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「新里組~Challenge~」

『新里組、始動―。』 副将インタビュー 

投稿日時:2011/02/20(日) 16:15

「主将を一番近くで支える存在、それが副将」。新里組の副将となった小原渉さんに、今後の展望を語っていただきました。



―副将就任までの経緯は
 1、2年生時は自分のことだけを考えてきたけど、3年生になってからチームのことについても考えるようになりました。それからキャプテンになることとか考え始めました。でも兄(小原正、社卒)がキャプテンをしているのを見ていて、大変そうだなぁと思って。1番近くで支える役をしていこうと思いました。それに小、中、高とずっと副将をしてきたので。
 
―副将をするにあたって今までとの違いは
 関学は学生主体のチームですし、人数が多い。だから上に立つのは大変ですね。
 
―主将には新里さんが就任されましたが
 最初の話し合いの時、キャプテンになるとは思わなかったです。でも自分から立候補だからやる気はすごくあると思う。(新里)涼は真面目で、口で言うよりも、プレーとか一生懸命な姿で引っ張るタイプ。できないところは自分が補っていきたいです。
 
―チームから求められるものとは
 「渉だったら!」とプレーでもそれ以外の面でも思われる人になることですかね。
 
―FWの強化の優先順位は
 スクラム、ディフェンス、ブレイクダウンですね。モールはやり続けないとだめですけど。接戦になった時に勝つのはFWが強い方。BKで点を取っていきたいっていうのはあるけど、FWが取り切るところでは絶対に取り切れるようにしたいです。
 
―個人的に強化したいところは
 去年いい感じであまりボールがもらえなかったんで、走るコースとかBKとの連携を強化したいです。
 
―昨リーグ戦で印象に残った試合は
 一つは初戦の立命大戦。夏合宿は負け続きで大丈夫かってなっていたので、初戦の勝利はよく覚えています。もう一つは最終戦の天理大戦です。僕らよりもっと練習やってたんやろなって思ったし、その練習の質にも違いがあったんじゃないかって思います。
 
―全試合トライについて
 嬉しかったですけど…やっぱり関西制覇できなかったので、そんなにです。
 
―選手権での早大戦は
 夏合宿で試合をした時、自分はケガで出ていませんでした。それでも外から見ていて、レベルの差を痛感しました。選手権では前半いい感じでやれて、いけるんじゃないかと思いました。でも後半で点を取られすぎてしまって…。最後まで勝つ気でいったんですけどね。関学は得点力があるチームではないので、あれだけ点取られると。ディフェンスを強化させて、システムをしっかりさせて、1年間しっかりやっていきたいです。
 
―緑川組に足りなかったものは
 チームの目標をみんなが心から目指せてなかったことです。上のチームだけの目標になっていたような気がします。それでは学生主体のチームはやっていけないですよね。それと、春にやるって決めたことを最後までやり通せなかったことです。



 
―目標達成に向けて
 まずはチームが一つにならないと。今までの練習態度とかも改めていきます。それにBKが外にパス回すとか、モールをやり続けるとか、やると決めたことは最後まで貫きたい。それぞれが自分自身の目標に向かって挑戦することが大事。
 
―それでは小原さん自身の個人的な目標は
 そうですね…(西川)征克さん(文卒=現サントリー=)が11(リーグ戦でのトライ数)だったんで12で。ただ今年はBKでトライを狙っていきたいので、あくまで目標です。
 
―試合をしたい相手は
 天理大ですかね。昨リーグでは負けてしまったので勝ちたいです。関西で負けているようでは、関東の大学に絶対勝てないと思いますし。
 
―150人を超える大きなチームをまとめるには
 4年生が中心となってチームをまとめていきたいです。下の学年やチームとのコミュニケーションを取ることも必要だと思います。まずは4年生だけで話し合っていくことですね。
 
―どのようなチームを目指しますか
 昨年はBKとFWのまとまりが悪かったので、今年は一体感のあるチームにしたいです。
 
―副将としてやっていきたいことは
 キャプテンを1番近くで支えて、みんなから信頼されるような人間、プレイヤーになれるようにしたいです。
 
―理想の副キャプテン像は
 片岡将さん(総卒)です。ほんとに誰とでもコミュニケーションを取っていたし、みんなからも好かれているので。ずっと試合にも出ていましたし。
 
―小原さんにとって今年がラストイヤーになりますが
 早かったです。1年生試合をしたことがつい最近のことみたいに感じます。終わるのが嫌、ずっとやっていたいです。
 
―今年のラグビー部の注目ポイントは
 昨年はほとんどキックだったけど、今年はパスを回してBK中心でいきます。春には結果は出ないかもしれないけど、それでも1年間やり通します。
 
―最後にHPを見ている方にメッセージをお願いします
 今年は今までの先輩たちを越えて、瑞穂で勝って国立に行きます。応援よろしくお願いします。


 
■小原渉(おばら・わたる)/人間福祉学部4回生/東筑/NO8/180㌢・93㌔/2011年度関学ラグビー部副将

(文=宮本直実)