川彰「アイスバスとかですかね。グラウンドの裏にプールみたいなやつに水を張ってるのがあるんです」
石川裕「練習とか試合後に入るんです。5月か6月くらいからやり始めました」
石川彰「アイスバスとか補食とか、スタッフがどんどんやってくれて環境はすごく良くなっています。アンガスさんの影響もでかいですね」
―入学時の自分と今の自分を比べて
石川裕「まじめになったと思います。下の頃はちょっとサボったりもしちゃってたんで」
石川彰「自主性が身に付いたかなと。もともと自主性があっていい環境だということを聞いて関学に入ったので。高校ではやらされるのがほとんどだったんですけど、大学、特に今年は最高学年なんでどんな練習がしたいとかコミュニケーションを取って考えることができるので、『自分たちがチームを変える』くらいの気持ちで楽しいです」
幸田「スクラムの技術も上がったと思うし、やっぱり入学時は体重が全然なかったのが今は100㌔に乗ったってことですかね。あと走れるようにもなりました」
―石川彰さんは自主性に引かれて関学へということですが、お二人が関学を選んだのはなぜですか
石川裕「高校の監督が関学出身で大崎さん(大崎隆夫=前総監督)と仲が良くて紹介してもらいました。もともとラグビーで入るつもりはなかったんですけど…」
幸田「僕は関学の方から声を掛けていただいて。高校の監督からもいいチーム、これから伸びるチームだということを聞いていたんで関学に入りました」

―ご自分の性格を分析してください
石川彰「僕は周りからまじめってことを言われます。風紀委員をやっているんですけど、生活面で細かいこととかも注意したりしています。具体的な仕事としては部則を徹底させて、破ったら呼び出して罰走を科したりします。今年はちょっと変わってて。今までは破った人だけが走っていたんですけど、今年はミスした人と4年生全員で走るってなってて。下級生は結構嫌がっていますよね。もうやらんって言っています」
石川裕「でも6月は毎週くらい走ったな」
石川彰「うん。言う側がまだまだ甘いんかなと思っています」
―石川裕さんと幸田さんはいかがですか
石川裕「マイペースです」
石川彰「そうやな…。でもやる時はやるって感じじゃない?切り替えがうまいと思います」
幸田「うーん…(笑)」
石川裕・石川彰「(笑)」
幸田「僕は周りからまじめだと言われます」
石川彰「えっ!?(笑)」
幸田「いや…ラグビーではまじめです。私生活はずぼら…?」
―ちょっとお聞きしたいのですが1と3に違いはあるんですか
幸田「3の方がきついっす」
石川裕「(笑)。いやそう思うよ!1は反則すれすれのプレーもできるんで楽できます」
石川彰「3はどうしようもないよな。挟まれているし、手を抜いたらスクラムが崩れてしまうくらい大事やと思います」
―大学ラグビー部生活でうれしかったことと悔しかったことを教えて下さい
石川裕「悔しかったことは2年でAで試合に途中から出た時、ちょうどゴール前でスクラムやったんですけどそのままトライを取られてしまって。ST(スクラムトライ)やったんでよく覚えています。うれしかったことは春シーズン初めてAでスタートから出たこともなんですけど、昨年ジュニアリーグで優勝したことです!」
石川彰「悔しかったのは昨年5月に足首をけがして、2カ月後くらいに復帰したら菅平でまたけが。その後もリハビリ、復帰、けがって感じで1年間ずっとけがしていたことです。もうアカンのちゃうかなって思ったんですけど、この春シーズンはけがなくこれて良かったです」
幸田「僕はうれしかったのは2年の時に初めて出た立命大戦です。高校時代レギュラーで出られていなかったので、大学で初めてレギュラーになったこの試合はうれしかったです。悔しかったのは昨年の明大戦です。長い間時間を共にした新里さん(新里涼=社卒)の代の先輩たちと結果を出すことができずに負けてしまったことが悔しかったです」
―最高学年を迎えて気持ちに変化はありますか
石川彰「風紀委員でもあるんでチームのモチベーションを上げるためにもしっかりした態度、背中を見せていきたいと思います」
石川裕「自分がサボってしまったら下にも示しがつかないのでしっかりしていきたいと思っています」
石川彰「自分たちの学年でもっと団結しないとダメですね。風紀委員をしていると下からいろんな意見も聞くので」
石川裕「仲の良い後輩も「この人のこういうとこはいいんですか?」ってことを言ってくるので。言ってくれるのはありがたいんですけど言われないようにしないと」
―では最後にラストイヤーにかける意気込みをお願いします
幸田「日本一のPRになる。以上です」
石川裕・石川彰「(笑)。かっこいいー」
石川彰「Aチームで日本一。風紀委員として風紀面でも日本一になりたいです」
石川裕「ファーストジャージーを着て日本一になることです」

(左から)
■幸田雄浩(こうだ・たけひろ)/東福岡高/経4/180㌢・102㌔/ゲーム
■石川彰吾(いしかわ・しょうご)/近畿大学附属高/文4/166㌢・98㌔/映画鑑賞
■石川裕基(いしかわ・ゆうき)/名古屋高/社4/163㌢・110㌔/ボーリング
『スピリッツ』vol.72
投稿日時:2012/07/04(水) 21:12
春シーズン最終戦となった宿敵同大との一戦。関学はディフェンスから試合を作り、19―14で同大を下した。藤原組は白星で今季を終え、夏を迎える。まだまだ藤原組から目が離せない!

【宿敵】
春シーズン最終戦の相手は同大。昨リーグ戦では後半ロスタイムでの追い上げも虚しく、1点差で敗北を喫していた。「その借りを返す。やってきたことを出し切るだけ」。春から徹底してきたディフェンスを信じ、同大に挑んだ。
先制点を挙げたのは関学だった。開始早々、マイボールラインアウトからモールを形成。LO丸山(社3)がそのまま押し込みゴールラインを割った。その直後、同大に逆転を許し5―7に。なんとしてでも取り返したい関学は果敢に敵陣へ。前半終了間際、ラックから持ち出したLO藤原(商4)がトライをねじ込み、逆転に成功。12―7で前半を折り返した。
後半、CTB吉原(人4)がトライを挙げ、19―7と点差を広げた関学。後半10分、同大にトライを許すも、粘り強いディフェンスで守り切り、19―14で試合終了。同大を下し、白星で春シーズンを終えた。
【夏へ】
「勝って終われたことは大きいが、今日のようなきん差では関東の大学に勝っていけない」と主将・藤原。もっと走らないと、と今後の課題を語った。春シーズンの試合結果は7勝1敗。シーズンを通して強化してきたディフェンスの成果は表れている。夏合宿では関東の大学と試合が組まれており、夏にかけてさらに磨きをかける。徐々に形になりつつある藤原組のラグビー。この夏の成長が日本一への鍵となる。

【宿敵】
春シーズン最終戦の相手は同大。昨リーグ戦では後半ロスタイムでの追い上げも虚しく、1点差で敗北を喫していた。「その借りを返す。やってきたことを出し切るだけ」。春から徹底してきたディフェンスを信じ、同大に挑んだ。
先制点を挙げたのは関学だった。開始早々、マイボールラインアウトからモールを形成。LO丸山(社3)がそのまま押し込みゴールラインを割った。その直後、同大に逆転を許し5―7に。なんとしてでも取り返したい関学は果敢に敵陣へ。前半終了間際、ラックから持ち出したLO藤原(商4)がトライをねじ込み、逆転に成功。12―7で前半を折り返した。
後半、CTB吉原(人4)がトライを挙げ、19―7と点差を広げた関学。後半10分、同大にトライを許すも、粘り強いディフェンスで守り切り、19―14で試合終了。同大を下し、白星で春シーズンを終えた。
【夏へ】
「勝って終われたことは大きいが、今日のようなきん差では関東の大学に勝っていけない」と主将・藤原。もっと走らないと、と今後の課題を語った。春シーズンの試合結果は7勝1敗。シーズンを通して強化してきたディフェンスの成果は表れている。夏合宿では関東の大学と試合が組まれており、夏にかけてさらに磨きをかける。徐々に形になりつつある藤原組のラグビー。この夏の成長が日本一への鍵となる。
2012年7月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
|
ブログ最新記事
- 『スピリッツ』vol.87 (12/29 16:50)
- 『スピリッツ』vol.86 (12/18 22:22)
- 『スピリッツ』vol.85 (12/11 18:17)
- 『スピリッツ』vol.84(裏面) (12/11 18:11)
- 選手権直前インタビュー (12/05 06:32)
- 『スピリッツ』vol.84 (11/30 21:57)
- 『スピリッツ』vol.83(裏面) (11/16 20:36)
- 『スピリッツ』vol.83 (11/14 17:41)
- 『スピリッツ』vol.82(裏面) (11/14 17:38)
- 『スピリッツ』vol.82 (11/05 18:19)
- 『スピリッツ』vol.81 (10/30 09:15)
- 『スピリッツ』vol.80 (10/26 01:32)
- 『スピリッツ』vol.79(裏面) (10/24 12:53)
- 『スピリッツ』vol.79 (10/22 23:28)
- 『スピリッツ』vol.78 (10/17 02:10)
- 『スピリッツ』vol.77 (10/17 02:09)
- 『スピリッツ』vol.76 (10/09 15:55)
- 『スピリッツ』vol.75 (10/04 01:02)
- 『スピリッツ』vol.74 (10/03 11:57)
- 『スピリッツ』vol.73 (09/30 23:08)