「藤原組~Over~」
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『スピリッツ』vol.84
投稿日時:2012/11/30(金) 21:57
これぞ今年の関学だ!後半だけで奪ったトライは7本。同点で終えた前半と打って変わって、後半は関学の独壇場となった。トータルスコア62―17で近大に勝利し、関西3位で大学選手権への出場権を手にした。

大学選手権に弾みをつける圧巻の戦いぶりだった。リーグラストゲームとなった近大戦。序盤こそ攻撃がかみ合わず苦戦したが、後半11分のCTB松延(商4)のトライを皮切りに得点を重ねた。終わってみれば62―17で近大に完勝。関西3位で大学選手権出場を決めた。
「メンバーが入れ替わり、序盤はうまくプレーできていなかった。それでも20分くらいからかみ合ってきた」と話した主将・藤原(商4)。これまで固定メンバーで戦ってきた関学だったが、この日はCTB水野(人2)、FB中野(文1)がスタメン入りし、さらに春山(文4)がSOでの出場となった。新たな布陣で臨んだ前半はなかなかリズムをつかむことができず、14―14で折り返した。
後半に入ると前半の苦戦が嘘のように、関学の勢いは止まらなかった。松延のトライでリードを奪うと、次々に得点を重ね62―17で近大を圧倒し勝利をつかんだ。
「ここにきて自分たちのラグビーを確立できた。関東を相手にしてもこのラグビーをしたい」と藤原。熱い思いを胸に、藤原組の新たな挑戦が始まる。

大学選手権に弾みをつける圧巻の戦いぶりだった。リーグラストゲームとなった近大戦。序盤こそ攻撃がかみ合わず苦戦したが、後半11分のCTB松延(商4)のトライを皮切りに得点を重ねた。終わってみれば62―17で近大に完勝。関西3位で大学選手権出場を決めた。
「メンバーが入れ替わり、序盤はうまくプレーできていなかった。それでも20分くらいからかみ合ってきた」と話した主将・藤原(商4)。これまで固定メンバーで戦ってきた関学だったが、この日はCTB水野(人2)、FB中野(文1)がスタメン入りし、さらに春山(文4)がSOでの出場となった。新たな布陣で臨んだ前半はなかなかリズムをつかむことができず、14―14で折り返した。
後半に入ると前半の苦戦が嘘のように、関学の勢いは止まらなかった。松延のトライでリードを奪うと、次々に得点を重ね62―17で近大を圧倒し勝利をつかんだ。
「ここにきて自分たちのラグビーを確立できた。関東を相手にしてもこのラグビーをしたい」と藤原。熱い思いを胸に、藤原組の新たな挑戦が始まる。
『スピリッツ』vol.83(裏面)
投稿日時:2012/11/16(金) 20:36
黄金世代の誕生か!?今シーズンスタメンに名を連ね続けている6人の2年生プレーヤーたち。ただメンバーに入るだけではなく、フィールドで存在感を発揮している。日本一を目指す藤原組にとって、彼らの活躍は欠かせないものとなっている。

今シーズン、2年生が熱い!昨年からレギュラーとして活躍してきたFL徳永祥尭(商2)、HO金寛泰(人2)。その二人に加え、今年はLO竹村俊太(人2)、ナンバー8中村圭佑(社2)、WTB金尚浩(総2)、FB高陽日(経2)が初戦からスターティングメンバーにその名を連ねている。リーグ第6戦・京産大との一戦でも2年生メンバーの活躍が光った。
中でも特に輝きを放ったのが徳永と中村の二人だ。前半20分、開始早々に先制点を取ってから、停滞していた関学に得点をもたらしたのが徳永だった。「流れの中でトライを取ることができて良かった。自分がトライを取ったのはたまたま。やりたいラグビーをして得点できたことがうれしい」と徳永は自身の得点を振り返った。昨年からナンバー8のポジションで試合に出続けていた徳永。今年からはFLにコンバートしてスタメン出場を続けている。昨年に比べ直接得点を奪い貢献するシーンは少なくなった。だが誰よりも体を張ったプレーでビッグゲインを奪う姿は観客を魅了し続けている。
流れを変える一撃だった。22―33と京産大に11点リードを許していた後半32分、試合を動かしたのが中村だ。激しく敵陣へ迫り、敵陣ゴール間近でのラックからボールを持ち出しトライ。「トライは素直にうれしかったです」と話した中村。昨年はリザーブからの出場にとどまっていたが、今年は全試合に出場し存在感を示している。
華々しい活躍を見せている2年生の選手たち。急成長を遂げる彼らから目が離せない。

今シーズン、2年生が熱い!昨年からレギュラーとして活躍してきたFL徳永祥尭(商2)、HO金寛泰(人2)。その二人に加え、今年はLO竹村俊太(人2)、ナンバー8中村圭佑(社2)、WTB金尚浩(総2)、FB高陽日(経2)が初戦からスターティングメンバーにその名を連ねている。リーグ第6戦・京産大との一戦でも2年生メンバーの活躍が光った。
中でも特に輝きを放ったのが徳永と中村の二人だ。前半20分、開始早々に先制点を取ってから、停滞していた関学に得点をもたらしたのが徳永だった。「流れの中でトライを取ることができて良かった。自分がトライを取ったのはたまたま。やりたいラグビーをして得点できたことがうれしい」と徳永は自身の得点を振り返った。昨年からナンバー8のポジションで試合に出続けていた徳永。今年からはFLにコンバートしてスタメン出場を続けている。昨年に比べ直接得点を奪い貢献するシーンは少なくなった。だが誰よりも体を張ったプレーでビッグゲインを奪う姿は観客を魅了し続けている。
流れを変える一撃だった。22―33と京産大に11点リードを許していた後半32分、試合を動かしたのが中村だ。激しく敵陣へ迫り、敵陣ゴール間近でのラックからボールを持ち出しトライ。「トライは素直にうれしかったです」と話した中村。昨年はリザーブからの出場にとどまっていたが、今年は全試合に出場し存在感を示している。
華々しい活躍を見せている2年生の選手たち。急成長を遂げる彼らから目が離せない。
『スピリッツ』vol.83
投稿日時:2012/11/14(水) 17:41
逆転勝利でリーグ戦4勝目をつかんだ!12―19とリードを許したまま迎えた後半。後半に入ってもなかなか関学はペースをつかめずにいたが、後半32分に試合が動いた。ナンバー8中村(人2)のトライを皮切りに勢いづいた関学は、4連続トライで京産大を突き放し見事逆転勝利。3位への希望をつないだ。

関学はPR石川(社4)のトライで先制点を奪った。そのまま勢いに乗るかと思われたが、京産大に一気に3トライを許し、まさかの逆転。12―19で前半を折り返した。
「もっとシンプルに丁寧に順目から攻めよう」。主将・藤原(商4)は仲間に声をかけた。後半開始早々、関学はPGで得点。そしてWTB金(総2)のトライで22―19と逆転に成功する。だが立て続けに京産大にトライを許し、22―33とまたもビハインド。流れは京産大へと傾きかけたが、残り時間10分、関学の逆転劇が始まった。中村のトライで4点差まで詰め寄る。その直後にはSO水野(人2)からパスを受けたWTB松延(商4)がインゴールへと駆け込みトライ。34―33と関学は再度逆転に成功した。松延に続き、CTB春山(文4)、WTB畑中(商3)が立て続けにトライを挙げ、48―33でノーサイド。「自分たちが逆転した後も慢心がなかったから、あの時間でも立て続けにトライを取れた。終盤のようなプレーを始めからできていれば」と松延は振り返った。関学は見事な逆転劇を演じ、貴重な白星を手にした。
関学は最終戦で近大に挑む。勝者が関西3位となる。絶対に譲れない戦いだ。藤原は「1週間でしっかり準備をしたい。再度チーム全体でアタックの意識付けをする」と気を引き締めた。
【春山悠太】
後半36分にCTB松延(商4)のトライで追い付き、逆転に成功した関学。その3分後、押せ押せムードの中、CTB春山(文4)が魅せた。
「自分の持ち味はトライを取ることじゃない。でもできれば取りたいと思っていた」。敵陣10㍍のラックからパスを受け、相手をはねのけながらインゴールに飛び込んだ。試合を決定づける、今シーズン自身初トライを挙げた。周りを生かすプレーを持ち味とし、今季のWTBの躍進を支えている春山。最終戦も泥くさいプレーでチームを勝利に導く。

関学はPR石川(社4)のトライで先制点を奪った。そのまま勢いに乗るかと思われたが、京産大に一気に3トライを許し、まさかの逆転。12―19で前半を折り返した。
「もっとシンプルに丁寧に順目から攻めよう」。主将・藤原(商4)は仲間に声をかけた。後半開始早々、関学はPGで得点。そしてWTB金(総2)のトライで22―19と逆転に成功する。だが立て続けに京産大にトライを許し、22―33とまたもビハインド。流れは京産大へと傾きかけたが、残り時間10分、関学の逆転劇が始まった。中村のトライで4点差まで詰め寄る。その直後にはSO水野(人2)からパスを受けたWTB松延(商4)がインゴールへと駆け込みトライ。34―33と関学は再度逆転に成功した。松延に続き、CTB春山(文4)、WTB畑中(商3)が立て続けにトライを挙げ、48―33でノーサイド。「自分たちが逆転した後も慢心がなかったから、あの時間でも立て続けにトライを取れた。終盤のようなプレーを始めからできていれば」と松延は振り返った。関学は見事な逆転劇を演じ、貴重な白星を手にした。
関学は最終戦で近大に挑む。勝者が関西3位となる。絶対に譲れない戦いだ。藤原は「1週間でしっかり準備をしたい。再度チーム全体でアタックの意識付けをする」と気を引き締めた。
【春山悠太】
後半36分にCTB松延(商4)のトライで追い付き、逆転に成功した関学。その3分後、押せ押せムードの中、CTB春山(文4)が魅せた。
「自分の持ち味はトライを取ることじゃない。でもできれば取りたいと思っていた」。敵陣10㍍のラックからパスを受け、相手をはねのけながらインゴールに飛び込んだ。試合を決定づける、今シーズン自身初トライを挙げた。周りを生かすプレーを持ち味とし、今季のWTBの躍進を支えている春山。最終戦も泥くさいプレーでチームを勝利に導く。
『スピリッツ』vol.82(裏面)
投稿日時:2012/11/14(水) 17:38
関学の渋~い仕事人は今年も健在だ!関西Aリーグ開幕から5戦。安定的に力を発揮し続けるPR石川裕基(社4)・PR幸田雄浩(経4)。すでに2敗を喫した関学だが、全日本大学選手権に向け勢いを加速させている。強力BK陣を支える、堅実なFW陣。まだまだ続く今シーズン。ラストイヤーの二人がチームを引っ張る。

【石川裕基】
力強いスクラムで関学のディフェンスをけん引する石川。今リーグ5戦全戦にスタメン出場している。
摂南大戦でも石川のプレーは大胆不敵だった。スクラムを形成すればその中心で活躍する。セットプレーからの試合展開を意識したこの試合は、相手の攻撃を食い止め勝利に貢献した。試合後、石川は「残りのリーグ戦は勝つことは当然のこと」と語った。すでに今リーグ2試合を落としている関学が関西制覇を果たすことは厳しい状況だ。しかし、石川はその先にある大学選手権を見据えて戦っている。関学にとって石川はプレーでも気持ちでも決して揺るがない、チームの大黒柱的な存在だ。
【幸田雄浩】
2年生の頃から不動の右PRとして活躍してきた幸田。今シーズンの初戦の強豪・天理大戦からその名を連ね続けている。
WTBのような目立つプレーはない。スクラムの要として、最前列で体を張っている。そして黙々とディフェンスをし、相手の攻撃のチャンスの芽を摘んでいく。今シーズンのBK陣の躍進を支えるのはこうした陰の功労者がいるからだ。
摂南大戦後、「今日の出来は70点。課題だったスクラムを安定させることができたし、個人的にはディフェンスでも貢献できたと思う」と幸田は語った。「リーグ残り2戦、最後まで気を抜かず取り組みたい」。ラストイヤーに懸ける幸田の活躍に期待だ。

【石川裕基】
力強いスクラムで関学のディフェンスをけん引する石川。今リーグ5戦全戦にスタメン出場している。
摂南大戦でも石川のプレーは大胆不敵だった。スクラムを形成すればその中心で活躍する。セットプレーからの試合展開を意識したこの試合は、相手の攻撃を食い止め勝利に貢献した。試合後、石川は「残りのリーグ戦は勝つことは当然のこと」と語った。すでに今リーグ2試合を落としている関学が関西制覇を果たすことは厳しい状況だ。しかし、石川はその先にある大学選手権を見据えて戦っている。関学にとって石川はプレーでも気持ちでも決して揺るがない、チームの大黒柱的な存在だ。
【幸田雄浩】
2年生の頃から不動の右PRとして活躍してきた幸田。今シーズンの初戦の強豪・天理大戦からその名を連ね続けている。
WTBのような目立つプレーはない。スクラムの要として、最前列で体を張っている。そして黙々とディフェンスをし、相手の攻撃のチャンスの芽を摘んでいく。今シーズンのBK陣の躍進を支えるのはこうした陰の功労者がいるからだ。
摂南大戦後、「今日の出来は70点。課題だったスクラムを安定させることができたし、個人的にはディフェンスでも貢献できたと思う」と幸田は語った。「リーグ残り2戦、最後まで気を抜かず取り組みたい」。ラストイヤーに懸ける幸田の活躍に期待だ。
『スピリッツ』vol.82
投稿日時:2012/11/05(月) 18:19
関学が好調を取り戻した。前節の立命大戦では天候を味方にできず実力を十分に発揮できなかった。しかし、この日はWTB畑中啓吾(商3)が3トライを奪うなど関学が終始主導権を握る試合展開となった。前半を完封し、後半に失点を許すも摂南大に40―7で圧勝した。

「これ以上負けたくない」。熱い思いを語ったのは畑中だ。前節で今リーグ2敗目を喫した関学。これ以上黒星を重ねたくないというチーム全員の思いは勝利へつながった。
キックオフ直後から関学の攻撃力が光った。前半2分、WTB金尚浩(総2)がゴール左端にトライ。そして続く15分、22分には畑中が連続でトライを奪取し、28―0で前半を折り返した。
このまま関学が主導権を握り続けるのかと思われたが、後半10分に攻め込まれ失点。反撃を許した関学だったが、簡単には引き下がらなかった。再び関学に流れを引き戻したのは畑中だ。畑中 がボールを持つと観客が沸いた。その期待に応えるかのように後半13分SO安部(経4)からのパスを受けこの日3本目のトライ。試合後畑中は「安部さんや春山(文4、CTB)さんが周りをよく見て、的確なパスを回してくれたおかげでトライを決めることができた」と自身の得点シーンを振り返った。試合は40―7で摂南大を圧倒し、関学はリーグ戦3勝目を飾った。
計6本のトライのうち3本を決め、キックでは6回中5回を成功させる大暴れでチームを鼓舞した畑中。しかし、その活躍の裏には前節の立命大戦で得点に絡むことができずに敗北した悔しさがあった。その悔しさを見事に晴らした畑中は、大車輪の活躍で勝利の立役者となった。

「これ以上負けたくない」。熱い思いを語ったのは畑中だ。前節で今リーグ2敗目を喫した関学。これ以上黒星を重ねたくないというチーム全員の思いは勝利へつながった。
キックオフ直後から関学の攻撃力が光った。前半2分、WTB金尚浩(総2)がゴール左端にトライ。そして続く15分、22分には畑中が連続でトライを奪取し、28―0で前半を折り返した。
このまま関学が主導権を握り続けるのかと思われたが、後半10分に攻め込まれ失点。反撃を許した関学だったが、簡単には引き下がらなかった。再び関学に流れを引き戻したのは畑中だ。畑中 がボールを持つと観客が沸いた。その期待に応えるかのように後半13分SO安部(経4)からのパスを受けこの日3本目のトライ。試合後畑中は「安部さんや春山(文4、CTB)さんが周りをよく見て、的確なパスを回してくれたおかげでトライを決めることができた」と自身の得点シーンを振り返った。試合は40―7で摂南大を圧倒し、関学はリーグ戦3勝目を飾った。
計6本のトライのうち3本を決め、キックでは6回中5回を成功させる大暴れでチームを鼓舞した畑中。しかし、その活躍の裏には前節の立命大戦で得点に絡むことができずに敗北した悔しさがあった。その悔しさを見事に晴らした畑中は、大車輪の活躍で勝利の立役者となった。
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