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「藤原組~Over~」 2012/5

『スピリッツ』vol.65

投稿日時:2012/05/17(木) 18:01

  これが今年の関学だ!昨年はなすすべなく完敗だった青学大を相手に、終始攻守にわたって圧倒。62―5での勝利をつかんだ。

 

【青学大撃破!】
 借りは返した!昨年の青学大との定期戦大敗から1年。試合開始1分にトライを取ると、勢いそのままにトライを量産。62‐5と大差で勝利し、雪辱を果たした。
 昨年は青学大のアタッキングラグビーに翻弄(ほんろう)され、手も足も出ず10―69で敗北を喫した。胸を借りる立場で挑んだが、強さを見せつけたのは関学だった。開始早々にWTB松延(商4)が得点すると、立て続けに4連続でトライを奪取。前半終了間際に得点を許すも、27―5と相手を引き離して前半を終えた。
 後半戦、序盤は相手に流れを持っていかれたが、前に出るディフェンスで攻撃の芽を摘んでいく。FWも攻守にわたって圧力をかけ続け、青学大の反則を誘った。逆に関学はセットプレーをものにしトライにつなぐ。「春からやってきたディフェンスができた。ボールをとめずに攻めるという意思統一ができたことが勝因」と主将・藤原(商4)。後半は1本のトライも許さず、5トライ5ゴールを奪い62―5で勝利した。
 「前半最後に点を取られたことと、後半最初にペースを持って行かれたことは反省点。軽いプレーをせずに基本に忠実にやっていきたい」と今後への意欲を語った藤原。日本一を狙う藤原組に余念はない。
 

『スピリッツ』vol.64

投稿日時:2012/05/15(火) 18:10

 
 毎年行われる1年生試合。今年は大体大の1年生との一戦が繰り広げられた。前後半でけが人を除くすべての1年生が出場し62―10で大勝した。



【大勝発進】
 関学Aチームの試合後、大勢のギャラリーが見守るなか関学キックオフで1年生の大学デビュー戦が始まった。
 まずペースをつかんだのは関学。体を張ったプレーで敵陣へ果敢に攻め入る。ゴール前でのモールを起点にSO鳥飼(人1)がさばき、CTB小林(経1)が先制トライを挙げる。続けざまにラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んで追加点。その後も関学のペースで試合は進むが、なかなか得点に結びつけることができず12―0で前半を終えた。
 選手を入れ替え臨んだ後半戦。開始早々トライを奪うと、そのトライを皮切りに次々にトライを重ねていく。終了間際にはCTB村田(経1)がダメ押しの2連続トライを決め、試合を決定づけた。「相手の足が止まっていてトライすることができた」。そう村田は自らの得点を振り返りながらも、「この内容では上のチームで通用しない。満足はしていない」と意欲を示した。
 
 【羽ばたけ】
 「初めての試合で楽しくプレーし勝つことができて良かった」と前半キャプテンを務めたSH徳田(商1)は語った。この試合をもって今後は上級生と練習を行い、試合にも出場することになる。「1年だからって隠れるんじゃなくて目立っていい影響を与えることができれば」。日本一を目指すチームに加わった新戦力。主将・藤原(商4)も「一緒に頑張っていきたい。まずは体を大きくしてほしいね」とエールを送った。


【1年生担当 大下真須美】
 「大変なこともあったが楽しい1カ月半だった」。そう振り返ったのは今年1年生の担当をした大下(経3)。スケジュール組みから練習内容を決めるまで、大きな仕事を任された。「選手たちから不安要素も聞いていた分、試合前は緊張した。(62―10という結果に対し)とても感動した。1000万点をあげたい」と試合後喜びを語った。間近で1年生の成長を感じながら、「今のままじゃダメだということを痛感した。やりたいこと、しなければいけないことが見えた」。大下にとってもこの経験は大きな財産となったようだ。


『スピリッツ』vol.63

投稿日時:2012/05/10(木) 18:11

 今年も開催された関学ラグビーカーニバル。関学ファミリーが揃いに揃ったこの日。ひと際注目を浴びながら大体大との一戦が行われ、関学は19―5で勝利した。



【接戦制す】
 前試合をけがのため出場を見送っていた主将・藤原(商4)も復帰し、現段階のベストメンバーで挑んだ関学。試合開始早々、WTB金(総2)が俊足を生かし敵陣へ乗り組む。そこから関学はパスを回して果敢にトライを狙った。だが大体大の堅いディフェンスを前に苦戦。幾度となくあったトライチャンスをものにすることができず、0―0で前半を折り返した。
 「前半は相手のテンポに合わせすぎた。今までやってきたことを確認し、テンポをあげていこうと話した」。ハーフタイムで切り替えを図った関学フィフティーンだったが、後半3分モールから押し込まれ大体大に先制トライを許してしまう。しかし直後、ナンバー8中村(社2)がラックからボールを持ち出し同点トライを奪うと、そこから再び勢いを取り戻した関学。FL丸山(社3)、途中出場のSH中西(経4)が追加点を奪い、19―5で勝利を飾った。
 「とりあえず勝って良かった。0点に抑えるディフェンスをし、アタックではしっかりトライを取りきらないと」。そう反省した副将・松延(商4)。勝利したとはいえ、課題が見えた試合となった。次戦の相手は昨春10―69で大敗した青学大。「昨年負けた分の借りを返したい」と藤原は意気込んだ。

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