「新里組~Challenge~」 2011/7
夏シーズン特別企画『4年目の夏』 第5回
投稿日時:2011/07/29(金) 16:54
第5回は、4人のFW陣。4年生として迎える、大学生活最後の夏。この夏にかける思い、 そして今後への抱負を語って頂きました。

―ラグビーを始めたきっかけは
村上「高校から兄の影響で始めました。それまでは野球をしていました」
中江「幼稚園からです。きっかけは兄がラグビーをしていたのと、おじいちゃんが慶應のラグビー部出身で。ジャージとか見せてもらったりしました」
黒台「小1からです。親の影響ですね」
佐藤「高校からです。兄も高等部出身で、兄の試合を見に行ったりして、始めようって思いました」
―関学を選んだ理由は
佐藤「高等部なのでそのまま」
中江「僕もですね」
村上「僕は先輩がいるっていうのもあって、ラグビーはするつもりだったので関学にしました」
―入学前の関学のイメージは
中江「中学の時は「大学は遊び」って聞いていたんですけど、年を重ねるごとに強くなっていって、入る頃には強豪校になってて。高校生の頃にはもう強いイメージでしたね」
黒台「僕も正直どこがいいとかわかんなかったんですけど、学生主体のいいチームって言うのは聞いてて、鵜呑みにしていました」

―大学ラグビーと高校ラグビーの違いは
中江「学生主体っていう点ではかなり違いますよね。コーチもいるけど、ほとんど4回生でチーム作っていくって感じで」
佐藤「プレーもだいぶ違うよね」
黒田「太郎さん(松川=経卒)はやばかった」
中江「征克さん(西川=文卒)も衝撃やったな。あ、すごいなって感じましたね。あと、高校時代、小樋山(人4)が強かったんですけど、小樋山でも先輩全然止めれなくて。それ見て改めて大学やばいなって思いました」
―それぞれのポジションの魅力を教えてください
村上「LOは…地味っすね」
中江「ナンバー8はFWの中でもボール持てせてもらえて楽しいんですけど、僕はFLがやりたくて。運動量が必要なポジションだと思います」
黒台「僕もLOなんですけど、地味ですね。仕事は…スクラム押すことですかね」
佐藤「FLは自由なポジションです。走り続けることが自分の仕事だと思っているんで。それができるポジションですね」
―関学のFWの強みは
中江「去年まではスクラムとかモールとかのセットプレーが強みだったんですけど、今年はそれに加えて走れるFWですね」

―春はどういった練習を
中江「BK的な練習をたくさんしましたね。スクラムやモールよりも1対1とか、パススキルとか。まだ手探りだったので、有効だったかはわからないですけど、徐々に形にはなってきたかなって思います」
―その成果は見られましたか
中江「随所ではって感じですかね」
黒台「正直、実感湧かないです」
佐藤「それぞれ個人が感じているのかもしれないです。まだ春の練習ではチーム的なことしていないんで」
―BKからFWに求められているものは何だと思いますか
黒台「走ることじゃないですか」
中江「今の攻め方の中で、走ることってすごい大切なことなんですよ。春はあまりセットプレーが安定しなくて、BK的には不安になるみたいに言われたので。頑張りたいですね」
―では逆にFWからBKに求めるものは
中江「取り切ってくれるBKですね」
黒台「あと、ミスしないこと」
佐藤「それ大事やな」
―4年生になって気持ちの変化はありますか
中江「プレー中はあまり「4年生だからって思わなくていい」って言われるんです。自分のことを死ぬ気でやってたら下もついてくると思うし、試合中は自分を意識していますね。練習中も言えるタイプじゃないので、楽しくできる雰囲気作りは心がけています」
佐藤「僕も、しんどい練習の時とかも雰囲気は悪くならないように気をつけていますね」
黒台「僕は逆に4年生って思わないようにしてるかも…」
村上「3回生までは先輩に頼ってたんですけど、4回生になって自分が周り動かさないといけないので、自分が一番に動いて、もっと自分自身ががんばらないとって思うようになりました」

―大学に入って、印象に残っている試合はありますか
村上「2、3年の時の菅平合宿での東海大戦です。2年生のときにぼろ負けして、先輩達が泣いている姿を見て、僕も悔しくなって。そのことを心がけて練習してきたつもりだったんですけど、3年生の菅平の時にまた0-81で負けて。やってきたことが甘かったんだなって感じました。今年もまた東海大と試合があるので、この悔しさを思い出して、勝てるように頑張りたいです」
中江「僕は慶應戦ですね。2年生の春から、自分の個人的な春の目標を「慶應戦にでること」にしているんです。でもずっと出れなくて。今年の春もそんなに調子悪くなかったんですけど、結局出れなくて。悔しくて心が折れそうにもなったんですけど、切り替えて秋にはAで出たいと思っています」
黒台「1年生の時の同大戦です。前年が関学が5位で同大が1位で。勝てへんと思ってたけど、まさか勝って。驚きと喜びで、やばかったです。印象に残っている試合ですね」
佐藤「僕は去年の4年生の引退試合ですね。僕3回生やったのにフル出場して。3回生以下は下のチームから出てて…。楽しかったけど悔しかったですね。よくわかんないけど印象には残っています」

―夏にかけてチームでレベルアップすべきことは
中江「ディフェンスですね。春はやっていないんで、夏にはかなりやるんじゃないかって思っています」
佐藤「そこやらな勝てへんと思うんで。今も少しずつDFやってます」
―では個人的に強化したいところは
村上「フィットネスです」
中江「仕事量を増やすことです。無駄な走りとか動きなくして。あと、1年間通してタックル磨きたいと思っていたんで、常に意識してやっていきたいです」
黒台「ディフェンスですかね。アタックと比べたらウリなので。そこを伸ばしていけたらなと思います」
佐藤「運動量ですね。体小さい分、動けないと話にならないので。信頼されるぐらいまであげたいですね」
―チームの目標達成への鍵は
黒台「ディフェンスは大事やな」
佐藤「あと、やっていること、やろうとしていることをやり抜いて、こだわることも必須だと思います」
中江「春、負けた試合もあるけど、そこでブレたらだめやと思うんで。どれだけやれるか、4年生次第ですね」
―では最後にそれぞれの目標を教えてください
村上「Aで出て勇気や感動を与えるプレーをしたいです」
中江「自分本位になってしまうけど、レギュラーになること。チーム目標達成のためにも自分も頑張って、国立に行くために、自分もレギュラーになりたいです」
黒台「学生ラグビーは最後になるので、卒業の時に、チーム、個人どっちも悔い残したくないし、できることを全力でやりたいですね」
佐藤「僕も自分ができること全力でやって、悔いが残らないようにやりたいです」
(左から)
■佐藤陽介(さとう・ようすけ)/社4/関学高等部/170㌢、77㌔/バイク
■黒台翔平(くろだい・しょうへい)/文4/報徳学園/176㌢、74㌔/ウィンドウショッピング
■中江翔平(なかえ・しょうへい)/経4/関学高等部/178㌢、92㌔/読書
■村上康平(むらかみ・こうへい)/社4/小倉高/173㌢、80㌔/人間観察

―ラグビーを始めたきっかけは
村上「高校から兄の影響で始めました。それまでは野球をしていました」
中江「幼稚園からです。きっかけは兄がラグビーをしていたのと、おじいちゃんが慶應のラグビー部出身で。ジャージとか見せてもらったりしました」
黒台「小1からです。親の影響ですね」
佐藤「高校からです。兄も高等部出身で、兄の試合を見に行ったりして、始めようって思いました」
―関学を選んだ理由は
佐藤「高等部なのでそのまま」
中江「僕もですね」
村上「僕は先輩がいるっていうのもあって、ラグビーはするつもりだったので関学にしました」
―入学前の関学のイメージは
中江「中学の時は「大学は遊び」って聞いていたんですけど、年を重ねるごとに強くなっていって、入る頃には強豪校になってて。高校生の頃にはもう強いイメージでしたね」
黒台「僕も正直どこがいいとかわかんなかったんですけど、学生主体のいいチームって言うのは聞いてて、鵜呑みにしていました」

―大学ラグビーと高校ラグビーの違いは
中江「学生主体っていう点ではかなり違いますよね。コーチもいるけど、ほとんど4回生でチーム作っていくって感じで」
佐藤「プレーもだいぶ違うよね」
黒田「太郎さん(松川=経卒)はやばかった」
中江「征克さん(西川=文卒)も衝撃やったな。あ、すごいなって感じましたね。あと、高校時代、小樋山(人4)が強かったんですけど、小樋山でも先輩全然止めれなくて。それ見て改めて大学やばいなって思いました」
―それぞれのポジションの魅力を教えてください
村上「LOは…地味っすね」
中江「ナンバー8はFWの中でもボール持てせてもらえて楽しいんですけど、僕はFLがやりたくて。運動量が必要なポジションだと思います」
黒台「僕もLOなんですけど、地味ですね。仕事は…スクラム押すことですかね」
佐藤「FLは自由なポジションです。走り続けることが自分の仕事だと思っているんで。それができるポジションですね」
―関学のFWの強みは
中江「去年まではスクラムとかモールとかのセットプレーが強みだったんですけど、今年はそれに加えて走れるFWですね」

―春はどういった練習を
中江「BK的な練習をたくさんしましたね。スクラムやモールよりも1対1とか、パススキルとか。まだ手探りだったので、有効だったかはわからないですけど、徐々に形にはなってきたかなって思います」
―その成果は見られましたか
中江「随所ではって感じですかね」
黒台「正直、実感湧かないです」
佐藤「それぞれ個人が感じているのかもしれないです。まだ春の練習ではチーム的なことしていないんで」
―BKからFWに求められているものは何だと思いますか
黒台「走ることじゃないですか」
中江「今の攻め方の中で、走ることってすごい大切なことなんですよ。春はあまりセットプレーが安定しなくて、BK的には不安になるみたいに言われたので。頑張りたいですね」
―では逆にFWからBKに求めるものは
中江「取り切ってくれるBKですね」
黒台「あと、ミスしないこと」
佐藤「それ大事やな」
―4年生になって気持ちの変化はありますか
中江「プレー中はあまり「4年生だからって思わなくていい」って言われるんです。自分のことを死ぬ気でやってたら下もついてくると思うし、試合中は自分を意識していますね。練習中も言えるタイプじゃないので、楽しくできる雰囲気作りは心がけています」
佐藤「僕も、しんどい練習の時とかも雰囲気は悪くならないように気をつけていますね」
黒台「僕は逆に4年生って思わないようにしてるかも…」
村上「3回生までは先輩に頼ってたんですけど、4回生になって自分が周り動かさないといけないので、自分が一番に動いて、もっと自分自身ががんばらないとって思うようになりました」

―大学に入って、印象に残っている試合はありますか
村上「2、3年の時の菅平合宿での東海大戦です。2年生のときにぼろ負けして、先輩達が泣いている姿を見て、僕も悔しくなって。そのことを心がけて練習してきたつもりだったんですけど、3年生の菅平の時にまた0-81で負けて。やってきたことが甘かったんだなって感じました。今年もまた東海大と試合があるので、この悔しさを思い出して、勝てるように頑張りたいです」
中江「僕は慶應戦ですね。2年生の春から、自分の個人的な春の目標を「慶應戦にでること」にしているんです。でもずっと出れなくて。今年の春もそんなに調子悪くなかったんですけど、結局出れなくて。悔しくて心が折れそうにもなったんですけど、切り替えて秋にはAで出たいと思っています」
黒台「1年生の時の同大戦です。前年が関学が5位で同大が1位で。勝てへんと思ってたけど、まさか勝って。驚きと喜びで、やばかったです。印象に残っている試合ですね」
佐藤「僕は去年の4年生の引退試合ですね。僕3回生やったのにフル出場して。3回生以下は下のチームから出てて…。楽しかったけど悔しかったですね。よくわかんないけど印象には残っています」

―夏にかけてチームでレベルアップすべきことは
中江「ディフェンスですね。春はやっていないんで、夏にはかなりやるんじゃないかって思っています」
佐藤「そこやらな勝てへんと思うんで。今も少しずつDFやってます」
―では個人的に強化したいところは
村上「フィットネスです」
中江「仕事量を増やすことです。無駄な走りとか動きなくして。あと、1年間通してタックル磨きたいと思っていたんで、常に意識してやっていきたいです」
黒台「ディフェンスですかね。アタックと比べたらウリなので。そこを伸ばしていけたらなと思います」
佐藤「運動量ですね。体小さい分、動けないと話にならないので。信頼されるぐらいまであげたいですね」
―チームの目標達成への鍵は
黒台「ディフェンスは大事やな」
佐藤「あと、やっていること、やろうとしていることをやり抜いて、こだわることも必須だと思います」
中江「春、負けた試合もあるけど、そこでブレたらだめやと思うんで。どれだけやれるか、4年生次第ですね」
―では最後にそれぞれの目標を教えてください
村上「Aで出て勇気や感動を与えるプレーをしたいです」
中江「自分本位になってしまうけど、レギュラーになること。チーム目標達成のためにも自分も頑張って、国立に行くために、自分もレギュラーになりたいです」
黒台「学生ラグビーは最後になるので、卒業の時に、チーム、個人どっちも悔い残したくないし、できることを全力でやりたいですね」
佐藤「僕も自分ができること全力でやって、悔いが残らないようにやりたいです」

(左から)
■佐藤陽介(さとう・ようすけ)/社4/関学高等部/170㌢、77㌔/バイク
■黒台翔平(くろだい・しょうへい)/文4/報徳学園/176㌢、74㌔/ウィンドウショッピング
■中江翔平(なかえ・しょうへい)/経4/関学高等部/178㌢、92㌔/読書
■村上康平(むらかみ・こうへい)/社4/小倉高/173㌢、80㌔/人間観察
夏シーズン特別企画『4年目の夏』 第4回
投稿日時:2011/07/25(月) 13:25
第4回は関学高等部から朱紺のユニフォームを着てきた3人にお話を伺いました。ラストサマー、そしてラストイヤーに懸けるそれぞれの胸中をご覧下さい。
―ラグビーを始めたきっかけは
川口「小4から、親の影響で始めました」
松本「僕は中学から始めました。小学生の頃は何もしていなくて、中学から何かスポーツをやりたいと思ってたので、友達と部回ってて。仲の良い子がラグビー部に入ったので一緒に入りました」
辰馬「小2からですね。真剣に始めたのは高校からです」
―高校3年生の時は花園出場経験もあるそうですが
川口「先輩がすごい人ばかりだったんで、花園を目指すっていうよりも、練習を毎日こなしてたって感じでしたね」
―昨年は高等部が初の全国ベスト4を達成しましたね
松本「僕は花園に応援に行きました。僕たちは花園には出場できても初戦で負けてしまったんですけど、後輩達は勝ちぬいて創部初のベスト4までいって。嬉しかったですね。後輩だけど尊敬もしました。結果残してくれて、本当に良かったです」
―高校時代、印象に残っている試合は
川口「春の近畿大会初戦の大工大戦です。大工大は強豪校なので」
辰馬「僕は全国選抜大会の仙台育英戦ですね。初めて外国人と試合をしたんですけど、負けた部分とかもあって、外国人に対抗心を持つようになりました」
松本「僕は高2の全国大会の兵庫県予選の決勝です。高2の春から1軍で試合に出させてもらって、同じポジションに先輩もいたんですけど試合には僕が出させてもらえて。でもその先輩にとったら最後の試合なのに、最初は応えられるようなプレーができなかったんですけど…。3年生の思いをプレーで見せたいって思って、試合自体は負けてしまったんですけど、気持ちが伝わるようなプレーはできたかなって思います」
―高校時代、関学の大学ラグビーへのイメージは
川口「有名校からたくさん選手が来ていて、通用しないだろうなって思っていました。それに高校の練習を、また大学で4年間やるのはしんどいなって思っていましたね」
辰馬「僕は別次元って思っていました。同じフィールドでやってる違うスポーツって感じでしたね」
松本「そうですね。関学は有名校から選手が来る大学って思っていたし、人数も相当増えるし通用しないと思っていました」
―では入部を決めたきっかけは
松本「高校時代は報徳がライバルで、ずっと花園に行きたいって思っていました。その目標は達成できたんですけど、花園で負けてしまって。しかもそんなに内容が良くなくて、負けたことに悔いが残って、このままラグビー人生を終えるのは後悔するって思ったので、続けることにしました」
川口「僕は高3の時はレギュラーで出ていて、その中でもBKの中心として松本と小樋山(人4)と引っ張ってたんですけど、試合で活躍できないのは僕だけで、それがとても悔しくて。もっとうまくなりたいと思って入部しました」
辰馬「高校3年間が楽しくて、チームメイトと離れるのが嫌だったっていうのが本音です。僕は体が小さかったので最初はスタッフで入って、春はスタッフとしてやってたんですけど、試合を見ているとやりたいっていう気持ちになって。その年の秋からプレーヤーに戻りました」

―高校と大学の違いは
松本「大学は自分次第だと思います。やらされている感がない分だけ、自分がいかにやるかが大事になりますよね」
川口「高校はレギュラーを目指すっていうよりも、相手にどう勝つかを考えていていました。でも今はレギュラーとることに必死にならないと。層が厚い分、なかなかレギュラー取れないんで」
松本「そうですね。人数が増えるだけ団結が難しいんですけど、チーム一丸となって目標に向かうことが大切なんだなって思います。そのためにも、上級生の視野の広さというか気配りが大事になってくると思います」
辰馬「あと、大学になったらいろんな地方からも人が集まってくるので、おもしろい部分もありますよね」
―もう4年生になって、チームを引っ張る立場にあるわけですが
川口「プレーは言わなくてもできる奴ばっかりなんで大丈夫なんですけど、練習態度とか私生活に関しては見本になれるように、声をかけれる気配りは心がけていますね」
―自分たちの入学当時のことは覚えていますか
松本「僕らの学年、僕ら以外のBKのレベルがかなり高くて。相当焦りましたね。こんなんで僕らついていけるんかって」
川口「僕はそうでもなかったけどな」
松本「うそ!まじで?」
川口「僕細くて体小さかったんで、人を抜くスタイルを意識してて。大学にはあんまりいなくて珍しかったみたいで、その頃は結構上のチームでしたね」
―大学での試合で印象に残っている試合はありますか
辰馬「僕は菅平での試合です。足を怪我して走れなくてワンプレーもできなくて…周りに迷惑かけて、申し訳ないことしたなって。無理なことは無理ってちゃんと言わないといけないと感じました」
松本「2年の時の慶應戦ですね。ずっとAチームで出たことなかったんですけど、初のAチームで初スタメンの試合。しかも花園第1フィールドっていうあこがれの場所で、相手は関東の強豪の慶應大。メンバー発表を聞いてすごく驚きました。先輩が控えで入ってて、高校の時と同じ思いで、その4回生の期待に応えようと挑んだ試合でした。すごく印象に残っています」

―今年のチームの強みは何だと思いますか
辰馬「みんな真面目です。1年生にも真面目な子がすごい多くて。僕らが1年生の頃は楽しんでやっていたのに。今年のチームはラグビーに関して真面目な人が多いです」
松本「人数が多いのも強みですよね。努力しないと試合に出られない。味方同士で切磋琢磨して高まっていけるって考えたら、人数の多さも強みになるんじゃないかなって思います」
川口「そうですね…(新里)涼の人柄もですね。なよなよしてそうだけど、実は芯は強い。それにみんなに同じ態度で接することができるのも良いと思います」
―春シーズンを振り返って
川口「今年は初めてBKで強くするっていうのを心がけてやってきました。その成果が出た部分もあって、それは良かったかなって思います」
辰馬「去年よりもレベルは上がっていると思います。接点にしても、下のチームでもコンタクトは去年とは全然違う。下チームのレベルがあがっているのを感じますね」
松本「今まではディフェンスがメインだったんですよ、1年生の時とか特に。でも今年はオフェンスに重点を置いて、点をとりにいくラグビ
ーを心がけていて。BKもパススキルとかオフェンス能力をあげる練習をたくさんやって、実際慶應にも関東学院大にも勝ったので。オフェンスの点では結果は出てきていると思います」
―BKに関しても成果は出ましたか
川口「そうですね。パス回しが全然違います。高1がやるような基本的な練習も春は毎日やったので。うまくはなっていると思います」

―夏にかけて、チームがすべきことは
辰馬「春はオフェンスをやってきたので、今からはディフェンスもやらないと。今やっていることの精度もあげて。下のチームでもコンタクトの練習ばっかりやってきたので、他のスキルも伸ばさないといけないと思います」
松本「夏はやっぱりディフェンスですね。春はずっとオフェンスをやってきたから。やっぱりディフェンスとオフェンス両方やって、組織を意識しないと関東には勝てないと思います」
―それでは個人的に強化したい部分はありますか
辰馬「体重と筋力ですね。ステップで人を抜けるようにもなりたいです」
松本「体格ですね。同じポジションでこんなに細い奴はいないんで。体重も80㌔はいきたいです。夏は体重増やすの難しいですけど、最後の夏なんで頑張ります」
川口「僕も体重ですね。筋力つけて」
―この夏が大学生活最後の夏になりますね
辰馬「去年の先輩たち見てても、雰囲気もやり方も全然違いました。最上級生として、僕らも眼の色変えてやらないとって思います」
川口「そうやな」
―チームの目標達成への鍵は
辰馬「4回生じゃないですかね。下級生の不満をなくしてあげれるかですね」
川口「僕、タックルが苦手なんですけど、苦手なことでも一番頑張ってやっている姿を後輩たちは見ていると思うんで。頑張りたいですね」
松本「4年生としての自覚。どのチームにもそれぞれ4回生はいると思うんで、いかに後輩達に思いを伝えられるかが勝利につながると思います」
―では最後に、それぞれの目標を聞かせてください
川口「勝たせてあげたいです。Aもそれ以外のチームも。下のチームは不満も溜まってしまうと思うんですけど、そこも考えてあげるのが僕の役割かなって思っているんで」
松本「僕は小樋山と同じ試合に出たいです。高校の時は当たり前だったんですけど、大学入ってからは1回もそれがないんで。高校の仲間と一緒に出たいですね。一緒にAチームで出たいです」
辰馬「僕も高校3年間のチームメイトと試合に出たいですね。FWもBKも全員で。あと、来年も再来年も、これから先ずっと勝てるチームにしたいです」

(左から)
■川口夢(かわぐち・ゆめ)/商4/関学高等部/WTB/170㌢、70㌔/寝ること
■松本昌士(まつもと・まさし)/経4/関学高等部/CTB/174㌢、74㌔/ボーリング
■辰馬洸(たつうま・こう)/経4/関学高等部/WTB/178㌢、75㌔/テレビを見ること

―ラグビーを始めたきっかけは
川口「小4から、親の影響で始めました」
松本「僕は中学から始めました。小学生の頃は何もしていなくて、中学から何かスポーツをやりたいと思ってたので、友達と部回ってて。仲の良い子がラグビー部に入ったので一緒に入りました」
辰馬「小2からですね。真剣に始めたのは高校からです」
―高校3年生の時は花園出場経験もあるそうですが
川口「先輩がすごい人ばかりだったんで、花園を目指すっていうよりも、練習を毎日こなしてたって感じでしたね」
―昨年は高等部が初の全国ベスト4を達成しましたね
松本「僕は花園に応援に行きました。僕たちは花園には出場できても初戦で負けてしまったんですけど、後輩達は勝ちぬいて創部初のベスト4までいって。嬉しかったですね。後輩だけど尊敬もしました。結果残してくれて、本当に良かったです」
―高校時代、印象に残っている試合は
川口「春の近畿大会初戦の大工大戦です。大工大は強豪校なので」
辰馬「僕は全国選抜大会の仙台育英戦ですね。初めて外国人と試合をしたんですけど、負けた部分とかもあって、外国人に対抗心を持つようになりました」
松本「僕は高2の全国大会の兵庫県予選の決勝です。高2の春から1軍で試合に出させてもらって、同じポジションに先輩もいたんですけど試合には僕が出させてもらえて。でもその先輩にとったら最後の試合なのに、最初は応えられるようなプレーができなかったんですけど…。3年生の思いをプレーで見せたいって思って、試合自体は負けてしまったんですけど、気持ちが伝わるようなプレーはできたかなって思います」
―高校時代、関学の大学ラグビーへのイメージは
川口「有名校からたくさん選手が来ていて、通用しないだろうなって思っていました。それに高校の練習を、また大学で4年間やるのはしんどいなって思っていましたね」
辰馬「僕は別次元って思っていました。同じフィールドでやってる違うスポーツって感じでしたね」
松本「そうですね。関学は有名校から選手が来る大学って思っていたし、人数も相当増えるし通用しないと思っていました」
―では入部を決めたきっかけは
松本「高校時代は報徳がライバルで、ずっと花園に行きたいって思っていました。その目標は達成できたんですけど、花園で負けてしまって。しかもそんなに内容が良くなくて、負けたことに悔いが残って、このままラグビー人生を終えるのは後悔するって思ったので、続けることにしました」
川口「僕は高3の時はレギュラーで出ていて、その中でもBKの中心として松本と小樋山(人4)と引っ張ってたんですけど、試合で活躍できないのは僕だけで、それがとても悔しくて。もっとうまくなりたいと思って入部しました」
辰馬「高校3年間が楽しくて、チームメイトと離れるのが嫌だったっていうのが本音です。僕は体が小さかったので最初はスタッフで入って、春はスタッフとしてやってたんですけど、試合を見ているとやりたいっていう気持ちになって。その年の秋からプレーヤーに戻りました」

―高校と大学の違いは
松本「大学は自分次第だと思います。やらされている感がない分だけ、自分がいかにやるかが大事になりますよね」
川口「高校はレギュラーを目指すっていうよりも、相手にどう勝つかを考えていていました。でも今はレギュラーとることに必死にならないと。層が厚い分、なかなかレギュラー取れないんで」
松本「そうですね。人数が増えるだけ団結が難しいんですけど、チーム一丸となって目標に向かうことが大切なんだなって思います。そのためにも、上級生の視野の広さというか気配りが大事になってくると思います」
辰馬「あと、大学になったらいろんな地方からも人が集まってくるので、おもしろい部分もありますよね」
―もう4年生になって、チームを引っ張る立場にあるわけですが
川口「プレーは言わなくてもできる奴ばっかりなんで大丈夫なんですけど、練習態度とか私生活に関しては見本になれるように、声をかけれる気配りは心がけていますね」
―自分たちの入学当時のことは覚えていますか
松本「僕らの学年、僕ら以外のBKのレベルがかなり高くて。相当焦りましたね。こんなんで僕らついていけるんかって」
川口「僕はそうでもなかったけどな」
松本「うそ!まじで?」
川口「僕細くて体小さかったんで、人を抜くスタイルを意識してて。大学にはあんまりいなくて珍しかったみたいで、その頃は結構上のチームでしたね」
―大学での試合で印象に残っている試合はありますか
辰馬「僕は菅平での試合です。足を怪我して走れなくてワンプレーもできなくて…周りに迷惑かけて、申し訳ないことしたなって。無理なことは無理ってちゃんと言わないといけないと感じました」
松本「2年の時の慶應戦ですね。ずっとAチームで出たことなかったんですけど、初のAチームで初スタメンの試合。しかも花園第1フィールドっていうあこがれの場所で、相手は関東の強豪の慶應大。メンバー発表を聞いてすごく驚きました。先輩が控えで入ってて、高校の時と同じ思いで、その4回生の期待に応えようと挑んだ試合でした。すごく印象に残っています」

―今年のチームの強みは何だと思いますか
辰馬「みんな真面目です。1年生にも真面目な子がすごい多くて。僕らが1年生の頃は楽しんでやっていたのに。今年のチームはラグビーに関して真面目な人が多いです」
松本「人数が多いのも強みですよね。努力しないと試合に出られない。味方同士で切磋琢磨して高まっていけるって考えたら、人数の多さも強みになるんじゃないかなって思います」
川口「そうですね…(新里)涼の人柄もですね。なよなよしてそうだけど、実は芯は強い。それにみんなに同じ態度で接することができるのも良いと思います」
―春シーズンを振り返って
川口「今年は初めてBKで強くするっていうのを心がけてやってきました。その成果が出た部分もあって、それは良かったかなって思います」
辰馬「去年よりもレベルは上がっていると思います。接点にしても、下のチームでもコンタクトは去年とは全然違う。下チームのレベルがあがっているのを感じますね」
松本「今まではディフェンスがメインだったんですよ、1年生の時とか特に。でも今年はオフェンスに重点を置いて、点をとりにいくラグビ
ーを心がけていて。BKもパススキルとかオフェンス能力をあげる練習をたくさんやって、実際慶應にも関東学院大にも勝ったので。オフェンスの点では結果は出てきていると思います」
―BKに関しても成果は出ましたか
川口「そうですね。パス回しが全然違います。高1がやるような基本的な練習も春は毎日やったので。うまくはなっていると思います」

―夏にかけて、チームがすべきことは
辰馬「春はオフェンスをやってきたので、今からはディフェンスもやらないと。今やっていることの精度もあげて。下のチームでもコンタクトの練習ばっかりやってきたので、他のスキルも伸ばさないといけないと思います」
松本「夏はやっぱりディフェンスですね。春はずっとオフェンスをやってきたから。やっぱりディフェンスとオフェンス両方やって、組織を意識しないと関東には勝てないと思います」
―それでは個人的に強化したい部分はありますか
辰馬「体重と筋力ですね。ステップで人を抜けるようにもなりたいです」
松本「体格ですね。同じポジションでこんなに細い奴はいないんで。体重も80㌔はいきたいです。夏は体重増やすの難しいですけど、最後の夏なんで頑張ります」
川口「僕も体重ですね。筋力つけて」
―この夏が大学生活最後の夏になりますね
辰馬「去年の先輩たち見てても、雰囲気もやり方も全然違いました。最上級生として、僕らも眼の色変えてやらないとって思います」
川口「そうやな」
―チームの目標達成への鍵は
辰馬「4回生じゃないですかね。下級生の不満をなくしてあげれるかですね」
川口「僕、タックルが苦手なんですけど、苦手なことでも一番頑張ってやっている姿を後輩たちは見ていると思うんで。頑張りたいですね」
松本「4年生としての自覚。どのチームにもそれぞれ4回生はいると思うんで、いかに後輩達に思いを伝えられるかが勝利につながると思います」
―では最後に、それぞれの目標を聞かせてください
川口「勝たせてあげたいです。Aもそれ以外のチームも。下のチームは不満も溜まってしまうと思うんですけど、そこも考えてあげるのが僕の役割かなって思っているんで」
松本「僕は小樋山と同じ試合に出たいです。高校の時は当たり前だったんですけど、大学入ってからは1回もそれがないんで。高校の仲間と一緒に出たいですね。一緒にAチームで出たいです」
辰馬「僕も高校3年間のチームメイトと試合に出たいですね。FWもBKも全員で。あと、来年も再来年も、これから先ずっと勝てるチームにしたいです」
(左から)
■川口夢(かわぐち・ゆめ)/商4/関学高等部/WTB/170㌢、70㌔/寝ること
■松本昌士(まつもと・まさし)/経4/関学高等部/CTB/174㌢、74㌔/ボーリング
■辰馬洸(たつうま・こう)/経4/関学高等部/WTB/178㌢、75㌔/テレビを見ること
夏シーズン特別企画『4年目の夏』 第3回
投稿日時:2011/07/18(月) 19:59
第3回目のテーマは「7回目の夏」。大分舞鶴高での出会いから7年。3人の学生ラグビー生活、最後の夏にかける思いとは。

―ラグビーはいつから始めましたか
牛島・村本「小3からです」
平野「中1からです」
―高校時代のラグビー部は
平野「厳しかったですね」
―関学のラグビー部はどうですか
平野「想像以上にキツかったですね」
―高校時代から一緒の3人ですが、お互いの第一印象は
村本「牛島は坊主だったよね」
牛島「村本は体大きくて、同学年とは思えないケツしてました」
平野「2人とも県外から来てて、すごい選手なんだろうなって思いましたね」
牛島「そうなんスよ。俺と村本は高校時代から一人暮らしをしています」
―高校時代、印象に残っている試合はありますか
牛島「初めてメンバー入りした九州大会の試合です」
村本「花園での最後の試合。長崎北陽台高との試合でした」
平野「花園で途中で出た時。思い出というか、印象に残っていますね」
―新里組がスタートしてしばらく経ちますが、形はできてきていますか
平野「去年とは違って、アタック中心で、うまくいっていないところもあるけど、これから夏にかけて、精度もあがってくるんじゃないかなって思います」
―今年の関学ラグビー部の違うところは
村本「BKからも展開するようになりました」
―春シーズンの感想は
村本「慶應大や関東学院大にも勝って、自分たちのいい部分でたら勝てるんですけど、自分らの形が出せなかったらうまくいかないですよね」
―それはどうしたら変わると思いますか
村本「春からやっているスタイルを貫くこと。夏からはディフェンスもやっていくんですけど、自陣の深いところから攻めたり、攻め方も幅広くできたらなって思います」
―幹部になって、気持ちの変化は
平野「今までは練習中とかあんまりしゃべらなかったんですけど、積極的に話すようには意識しています。去年までは言われたらやるって感じだったんですけど」
村本「…そうっすね。BKリーダーにも選ばれて、真面目にやらないといけないなって思いますね」
牛島「今までは上回生の先輩に頼って「しゃべらなくてもいいかな」って思ってたんですけど、今自分が一番上に立つようになって、ゲームキャプテンもやったりして、積極的に話さないとなって思いますね」
―チーム作りについてはどうですか
牛島「上下関係があんまりなくて、言いたいこと言い合えますね」
平野「例年に比べて、決まりも増やしたり、規律正しくできていると思います。忘れ物や遅刻も減っていると思いますね」
―目標達成への鍵は
牛島「やっぱり、春からやっているラグビーを貫くことですかね。夏越えたら、また必要なものが見えてくると思うので。それも踏まえながら、いいものを作っていけたらなって思います」
―ラグビ―の魅力って何だと思いますか
村本「チームスポーツでコンタクトがあるところ」
牛島「体ぶつけたりするのは他の競技ではあんまりないし、直接当たることで共有できることもあるし、チームスポーツでできてるなって思います」
平野「そうですね。コンタクトのあるスポーツで他の競技にはないことができるのが魅力ですかね」
―今年がラストイヤーになりますが
牛島「小学生の頃からやっているラグビーも、もう最後だと思うんで、すべて出し切りたいです」
村本「僕も学生スポーツは最後なんで。これだけ頑張ることもないと思うし、悔いの残らないように頑張ります」
平野「2人と同じになるんですけど、こんなにやるのは社会人になってもないと思うので。悔いないようにやりたいですね」
―個人的な目標は
平野「今は下のチームにいて、でも4回生が上のチームでやるのは大事なことだと思うので。少しでも上のチームで試合に出たいですね」
村本「試合に出て勝つことです」
牛島「上のチームも下のチームも関係なく、チームが勝つことに集中したいです」
(左から)
■平野賢二(ひらの・けんじ)/理4/大分舞鶴高/175㌢、95㌔/温泉
■村本聡一郎(むらもと・そういちろう)/文4/大分舞鶴高/177㌢、83㌔/バイク
■牛島克幸(うしじま・かつゆき)/法4/大分舞鶴高/178㌢、77㌔/地元の喫茶店巡り
夏シーズン特別企画『4年目の夏』 第2回
投稿日時:2011/07/14(木) 16:54
第2回は「國學院久我山の絆」。國學院久我山高、そして関学へと同じ道を歩んできた2人の思いに迫る。

―國學院久我山高校時代、お互いの印象は
小川「菅ちゃんは身体能力が高いです」
菅「チョモステップ。キレがすごいんです」
―高校時代から仲がいいのですか
菅「1学年30人近くいたんですが1年のときから3年間同じクラスだったし、ずっと仲いいです」
―高校時代で一番印象に残っている試合は
小川「花園の天理戦です」
菅「僕もですね。これが引退試合になったので」
―関学に進学したということですが、どのような経緯ですか
小川「監督に薦められたからです」
菅「文武両道、素晴らしい環境だと思ったからです。…嘘です(笑)正直、僕も監督に薦められたんで来ました。」
―実際、関学ラグビー部の一員となって
菅「楽しいです」
―今年のラグビー部の強みとは
小川「仲がいいことじゃないですかね。みんなが意見を言える環境があると思います」

―春シーズンを終えて
菅「結果がついてきませんでした。ディフェンスとかやらないといけないことがたくさん見えました。危機感を持ってやっていかないと」
―逆に成果が見えたところなど
菅「負けた試合もあったけど、慶応義塾大や関東学院大といった関東強豪校と互角に試合ができた事。通用するところもある、と少し自信になりましたね」
―幹部学年となって
小川「春は(新里)涼に頼りきりになってしまったところがあります。下のチームで試合に出るときは、自分から率先して引っ張っていこうとは意識していました」
菅「自分もです。反省点ですね」
―後輩指導の大変さは
小川「大変というよりは…。変なプレーはできないです。思いっきりやることを意識しています」
―練習中、意識していることは
小川「分からなくても思いっきりやるようにしてます」
菅「今までは考えずにプレーしてたところが。最近は頭を使ってプレーするように心がけています」

―高校と大学のラグビーの違いは
小川「全然違いますね。体の大きさもプレーも。頭を使わないといけないし」
―4年間は早かったですか
小川「早かったね」
菅「あっという間でした」
―関学での試合で、印象に残っている試合は
小川「1年生の時の同志社戦」
菅「僕もです」
―チーム目標である関西制覇、国立出場を達成するために必要なものは
菅「ありすぎますね…」
小川「信じてやり切ること…ですかね」
―この夏はどんなシーズンにしたいですか
菅「充実したシーズンにしたいですね」
―では最後に個人的な目標を
菅「レギュラーで試合に出ること」
小川「Aチームで試合に出ることです」

■小川知樹(おがわ・ともき)/社会学部4回生/國學院久我山高/LO・NO8/187㌢。90㌔。/田舎を満喫
■菅秀平(かん・しゅうへい)/経済学部4回生/國學院久我山高/LO・FL・NO8/180㌢。85㌔。/田舎を楽しむ

―國學院久我山高校時代、お互いの印象は
小川「菅ちゃんは身体能力が高いです」
菅「チョモステップ。キレがすごいんです」
―高校時代から仲がいいのですか
菅「1学年30人近くいたんですが1年のときから3年間同じクラスだったし、ずっと仲いいです」
―高校時代で一番印象に残っている試合は
小川「花園の天理戦です」
菅「僕もですね。これが引退試合になったので」
―関学に進学したということですが、どのような経緯ですか
小川「監督に薦められたからです」
菅「文武両道、素晴らしい環境だと思ったからです。…嘘です(笑)正直、僕も監督に薦められたんで来ました。」
―実際、関学ラグビー部の一員となって
菅「楽しいです」
―今年のラグビー部の強みとは
小川「仲がいいことじゃないですかね。みんなが意見を言える環境があると思います」

―春シーズンを終えて
菅「結果がついてきませんでした。ディフェンスとかやらないといけないことがたくさん見えました。危機感を持ってやっていかないと」
―逆に成果が見えたところなど
菅「負けた試合もあったけど、慶応義塾大や関東学院大といった関東強豪校と互角に試合ができた事。通用するところもある、と少し自信になりましたね」
―幹部学年となって
小川「春は(新里)涼に頼りきりになってしまったところがあります。下のチームで試合に出るときは、自分から率先して引っ張っていこうとは意識していました」
菅「自分もです。反省点ですね」
―後輩指導の大変さは
小川「大変というよりは…。変なプレーはできないです。思いっきりやることを意識しています」
―練習中、意識していることは
小川「分からなくても思いっきりやるようにしてます」
菅「今までは考えずにプレーしてたところが。最近は頭を使ってプレーするように心がけています」

―高校と大学のラグビーの違いは
小川「全然違いますね。体の大きさもプレーも。頭を使わないといけないし」
―4年間は早かったですか
小川「早かったね」
菅「あっという間でした」
―関学での試合で、印象に残っている試合は
小川「1年生の時の同志社戦」
菅「僕もです」
―チーム目標である関西制覇、国立出場を達成するために必要なものは
菅「ありすぎますね…」
小川「信じてやり切ること…ですかね」
―この夏はどんなシーズンにしたいですか
菅「充実したシーズンにしたいですね」
―では最後に個人的な目標を
菅「レギュラーで試合に出ること」
小川「Aチームで試合に出ることです」

■小川知樹(おがわ・ともき)/社会学部4回生/國學院久我山高/LO・NO8/187㌢。90㌔。/田舎を満喫
■菅秀平(かん・しゅうへい)/経済学部4回生/國學院久我山高/LO・FL・NO8/180㌢。85㌔。/田舎を楽しむ
夏シーズン特別企画『4年目の夏』 第1回
投稿日時:2011/07/11(月) 13:59
春シーズンを終え、新里組は夏シーズンへと挑む。秋に向け、大きな分岐点となる夏。そして4年生にとっては、大学生活最後の夏になる。その夏にかける思いとは―。

第1回のテーマは「PR」。スクラムの支柱を担うPRの3人の闘志を追った。
―PRのポジションはいつから
張「大学1年の秋からですね。始めはLOだったんですけど、今はPRです」
折目「小3からラグビーを始めて、ずっとPRをやっています。途中LOもやったりもしたんですけど、基本はずっとPRですね」
高橋「大学2年のときにはHOをやったりしていたので、本格的に始めたのは大学3年の夏からです。」
―PRの魅力は何ですか
張「ラグビーの中で、1対1の真っ向勝負が必ずあるポジション。勝ち負けもはっきりしますし、その分やりがいは感じますね」
折目「スクラムっていう特別なものがあって。最前列でみんなの押しを伝えられる大切なポジションだと思っています」
高橋「スクラムができないと試合で勝てない。スクラムが攻撃の始まりだと思っています。勝ち負けを左右するし、チームを支えていると思います」
―チームから求められるプレーとは
張・折目「スクラムの強さですね」

―今年のFWで変わったところは
高橋「1人1人の走る意識ですかね。順目で攻めることとか、FWも走り込むことが増えてきたと思います」
―4年生になり、入学当時から成長したところはありますか
高橋「スクラムは強くなったと思います。体重が増えて走れなくはなったかもしれないけど、力強さは出ていると思います。あと、高校時代はやらされているという気持ちがあったんですけど、やはり大学で自主性が求められるようになって意識面も変わってきたと思います。目標を持って練習にも取り組めるようになりました」
折目「個人的なプレーも成長したと思います。昨年までは先輩や下に習うことも多かったんですけど、4回生になって下級生の指導もできるようになってきたんじゃないかなと思います」
張「折目と似ているんですけど、去年までFWはすごい先輩ばかりで、甘えがあって先輩の背中見てついていく感じだったんですけど、4回生になると周りはみんな下級生になって。自分も背中で見せられるようには意識しています」
―春シーズンを終えた今のお気持ちは
高橋「結果が出たり出なかったりで。新しいスタイルを試しているから、安定しづらいのは仕方ないんですけど、やっぱり悔しいです。夏に向けてチームを作らないとって思いますね。不安もあるけど、これから作っていくチームに期待は大きいです」
折目「春はケガとリハビリで1試合も出ていないんですけど、夏から復帰します。春は外から声を出したりしていたんですけど、これからは中でチームを引っ張れるようにしたいですね」
張「チーム自体、最後の方はあまり良くない状態でした。でも自分自身、4年生なのにAチームで出てなくて、チーム見てて悔しくて。上のチームにあがって、くじけずやっていきたいです」

―夏から秋にかけて、強化したいところは
張「今年、FWはスタイルを変えてやっているんですけど、FWに関して“強い関学”っていうのを生かしきれていないと思うんですよ。だから強いFWにしたいですね。個人的には、スクラムは大前提として、今はあんまり走れていないのでもっと走れるように。体も大きくしたいんですけど、ただ増やすんじゃなくって、体を強くして活躍したいです」
折目「FW全体としてはセットプレーですね。関東に負けないように。個人では、復帰してスクラムと、それにプラスして激しいプレーでもチームを引っ張りたいです」
高橋「BKがレベルアップする分、FWもレベルアップしないといけない。今までよりも強くならないといけません。それには全員のレベルアップが必要だと思います。自分自身は、スクラムは誰にも負けないようにしたいです。チームが負けてても、空気を変えられるようにしたいです」
―今のチームの状況は
張「芳しくはないですね」
高橋「4年生にも下級生にも、不安な部分はあると思うんです。でもここで4年生がその不安をどう取り除けるかが重要だと思います。夏の練習が始まって間もないですが、4年生からひとつになって、チーム全体を良くしていきたいです」
―それぞれ、個人の強みは
高橋「スクラムです」
折目「モールですね。周りからの期待もあるので頑張ります」
張「LOもやっていたんで、走力ですかね。自信持って、もっと走れるようにしたいです」
―今年がラストイヤーになりますが
張「一瞬でしたね」
高橋「今年の春は特に。もう夏か、って感じです。チームの始めは、どうやっていいのかも僕ら自身もわからなくて不安だったし、下級生も不満もあっただろうし。下級生の指導もまだ完全に慣れてはいないけど、チームのことを理解したらできると思うんで…。まあでも最初に比べたら指導も少し慣れてきましたね」

―練習中に心がけていることはありますか
張「しんどくても声を出すこと。後輩たちはそこもしっかり見ていると思うので。上回生が頑張れば、下級生もついてくると思います」
折目「声掛けですね。明るくできるように意識はしています」
高橋「チームを引っ張るために、まずは声出しですね。全員の集中力が続くように、チームの雰囲気乱さないようには意識しています」
―春シーズンで印象に残っている試合は
高橋「慶應戦ですね。僕自身、今シーズン初のAチームで出る試合で。そこまでも結果が出てなかったので、勝ちたい気持ちは強かったです。慶應大には勝ったことなかったし、一番いい試合だったと思います」
折目「スタンドから見てても熱い試合でしたね。チームがひとつになれた試合でした」
張「僕は大体大との試合です。メンバーの15人中11人が1年生で。相手もFWはAチームだったんですけど、みんな頑張ってくれて。試合自体は負けてしまって勝てたらよかったんですけど、FWは負けてなかったですね。1年生のガッツも見れたし、4回生ももっと頑張らないとって思った試合でしたね。いい刺激を受けて、印象に残っています」
―今年最後の夏にかける思いを聞かせてください
張「菅平合宿で活躍しないと終わりだと思っています。関東の大学とも試合がありますし、アピールしたいですね。上のチームでプレーしたいです」
折目「長期のケガで離脱していたんですけど、菅平合宿から復帰します。不安もあるけどAチームを狙って、自分にこだわって上にあがりたいです。上を目指すことがチームのプラスにもなると思うので、頑張ります」
高橋「そうですね。僕もAチームを目指して、他にも刺激を与えられたらな、と。FWリーダーとしても、体で引っ張りたいですね。結果の出るチームにして、目標達成したいです」
■張泰堉(ちゃん・てゆっ)/経済学部4回生/大阪朝鮮高級学校/PR/182㌢・105㌔/風景を見ること
■折目光弘(おりめ・みつひろ)/経済学部4回生/関学高等部/PR/182㌢・110㌔/マンガ
■高橋樹(たかはし・たつき)/商学部4回生/天理高/PR/176㌢・102㌔/銭湯巡り

第1回のテーマは「PR」。スクラムの支柱を担うPRの3人の闘志を追った。
―PRのポジションはいつから
張「大学1年の秋からですね。始めはLOだったんですけど、今はPRです」
折目「小3からラグビーを始めて、ずっとPRをやっています。途中LOもやったりもしたんですけど、基本はずっとPRですね」
高橋「大学2年のときにはHOをやったりしていたので、本格的に始めたのは大学3年の夏からです。」
―PRの魅力は何ですか
張「ラグビーの中で、1対1の真っ向勝負が必ずあるポジション。勝ち負けもはっきりしますし、その分やりがいは感じますね」
折目「スクラムっていう特別なものがあって。最前列でみんなの押しを伝えられる大切なポジションだと思っています」
高橋「スクラムができないと試合で勝てない。スクラムが攻撃の始まりだと思っています。勝ち負けを左右するし、チームを支えていると思います」
―チームから求められるプレーとは
張・折目「スクラムの強さですね」
―今年のFWで変わったところは
高橋「1人1人の走る意識ですかね。順目で攻めることとか、FWも走り込むことが増えてきたと思います」
―4年生になり、入学当時から成長したところはありますか
高橋「スクラムは強くなったと思います。体重が増えて走れなくはなったかもしれないけど、力強さは出ていると思います。あと、高校時代はやらされているという気持ちがあったんですけど、やはり大学で自主性が求められるようになって意識面も変わってきたと思います。目標を持って練習にも取り組めるようになりました」
折目「個人的なプレーも成長したと思います。昨年までは先輩や下に習うことも多かったんですけど、4回生になって下級生の指導もできるようになってきたんじゃないかなと思います」
張「折目と似ているんですけど、去年までFWはすごい先輩ばかりで、甘えがあって先輩の背中見てついていく感じだったんですけど、4回生になると周りはみんな下級生になって。自分も背中で見せられるようには意識しています」
―春シーズンを終えた今のお気持ちは
高橋「結果が出たり出なかったりで。新しいスタイルを試しているから、安定しづらいのは仕方ないんですけど、やっぱり悔しいです。夏に向けてチームを作らないとって思いますね。不安もあるけど、これから作っていくチームに期待は大きいです」
折目「春はケガとリハビリで1試合も出ていないんですけど、夏から復帰します。春は外から声を出したりしていたんですけど、これからは中でチームを引っ張れるようにしたいですね」
張「チーム自体、最後の方はあまり良くない状態でした。でも自分自身、4年生なのにAチームで出てなくて、チーム見てて悔しくて。上のチームにあがって、くじけずやっていきたいです」
―夏から秋にかけて、強化したいところは
張「今年、FWはスタイルを変えてやっているんですけど、FWに関して“強い関学”っていうのを生かしきれていないと思うんですよ。だから強いFWにしたいですね。個人的には、スクラムは大前提として、今はあんまり走れていないのでもっと走れるように。体も大きくしたいんですけど、ただ増やすんじゃなくって、体を強くして活躍したいです」
折目「FW全体としてはセットプレーですね。関東に負けないように。個人では、復帰してスクラムと、それにプラスして激しいプレーでもチームを引っ張りたいです」
高橋「BKがレベルアップする分、FWもレベルアップしないといけない。今までよりも強くならないといけません。それには全員のレベルアップが必要だと思います。自分自身は、スクラムは誰にも負けないようにしたいです。チームが負けてても、空気を変えられるようにしたいです」
―今のチームの状況は
張「芳しくはないですね」
高橋「4年生にも下級生にも、不安な部分はあると思うんです。でもここで4年生がその不安をどう取り除けるかが重要だと思います。夏の練習が始まって間もないですが、4年生からひとつになって、チーム全体を良くしていきたいです」
―それぞれ、個人の強みは
高橋「スクラムです」
折目「モールですね。周りからの期待もあるので頑張ります」
張「LOもやっていたんで、走力ですかね。自信持って、もっと走れるようにしたいです」
―今年がラストイヤーになりますが
張「一瞬でしたね」
高橋「今年の春は特に。もう夏か、って感じです。チームの始めは、どうやっていいのかも僕ら自身もわからなくて不安だったし、下級生も不満もあっただろうし。下級生の指導もまだ完全に慣れてはいないけど、チームのことを理解したらできると思うんで…。まあでも最初に比べたら指導も少し慣れてきましたね」
―練習中に心がけていることはありますか
張「しんどくても声を出すこと。後輩たちはそこもしっかり見ていると思うので。上回生が頑張れば、下級生もついてくると思います」
折目「声掛けですね。明るくできるように意識はしています」
高橋「チームを引っ張るために、まずは声出しですね。全員の集中力が続くように、チームの雰囲気乱さないようには意識しています」
―春シーズンで印象に残っている試合は
高橋「慶應戦ですね。僕自身、今シーズン初のAチームで出る試合で。そこまでも結果が出てなかったので、勝ちたい気持ちは強かったです。慶應大には勝ったことなかったし、一番いい試合だったと思います」
折目「スタンドから見てても熱い試合でしたね。チームがひとつになれた試合でした」
張「僕は大体大との試合です。メンバーの15人中11人が1年生で。相手もFWはAチームだったんですけど、みんな頑張ってくれて。試合自体は負けてしまって勝てたらよかったんですけど、FWは負けてなかったですね。1年生のガッツも見れたし、4回生ももっと頑張らないとって思った試合でしたね。いい刺激を受けて、印象に残っています」
―今年最後の夏にかける思いを聞かせてください
張「菅平合宿で活躍しないと終わりだと思っています。関東の大学とも試合がありますし、アピールしたいですね。上のチームでプレーしたいです」
折目「長期のケガで離脱していたんですけど、菅平合宿から復帰します。不安もあるけどAチームを狙って、自分にこだわって上にあがりたいです。上を目指すことがチームのプラスにもなると思うので、頑張ります」
高橋「そうですね。僕もAチームを目指して、他にも刺激を与えられたらな、と。FWリーダーとしても、体で引っ張りたいですね。結果の出るチームにして、目標達成したいです」

■張泰堉(ちゃん・てゆっ)/経済学部4回生/大阪朝鮮高級学校/PR/182㌢・105㌔/風景を見ること
■折目光弘(おりめ・みつひろ)/経済学部4回生/関学高等部/PR/182㌢・110㌔/マンガ
■高橋樹(たかはし・たつき)/商学部4回生/天理高/PR/176㌢・102㌔/銭湯巡り
2011年7月
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