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「藤原組~Over~」

4年生特集企画 第3回 秋重真人×與座幹太

投稿日時:2012/07/24(火) 20:53

第3回のテーマは「新月を背負って」。関学の高等部出身のお二人にお話を伺いました。長い関学生活を振り返り、今思うこととは。



―ラグビーを始めたきっかけは
與座「幼稚園の時に兄をまねて始めました」
秋重「僕も幼稚園からです。転園した幼稚園に部活があって、ラグビーのコーチの手品がすごくて始めました」
 
―関学高等部で経験した花園は
與座「感じたのは体のでかさでした。兵庫県の選手は他県の選手に比べて体が小さいということを感じたので、そこで体をでかくしないとと思いました」
 
―高等部が最近強くなっていますが
秋重「素直にうれしい限りです。僕らの前の時間帯に高校生が練習しているので練習はたまに見ています。高等部のチームメートがコーチもしているので有力な選手などの話も聞いたりします」
 
―高校で最も印象に残っている試合は
與座「やっぱり最後の試合です。報徳との試合で1点差で負けてしまって。僕のミスでトライを奪われて負けてしまったんです。副キャプテンに責任は押し付けましたけど(笑)」

―その悔しさを糧に続けてきたのですか
與座「ラグビーを続けたのは流れです」
秋重「僕らの代は18人いたのですが続けている人数が少なくて、そことの兼ね合いもありました。雰囲気的に続けました。ちょっとさみしいんですけどね」


 
―高等部の時の関学のイメージは
與座「楽そうでした」
秋重「雨が降ったら大学生は来ないし、激しい練習もしてなさそうで楽そうだったんです。でも入学と同時に急に厳しくなって…」
與座「年々きつくなってきています」
 
―高校と大学の違いは
秋重「練習時間もそうですけどレベルの高い選手が集まるので、練習の質が全然違いました。スピードが早すぎて目で追えなかったです。高校でサッカーもしていたので走る量は余裕でしたね」
與座「僕も同じでついていけるか心配でした」
 
―大学に入ってうれしかったことは
與座「3年生頃から体重も増え目に見えて体が大きくなったことです」
秋重「最近上のチームで出れていることです。下の学年を育てて行かなければならない時期に出続けられていることはうれしいです」

―逆に悔しかったことは
與座「タックルはうまくなくてほかの選手を見ながらもっと練習を重ねて来ればと思っていました」
秋重「何度もけがをしてしまったことです。3年生の時に肉離れ、鼻の骨折、肩の脱臼と復帰のたびにけがをしてしまったんです。もともとけがが多くて…」

―入学時と変わったところは
與座「細かっただけだったのが、今は体も大きくなりだいぶ変わりました」
秋重「僕は何も変わってないです。体重も全く変わらないんです。考え方を変えてスピードを磨きました」



―春シーズンを終えてどうでしたか
秋重「関大には負けてしまいましたけど、去年に比べたらすごくいいと思います」
與座「アンガス(=マコーミックHC)さんが来てディフェンスの関学というのが定着してきました。関学らしさが出ています」
 
―春シーズンよかったことは
秋重「京大戦でトライをいっぱい取れたことです。会場を沸かすプレーが好きで盛り上げることを心掛けています」

―今取り組んでいることは
與座「教員の採用試験です。一期生でなかなかうまく進まないので部活に集中するためにも早く終わらせたいです」
秋重「バイト。というのは嘘で筋トレです(笑)。体重を落とさないようにしています」
 
―最後にラストイヤーにかける思いをお願いします
與座「Aチームで試合に出てかつ努力をしたい」
秋重「Aチームで出たいという思いもありますが、下のチームも含め関学全部で勝ちたいです」



(左から)
■秋重真人(あきしげ・まこと)/関学高等部/社4/170㌢・70㌔/エウレカセブンを見ること
■與座幹太(よざ・かんた)/関学高等部/教4/185㌢・95㌔/昼寝