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「藤原組~Over~」 2012/2

『藤原組、始動―。』副将インタビュー

投稿日時:2012/02/17(金) 20:21

「主将を一番近くで支える存在、それが副将」。藤原組の副将となった安田尚矢さんに、今後の展望を語っていただきました。



―副将に就任されて今のお気持ちは
結果を出すことだけを考えて、そのために他の4回生や後輩たちを引っ張ってやっていきたいなと思っています。

―副将に就任されるまでの経緯は
コーチ陣から主将や副将、学年リーダーなどの役職について提案があり、提案されたときにその意図なども聞いてそれを元に幹部学年で話し合って決めました。もともと副将をやってみたいという思いもありました。

―今のチームの雰囲気はいかがですか
すごくいいと思います。目標から逆算してこの時期には何をやるっていうのを話し合ってスケジュールを組んでいて、その意図などを明確にしてしっかり全員に伝えてやっています。ただやっているだけじゃなくて理解しているからいい練習ができているかと。

―具体的に今はどのような練習を
走り込みと筋トレです。体の基礎からちゃんと作ろうって話してて、体重とか体力、栄養に気を使っています。とにかくベースを作って、学校が始まって新1回生が入ってきてから技術面に入っていこうかと。今はしんどい練習ばっかりですけど、みんな頑張れていると思います。

―個人的に取り組んでいる事はありますか
誰よりも声を出して盛り上げることです。あと練習内容は幹部とコーチ陣が話し合って決めていることなので、意図を完全に幹部に落とし込んで理解して、全員に理解させるためにしっかり口に出していくように心がけています。



―副将の役割は
関学の主将には役割が多すぎると思っていて。主将が主にコーチ陣のコミュニケーションを取ったり、OBさんの対応や練習決めをやるから、中心となって下への落とし込みをやるのが自分の役割やと思っています。試合では泥臭いことをするようなタイプなんですけど、主将の藤原ももう一人の副将の松延も「オレについて来い」的なタイプなんで、自分は幹部と他の学年の子とかのベクトルがずれていかないようにパイプ役をしていけたらなと。

―自分の学年のメンバーをどのように思いますか
熱いのが多いですね。個性豊かで大変でもあるんですけど、ラグビーをやるってなるとベクトルが一つになるので、かなりいい学年やと思います。

―昨年を振り返っていかがですか
今までの体制を思いっきり変えてやってきて、細かいことを気にせずにひたすら一つのことをやり続けたんですが、終わってみると足りないことにいろいろ気づきました。

―具体的に足りないと思ったことは何ですか
一番はディフェンスに関してです。他にはブレイクダウンであったり、接点の強さであったり戦術に関してです。

―逆に昨年得たことは
今までリスクを冒したことがなかったので、先が見えない中でもチャレンジしたってことによって精神力がついたんじゃないかなと。あと試合中も走れるようになったし、アタックで走り続けるようになったと思います。



―今年の関学ラグビーのスタイルとは
ディフェンスをベースとしたラグビーに去年の強化したアタック、3年前連覇したときくらいのFWの強さを足し合わせ、FWでもBKでもトライを取れるラグビーを目指していきたいです。

―今年の関学ラグビーの注目ポイントは
やっぱり今年はディフェンスに注目してほしいですね。一番力を入れてやっていこうと考えているので。

―安田さん自身の注目ポイントは
去年やったらタックルだったんですけど今年は立場が違うんで…。今年はタックルもなんですけど、それ以上に試合に出ているメンバーの気持ちをあげてチームを盛り上げて、全員の持ってる力を引き出していきたいと思っています。

―目標達成に向け必要なことは
具体的なことをいうとディフェンスや接点の強さやと思うんですけど、一番はチーム全員のベクトルを一つにすることやと思います。ラグビーって信頼のスポーツなので、みんなが日本一っていう目標に向けて努力できるかっていうのが大事。目標として掲げていてもぶれるのも出てくるし、負けたときとかこれでいいんかなってなったりすると思います。そんなとき幹部学年がどれだけ引っ張っていけるかも目標達成するためには不可欠やと思います。今年は春から勝ちにこだわって、自信をつけていきたいです。

―最後にホームページを見ている方に一言お願いします
結果あるのみです。

■安田尚矢(やすだ・なおや)/人間福祉学部4回生/京都成章/FL/178㌢、90㌔

(文=宮本直実)



 

『藤原組、始動―。』副将インタビュー

投稿日時:2012/02/17(金) 20:10

「主将を一番近くで支える存在、それが副将」。藤原組の副将となった松延泰樹さんに、今後の展望を語っていただきました。



―副将に就任して今のお気持ちは
他の部員がやるって思っていたので、自分がなるとは思っていませんでした。言葉じゃなくて、体で、行動で示していこうと思っています。最終学年でもあるのでチームを引っ張っていきたいです。

―今年は副将がお二人というのは
主将・副将が両方ともFWにならないようためにするためにBKも入れておこうということじゃないのかな。詳しくは聞いていないので分からないです。

―チームの雰囲気はどうですか
練習中しっかり声も出ていていい雰囲気でやれています。就活で抜ける4回生もいるけど、いる4年生中心にうまく盛り上げていけているかと。でも学年関係なしに全員が盛り上げていけていると思います。

―理想の副将像は?
言葉でまとめるのではなく体を張ってチームの先頭に立つような。行動で示しチームを勝利に導きたいです。

―今の時期どのような練習をされていますか
ディフェンスを中心にラン、タックル。去年もやろうってことを言ってたけど、今年は昨年よりも全体練習は2時間きっかりで終え、足りなかったところは個人練習でするように徹底しています。コーチ陣が考えてくださったんですけど、選手たちもその方が集中できるしいいかなって思っています。



―個人的に強化していることはありますか
キックと1対1です。

―副将として気を付けたいことはなにかありますか
正直、今までしんどいところで妥協してしまうこともありました。でもそんな人間が言葉で何を言っても後輩たちに伝わらんと思うから、行動で示していくことが大事。行動が変わればついてきてくれると思う。副将という立場を利用して直していこうと考えています。

―昨年一年を振り返っていかがですか
昨年は今までの関学にないアタックラグビーに取り組んで、最後までチャレンジすることできました。成績を残せなかったのは悔しいけど、0からのスタートだったので仕方がないと思うところもあります。今年は昨年先輩が残してくれたものをベースにレベルアップを図っていきたいです。

―昨年一年で得たものは
昨年はアタックに取り組んできて、アタックの機会が増えたこともあってBK陣の自信になったと思います。

―逆に足りないと感じるものは
やっぱりディフェンスですかね。アタックがよくてもディフェンスがあかんかったらチャンスも生かせないし。あとはブレイクダウン。関東の大学とか強いチームはブレイクダウンが本当に激しいけど関学はまだまだだと思います。



―去年の選手権決勝戦(帝京大対天理大)を見てどのように思われましたか
天理大だけじゃなく同大も上の方までいっていたし、関東と関西の差は縮まってきているのかなと思いました。天理大、同大が関東の大学と同等に渡りあえてたんやからっていう思いもあって、今年は日本一を目指したいです。

―今年の目標を教えてください
日本一です。関西制覇しないと日本一にもなれないと思うから、関西制覇を通過点に日本一を成し遂げます。昨年は勝利にこだわってっていうのはあまりなかったけど、今年はとにかく勝ちにこだわっていきたいです。

―今年の関学ラグビーの方向性は
ディフェンスで前にでること。受けるのは関学ラグビーらしくないと思うんで。ディフェンスを起点に攻撃し、BKはどんどん展開していってゴール前ではFWがトライを決め切れるように。手探りで作っていった去年とは違い今年はもう何をすればいいか、どう強化すればいいか見えているので去年をベースに自分たちで足していきたい。

―それでは関学ラグビーの注目ポイントは
FW・BK一体となってトライを取るところ。あとは厚いディフェンスです。

―個人的な目標は
勝つ上で得点が必要になってくると思うのでこだわりたいのはトライを取ること。こいつに回せばトライが取れる、と思ってもらえるような頼られる存在でありたいです。

―最後にHPを見ている方に一言お願いします
チーム一丸となり日本一を目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします。


■松延泰樹(まつのぶ・たいき)/商学部4回生/東海大仰星高/WTB/185㌢、92㌔

(文=松井智宏)

『藤原組、始動―。』主将インタビュー

投稿日時:2012/02/15(水) 16:42

あの感動と興奮から数カ月。2月5日、新体制が始動し、新たな挑戦が始まりました。

主将・藤原慎介  副将・松延泰樹、安田尚矢

今年度、チームの中心に立ち、その舵を取る主将・藤原慎介さんに、その胸内と今年のラグビー部について、熱く語っていただきました。



―新体制が始まって今のお気持ちは
まだ練習が始まったばっかりなんですけど、オフ明けでみんなラグビーがやりたかったみたいで。いい雰囲気の中で練習できています。始めは不安やったんですけど、すごく安心しました。

―主将に就任した経緯は
もともとやるとは思っていませんでした。萩井監督やコーチ陣からやってみたらっていうことを言われて、その時は急だったのですぐには答えを出さずに考える時間をもらいました。それから4回生でミーティングを重ねていく中で全員の気持ちを聞いて、お前やったら支えてやれるっていうことを言ってくれたので自信を持って主将をやろうと思いました。

―これまでにこういう役職についたことは
高校時代も主将をやらせてもらっていました。

―高校と大学の違いは
やっぱり組織の大きさですかね。高校時代は20人にも満たない人数ギリギリしかいなかったんですけど、大学には100人以上の部員がいて。規模の大きさが本当に違うなと。仕事の内容ではOBさんとお話したり、コーチ陣との常にコミュニケーションも取ったりということをするようになりました。

―理想の主将像とは
言葉で引っ張るタイプではないので、プレーで鼓舞して背中で引っ張っていきたいです。

―主将をやっていく上で気を付けていこうと思うことは
やっぱり誰よりも体を張って泥臭いプレーをして、背中で見せるということを意識してやっていきたいと思います。

―新体制が始まっていかがですか
みんな個性が強いのでどうなるかなって思ってたんですけど、就活とかで忙しい中4回生が中心となってチームをまとめてくれていてとてもやりやすいです。100人以上の部員をまとめるにはどうしても主将、副将だけでは手が足りないので周りを信頼してやっています。



―今の段階ではどのような練習をしていますか
今はとにかく走っています。あとはディフェンスですね。個人の体力やタックルを強化していて、FW・BKが別れての組織の練習はまだ行わず、個人を強化している段階です。

―今、個人的に取り組んでいることはありますか
みんなの意見に耳を傾けるように心掛けています。部員一人ひとりと積極的にコミュニケーションを取るようにして、チームとして一つになれるようにと思っています。

―練習に関しては個人的に取り組んでいることは
最終学年なので頑張ることは当たり前。なのでいろんな子とコミュニケーションを取るようにしています。

―昨年一年を振り返っていかがですか
昨年は本当に0からのスタートだったので手探りの状態で。満足する結果は出せませんでしたが、やり切ったことには満足しています。新しい組織を作ってくれた先輩たちには本当に感謝しています。

―昨年得たものは
アタックのバリエーションは増えましたし、BKの展開力もレベルが上がりました。自信もってアタックできるようになったと思います。これまでのプレースタイルややり方を一新させて新しいことに取り組んで、結果は出ませんでしたが新たな関学の形を作ってくれました。今年は昨年を軸にさらに内容を濃くしていこうと思います。

―逆に足りないと感じたことは
強いチームと対戦する中でディフェンスを強化しないと戦えないって感じました。なので個人のタックル力を強化して、ディフェンスでターンオーバーしてトライに繋げるようなプレーをしていきたいと思います。

―昨年の選手権の決勝戦(帝京大対天理大)を見てどのように思われましたか
リーグ戦で手合わせした天理大が決勝で戦っている姿を見て、関西からでもやれるんやっていうことを思って。余計に天理大に勝って日本一になりたいっていう思いが強くなりました。

―幹部学年ということで下の学年を意識することは
自分は2回生の頃から試合に出ていたんですが、その時4回生のために体を張って頑張りたいって思ってて。そう思えたのはその時の主将が体を張ってチームを引っ張っていく姿があったからで。4回生のために、そう思ってもらえるようなチーム作りをしていきたいです。



―どういったチーム作りをしていきたいですか
FW・BKが一体となったチームです。全員が体を張ってディフェンスをして、1つのボールを全員でトライしたい。

―関学ラグビー部の魅力とは
やっぱり学生主体っていうのが一番ですかね。フルタイムのコーチがいないので部員の気持ちが尊重されるところが他の大学と違ってていいと思います。監督、コーチ、部員が一緒にチームを作り上げていく環境が関学にはあります。

―自分たちの学年のメンバーをどう思いますか
一緒にいて楽しいです。破天荒な感じがしますがみんなラグビーが好きやし真剣なときは真剣にやるんで、いい方向に進めたらなと思います。

―今年の関学ラグビーが目指す方向は
繰り返しになりますけどFW・BK一体のラグビーです。みんなが体を張ってプレーしていければ。今の段階でチームの課題は分かっているんで修正していきたいです。去年はチャレンジに終わったけど、今年はとにかく勝ちにこだわりたいです。結果が自信にも繋がっていくと思うので。ここ近年リーグ戦で結果を残してきてたからターゲットとなる相手に当たるのはリーグ戦終盤でしたが、今年はおそらく1回戦から負けられない相手に当たることになると思います。なので早い段階からチームを作っていかないといけないと思っています。

―今年の関学ラグビーの注目ポイントは
今年強化ポイントにあげているディフェンス、セットプレーですね。昨年アタックは格段に良くなったけど組織ディフェンスはまだまだやと感じていて。下級生は今しんどいことをして個人のディフェンス力を強化してくれているんですが、それは必ず結果には繋がると思います。

―藤原さん自信が注目してほしいところは
体を張ったプレーです!

―最後にHPを見ている方に一言お願いします
チーム目標である日本一を目指し頑張っているし、達成できる年やと思っています。それだけのことをやっていくつもりです。応援よろしくお願いします!!


■藤原慎介(ふじわら・しんすけ)/商学部4回生/六甲アイランド高/LO・NO8/181㌢、104㌔

(文=宮本直実)

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