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「藤原組~Over~」

『藤原組、始動―。』副将インタビュー

投稿日時:2012/02/17(金) 20:10

「主将を一番近くで支える存在、それが副将」。藤原組の副将となった松延泰樹さんに、今後の展望を語っていただきました。



―副将に就任して今のお気持ちは
他の部員がやるって思っていたので、自分がなるとは思っていませんでした。言葉じゃなくて、体で、行動で示していこうと思っています。最終学年でもあるのでチームを引っ張っていきたいです。

―今年は副将がお二人というのは
主将・副将が両方ともFWにならないようためにするためにBKも入れておこうということじゃないのかな。詳しくは聞いていないので分からないです。

―チームの雰囲気はどうですか
練習中しっかり声も出ていていい雰囲気でやれています。就活で抜ける4回生もいるけど、いる4年生中心にうまく盛り上げていけているかと。でも学年関係なしに全員が盛り上げていけていると思います。

―理想の副将像は?
言葉でまとめるのではなく体を張ってチームの先頭に立つような。行動で示しチームを勝利に導きたいです。

―今の時期どのような練習をされていますか
ディフェンスを中心にラン、タックル。去年もやろうってことを言ってたけど、今年は昨年よりも全体練習は2時間きっかりで終え、足りなかったところは個人練習でするように徹底しています。コーチ陣が考えてくださったんですけど、選手たちもその方が集中できるしいいかなって思っています。



―個人的に強化していることはありますか
キックと1対1です。

―副将として気を付けたいことはなにかありますか
正直、今までしんどいところで妥協してしまうこともありました。でもそんな人間が言葉で何を言っても後輩たちに伝わらんと思うから、行動で示していくことが大事。行動が変わればついてきてくれると思う。副将という立場を利用して直していこうと考えています。

―昨年一年を振り返っていかがですか
昨年は今までの関学にないアタックラグビーに取り組んで、最後までチャレンジすることできました。成績を残せなかったのは悔しいけど、0からのスタートだったので仕方がないと思うところもあります。今年は昨年先輩が残してくれたものをベースにレベルアップを図っていきたいです。

―昨年一年で得たものは
昨年はアタックに取り組んできて、アタックの機会が増えたこともあってBK陣の自信になったと思います。

―逆に足りないと感じるものは
やっぱりディフェンスですかね。アタックがよくてもディフェンスがあかんかったらチャンスも生かせないし。あとはブレイクダウン。関東の大学とか強いチームはブレイクダウンが本当に激しいけど関学はまだまだだと思います。



―去年の選手権決勝戦(帝京大対天理大)を見てどのように思われましたか
天理大だけじゃなく同大も上の方までいっていたし、関東と関西の差は縮まってきているのかなと思いました。天理大、同大が関東の大学と同等に渡りあえてたんやからっていう思いもあって、今年は日本一を目指したいです。

―今年の目標を教えてください
日本一です。関西制覇しないと日本一にもなれないと思うから、関西制覇を通過点に日本一を成し遂げます。昨年は勝利にこだわってっていうのはあまりなかったけど、今年はとにかく勝ちにこだわっていきたいです。

―今年の関学ラグビーの方向性は
ディフェンスで前にでること。受けるのは関学ラグビーらしくないと思うんで。ディフェンスを起点に攻撃し、BKはどんどん展開していってゴール前ではFWがトライを決め切れるように。手探りで作っていった去年とは違い今年はもう何をすればいいか、どう強化すればいいか見えているので去年をベースに自分たちで足していきたい。

―それでは関学ラグビーの注目ポイントは
FW・BK一体となってトライを取るところ。あとは厚いディフェンスです。

―個人的な目標は
勝つ上で得点が必要になってくると思うのでこだわりたいのはトライを取ること。こいつに回せばトライが取れる、と思ってもらえるような頼られる存在でありたいです。

―最後にHPを見ている方に一言お願いします
チーム一丸となり日本一を目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします。


■松延泰樹(まつのぶ・たいき)/商学部4回生/東海大仰星高/WTB/185㌢、92㌔

(文=松井智宏)