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「新里組~Challenge~」 2011/2

『新里組、始動―。』 BKリーダーインタビュー

投稿日時:2011/02/27(日) 16:33

 ベスト8の壁を越えるのに、ポイントとなるBKの展開力。今年度、リーダーとしてBKを引っ張る村本さんに今年のBKについて熱く語っていただきました。



―BKリーダー就任への経緯は
推薦です。自分って思ってなくて。良くも悪くも、関学ラグビー部に影響を与えるから。「お前が頑張ったら変わる」って言われて。

―BKリーダーの仕事は具体的には
 練習を一緒に考えたり、その準備とか。去年までは2人だったんですけど、今年からは1人になりました。リーダーを少なくして、4回生みんなで頑張って引っ張ろうって考えました。

―今の練習はどんなことを
 去年は走ってばっかりで、フィットネスとか。今は、パスの練習ばっかりですね。短時間だけど、濃くていい練習ができています。3月すぎてからはコンタクトとかも。とりあえずBKはパスから。基本的なパスとかラインの深さとかは1年間通してやっていく。できるようになったら、スクリューパスとか広い仕掛けもやっていきたいです。

―個人的に意識していることは
 練習に並んだり、集合のときとか、練習メニュー変わるときとか、一番に動いたり率先して動くようには心がけています。

―4年生として上に立つ実感は
 そうっすね…あんまないかな。普通にすっと入った気がします。でも、4年生が頑張らないとって気持ちは出てきましたね。

―チームから求められるものとは
 去年はポイント作ったり、ディフェンスならタックルとか。今年はBKリーダーになって、下をまとめたり、集合の時に練習中の悪かったところを言ったり。パスの練習でできたかどうかをタッチフットで確認したりですね。

―昨リーグ戦を振り返って
 夏は調子良かったけど、秋は調子悪くて抜かれたりも…でも試合は出続けることはできて。早大戦は結構良かったですね。チーム的には立命戦が良かったです。でも立命大に勝ったことで少し気が抜けたけど、立て直して、最後までいきましたね。毎回立命大戦みたいな試合ができたらいいんですけど。

―天理戦については
 去年は調子も出なくて、負けてるんで、今年勝つのは目標のひとつです。



―今年のBKは
 展開力ですね。BKでトライとれることを目指して。今パス練習中心でやってるけど、成果出るのは秋かな。春シーズンに成果が出なくても、ベスト8の壁を越えるにはBKの力が絶対必要なので。今年で、BKの強さを伝統にしたいんですよ。今年をその最初の年にしたいなって。関学のBKはすごい、って言われるようにしたいです。

―部の目標を達成するには
 BKの展開力。FWのモールとかゴール前の強さはキープで。後は、詰めばっかじゃなくて流すDFとか、プッシュDFですかね。

―村本さん自身の今年のChallenge は
 今までは練習とかでもゆるい感じのキャラなんですけど、今年は4回生でBKリーダーで。後輩に示しをつける行動をしたいです。そのためにも、ひとつひとつの行動をしっかりさせていかないと。BKリーダーとして、自分の行動、発言が関学ラグビー部のためになる発言になればいいかな、て思っています。

―今年の関学ラグビー部の魅力は
 ゴール前とか、FWでとれるところはFWで。中盤とかハーフの手前、自陣ならBKでも積極的に攻めていきます。

―層の厚いCTBのレギュラー争いを勝ち抜くには
 今年はやっぱりパスですね。ディフェンスができるのは当たり前で。あとは運動量です。

―自身の強みは
 コンタクト力とディフェンスですね。あとはタックル。

―今年がラストイヤーになりますが
 早かった、めっちゃ早かった…。ディフェンス、コンタクトは今まで通りで。今年はパスにチャレンジします!

―今年のチームの注目ポイントは
 春からパス中心にやってて。シーズンどのくらい結果が出るのか、成果が出るのか、見て欲しいです。

―HPを見ている方にメッセージを
 一生懸命頑張るので、応援よろしくお願いします。


 
■村本聡一郎(むらもと・そういちろう)/文学部4回生/大分舞鶴/CTB/175㌢・89㌔/BKリーダー

(文=篠原沙耶)

『新里組、始動―。』 副将インタビュー 

投稿日時:2011/02/20(日) 16:15

「主将を一番近くで支える存在、それが副将」。新里組の副将となった小原渉さんに、今後の展望を語っていただきました。



―副将就任までの経緯は
 1、2年生時は自分のことだけを考えてきたけど、3年生になってからチームのことについても考えるようになりました。それからキャプテンになることとか考え始めました。でも兄(小原正、社卒)がキャプテンをしているのを見ていて、大変そうだなぁと思って。1番近くで支える役をしていこうと思いました。それに小、中、高とずっと副将をしてきたので。
 
―副将をするにあたって今までとの違いは
 関学は学生主体のチームですし、人数が多い。だから上に立つのは大変ですね。
 
―主将には新里さんが就任されましたが
 最初の話し合いの時、キャプテンになるとは思わなかったです。でも自分から立候補だからやる気はすごくあると思う。(新里)涼は真面目で、口で言うよりも、プレーとか一生懸命な姿で引っ張るタイプ。できないところは自分が補っていきたいです。
 
―チームから求められるものとは
 「渉だったら!」とプレーでもそれ以外の面でも思われる人になることですかね。
 
―FWの強化の優先順位は
 スクラム、ディフェンス、ブレイクダウンですね。モールはやり続けないとだめですけど。接戦になった時に勝つのはFWが強い方。BKで点を取っていきたいっていうのはあるけど、FWが取り切るところでは絶対に取り切れるようにしたいです。
 
―個人的に強化したいところは
 去年いい感じであまりボールがもらえなかったんで、走るコースとかBKとの連携を強化したいです。
 
―昨リーグ戦で印象に残った試合は
 一つは初戦の立命大戦。夏合宿は負け続きで大丈夫かってなっていたので、初戦の勝利はよく覚えています。もう一つは最終戦の天理大戦です。僕らよりもっと練習やってたんやろなって思ったし、その練習の質にも違いがあったんじゃないかって思います。
 
―全試合トライについて
 嬉しかったですけど…やっぱり関西制覇できなかったので、そんなにです。
 
―選手権での早大戦は
 夏合宿で試合をした時、自分はケガで出ていませんでした。それでも外から見ていて、レベルの差を痛感しました。選手権では前半いい感じでやれて、いけるんじゃないかと思いました。でも後半で点を取られすぎてしまって…。最後まで勝つ気でいったんですけどね。関学は得点力があるチームではないので、あれだけ点取られると。ディフェンスを強化させて、システムをしっかりさせて、1年間しっかりやっていきたいです。
 
―緑川組に足りなかったものは
 チームの目標をみんなが心から目指せてなかったことです。上のチームだけの目標になっていたような気がします。それでは学生主体のチームはやっていけないですよね。それと、春にやるって決めたことを最後までやり通せなかったことです。



 
―目標達成に向けて
 まずはチームが一つにならないと。今までの練習態度とかも改めていきます。それにBKが外にパス回すとか、モールをやり続けるとか、やると決めたことは最後まで貫きたい。それぞれが自分自身の目標に向かって挑戦することが大事。
 
―それでは小原さん自身の個人的な目標は
 そうですね…(西川)征克さん(文卒=現サントリー=)が11(リーグ戦でのトライ数)だったんで12で。ただ今年はBKでトライを狙っていきたいので、あくまで目標です。
 
―試合をしたい相手は
 天理大ですかね。昨リーグでは負けてしまったので勝ちたいです。関西で負けているようでは、関東の大学に絶対勝てないと思いますし。
 
―150人を超える大きなチームをまとめるには
 4年生が中心となってチームをまとめていきたいです。下の学年やチームとのコミュニケーションを取ることも必要だと思います。まずは4年生だけで話し合っていくことですね。
 
―どのようなチームを目指しますか
 昨年はBKとFWのまとまりが悪かったので、今年は一体感のあるチームにしたいです。
 
―副将としてやっていきたいことは
 キャプテンを1番近くで支えて、みんなから信頼されるような人間、プレイヤーになれるようにしたいです。
 
―理想の副キャプテン像は
 片岡将さん(総卒)です。ほんとに誰とでもコミュニケーションを取っていたし、みんなからも好かれているので。ずっと試合にも出ていましたし。
 
―小原さんにとって今年がラストイヤーになりますが
 早かったです。1年生試合をしたことがつい最近のことみたいに感じます。終わるのが嫌、ずっとやっていたいです。
 
―今年のラグビー部の注目ポイントは
 昨年はほとんどキックだったけど、今年はパスを回してBK中心でいきます。春には結果は出ないかもしれないけど、それでも1年間やり通します。
 
―最後にHPを見ている方にメッセージをお願いします
 今年は今までの先輩たちを越えて、瑞穂で勝って国立に行きます。応援よろしくお願いします。


 
■小原渉(おばら・わたる)/人間福祉学部4回生/東筑/NO8/180㌢・93㌔/2011年度関学ラグビー部副将

(文=宮本直実)
 

『新里組、始動―。』 主将インタビュー

投稿日時:2011/02/15(火) 15:58

 あの感動と興奮から数カ月。2月5日、新体制が始動し、新たな挑戦が始まりました。

主将・新里涼  副将・小原渉

 チームの中心に立ち、その舵を取る主将・新里涼さんに、その胸内と今年のラグビー部について、熱く語っていただきました。


 
―主将就任までの経緯は
 同回でのミーティングを繰り返して…最初は自分も違う人を(キャプテンだと)考えてて、周りもその雰囲気あったんですけど。自分もキャプテンについて考えていくうちに、やりたいって思って立候補しました。その人と2人で話したり、ミーティングもして決めました。

―高校での主将経験もあるということで、大学との主将の違いは
 そうですね…高校は監督っていう絶対的存在っていうのがあると思うんです。でも、大学では、萩井さん(ヘッドコーチ)も土・日しか来られないし。学生主体っていう面でも責任は重くなりますよね。

―どういった主将になりたいっていうのは
 緑川さんとか小原さんとか、歴代のキャプテンはリーダーシップもあってすごいなって。高校の時から、歴代のキャプテンと自分を比べてしまう癖があるんですけど、そうじゃなくって、ひたむきに、がむしゃらに頑張って。そういった自分らしさを出せたらなって思います。

―目標としている選手はいますか
 大西一平さんです。ラグビーのプロコーチをされてて、プレーももちろんすごいんですけど、ラグビーに対する姿勢であったり、行動を大事にしている方で。そうゆうのを自分ができたらチームの見本になるし、人間的にいいチームにしたいですね。

―昨年と大きく変わるものは
 細かい部のきまりと…戦い方も変わりますね。昨年はキックで敵陣いってモールでトライって感じだったんですけど。今年はBKでも自陣からアタックしてトライいけるチームにしたいですね。昨年までのキックでの戦い方でもある程度の結果は出ても、ここ2、3年は瑞穂で敗れてるのが事実なので。BKのレベルアップが必要ですね。

―個人的に強化したいところは
 プレー面すべてと…メンタルですね。試合前とかすごい緊張して、地に足がつかない感じなんですよ。でもそれは自分に自信がないからで。自信があればもっと堂々とできるんだと思うし、自信がつくくらい練習しようと思います。


▲ひたむきな彼のプレーはチームを鼓舞する
 
―昨年の今頃はどんな練習を
 1500m走とか、とりあえず走ってましたね。体あてたり、タックルとか、ディフェンス中心の練習だったんですけど、今年の春はアタック中心でいきます。

―昨リーグを振り返って
 春からAチームで出ることが多かったんですけど、チームに貢献できずに悩んだ時期もありました。出れるのは嬉しいけど、自分でいいのかなって。それは自信がなかったからで、周りに遠慮しちゃって…そのことは後悔してますね。チームとしては、春に天理大と同大に負けて「このままいったらやばい」ってなって、FWはスクラムとかやって。去年の関西2位っていう結果はFWのおかげだと思うんですよ。FWが強くならなかったら、もっと下の順位だったと思う。BKでもっとレベルアップして、今年は天理に勝ちたいですね。

―選手権での早大戦は
 夏合宿でも試合して、でもその時は完敗で。でもCTBの村本(文4)とか春山(文3)とか、個人のディフェンスは通用していたと思うんですけど、全体としてのレベルが違いすぎて。で、選手権の時は、自分リザーブで試合は出てないんですけど、前半いい試合してて、いい感じでいけるんちゃうかなって。結果は負けてしまったけど、全員が「絶対手の届かない強さではない」って思ったと思います。ディフェンスとアタックの部分で差が出ましたね。

―入学時に持っていた目標は憶えていますか
 Aチームに入ることでしたね。チームの目標っていうより、自分のことを最初に考えてて。調子乗ってました。


▲積極的にボールを動かし、攻撃の起点となる

―今年のスローガン「Challenge」について
 みんなでミーティングして決めました。「Change」と迷ってたんですけど、これも含んでいる「Challenge」になりました。これまで2、3年は瑞穂で負けてて。その壁を破るには変化が必要やし、その壁に挑戦するっていう意味でも。あと、関西制覇っていうのも昨年やぶれてるんで、「挑戦者」の気持ちっていう面でもぴったりかなって。

―これからどういった練習を
 そうですね…まずはFWとBK分かれて。BKに関しては、まずレベルアップを。ハンドリングとか基本的な練習を嫌になるまでやろうと思います。

―ラグビー部としての今年の目標「関西制覇、国立出場。ジュニア戦、コルツ戦全勝優勝」を達成するためにすべきことは
 やるべきこと…山ほどありますね。チームとして目標に向かって全員が練習に取り組めて努力できる環境を4年生で作ることですかね。全員が一丸となって戦わないと。バラバラになってしまってはダメだと思うんで。チームがひとつにまとまることが一番だと思います。

150人を超える大きなチームをまとめる立場にたつわけですが
 とりあえず1つにまとめたいです。同じ目標に向ける環境を4年生から作って、下級生もそれに応えて頑張れるように。まずは4年生がまとまることから始めていこうと思います。

―新里さんにとってもラストイヤーになりますが
 そうですね。キャプテンとして、試合に出してもらえたらしっかり体張って、ひたむきに一生懸命プレーするだけですね。チームの代表として、先頭に立って。派手なプレーはできなくても、ひたむきさを全面に出して、チームに示して引っ張っていきたいです。

―今年のラグビー部の注目ポイントは
 BKの展開力です!

―最後にHPを見ている方にメッセージをお願いします
 今年は「関西制覇、国立出場、ジュニア・コルツ全勝優勝」を目指して、チーム一丸となって挑戦できるチームにしたいと思っています。ラグビー以外の場でも、関学ラグビー部という自覚を持って行動していきたいと思います。応援よろしくお願いします。
 
 
■新里涼(しんさと・りょう)/社会学部4回生/大工大高/SO、CTB/172㌢・81㌔/2011年度関学ラグビー部主将

(文=篠原沙耶)
 

 申し遅れました、昨年に引き続き、今年度の新里組を追いかけますは、関西学院大学体育会学生本部編集部(関学スポーツ)のラグビー部担当4回生・山本大輔、3回生・篠原沙耶、2回生・宮本直実です。当ホームページに、このような機会を与えて下さった関学ラグビー部の皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。そしてこのホームページをご覧の関学ラグビー部ファンの皆様、まだまだ未熟な私たちではございますが、精一杯頑張りますので、よろしくお願い致します。

 また、よろしければ我が関学スポーツのホームページにもお立ち寄りくだされば幸いです。(http://univ.nikkansports.com/press/kwangaku/

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