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「畑中組~Focus~」 2013/5

『SPIRITs』vol.90

投稿日時:2013/05/07(火) 16:49

 昨年の関西王者・天理大を24―12で打ち破った。少ないチャンスを生かし得点を重ねた関学。強敵を相手に果敢に挑みつかんだこの勝利は畑中組の好調さを見せつけるものとなった。



 畑中組が好調だ!昨年の関西王者・天理大を24―12で打ち破った。昨年15―17で敗北を喫した相手にリベンジを果たした関学。勝利の鍵となったのは継続的に鍛えてきたフィットネスを生かしたプレー、そしてFW陣の活躍だった。
 「前半は厳しい展開だった」と主将・畑中(商4)。前半、関学は自陣でのプレーが目立った。しかし、FW陣が攻撃を食い止め反撃に出る。同10分、一気にゴール手前まで詰めモールで押し込みPR南(祐)(人4)が右中間にトライ。その後、同点に追い付かれるもペナルティゴールを決め10―7で前半を終える。
 さらに後半12分、モールからNO8徳永(商3)が持ち出しトライ。追加点を奪い天理大を追い込んだ。焦りを見せる相手に対し最後まで粘り強いプレーで挑み24―12で勝利を飾った。
 80分間の大半、自陣でのプレーを強いられた関学だったが、攻め込まれても我慢強いディフェンスで食い止め、少ないチャンスを生かし天理大を倒した。「FW陣は厳しい練習の成果を発揮してくれた」と畑中は健闘をたたえた。今試合は春シーズンの好調さを見せつけた一戦となった。

『SPIRITs』 vol.89 <裏面>

投稿日時:2013/05/04(土) 20:10

 公立高校出身の2人が活躍した。今試合でAチームデビューを果たしたPR森直哉(文3)とAチームの公式戦で自身初トライを決めたLO古城宙(社3)だ。今試合で新たな経験を積んだ2人のさらなる活躍に期待が高まる。 




【森直哉】
 慶大を下し勝利をつかんだ瞬間、森の目から涙がこぼれ落ちた。「慶大に勝てたことがうれしくて」と勝利を誰よりも喜んだ。
今試合で初めてAチームでファーストジャージーを身にまといプレーした森。果敢にタックルし相手の攻撃を幾度も食い止める活躍を見せた。 
 4年前、関学ラグビー部が関西連覇を成し遂げた試合に感銘を受けた森は関学でプレーすることを心に誓った。そして、一般入試で関学に入学することを決意。1年間の浪人生活を経て関学の門をくぐった。入学後から人一倍真摯(しんし)にラグビーに打ち込み、今試合でAチームへの切符を見事手にした。
 「誰よりも下手という気持ちでこれからも練習していく」と試合後に語った。どこまでも貪欲な森はさらなる飛躍を遂げるだろう。


【古城宙】
 歓喜の大活躍だ!後半から途中出場した古城。後半33分、ゴール前の密集から抜け出し、Aチームの公式戦で自身初となるトライを決めた。昨年の全国大学選手権大会で敗れた慶大へのリベンジにも一役買った。
 「正直泣きそうになるくらいうれしかった」と試合後、得点シーンを振り返った古城。今年1年を「勝負の年」と位置付けている。増量に取り組むなど、とことん勝負するつもりだ。チャンスをものにしチームの勝利に貢献した古城だが「後半20分を過ぎたあたりからバテた。Aチームとの差はここだと感じた」と反省も忘れなかった。
 「とにかくもっとAチームに慣れたい。そしてみんなから認めてもらえる選手になりたい」。古城は虎視耽々(たんたん)とレギュラー定着を狙う。


『SPIRITs』vol. 89

投稿日時:2013/05/01(水) 22:59

 FW陣の活躍が関学を勝利へ導いた。関学は昨年の大学選手権セカンドステージで敗れた慶大を2922で下しリベンジを果たした。ターンオーバーの多さ、ブレイクダウンの激しさが目立った今試合。関学は最後まで粘り切り慶大を制した。




 互いに点を取り合ったシーソーゲームで、最後まで粘り強さを見せた関学に軍配が上がった。29―22で関学は慶大に勝利し、春シーズンの公式戦で2連勝を飾った。
 前半7分に慶大が先制トライ。すると、このまま慶大に主導権を握らすまいと関学に攻撃の火が付いた。同15分にSH湯浅(人4)、同34分にはNO8徳永(商3)が相手の防御を物ともせずトライを奪う。その後慶大に5点を返されるも14―12とリードして前半終了。
 後半、関学は慶大に2トライを許し17―22と逆転される。「後半20分から30分まで苦しい時間が続いた」と主将・畑中(商4)。しかし、チャンスは同33分にやって来た。後半から出場したLO古城(社3)がラインに飛び込み自身公式戦初のトライを決める。さらに後半終了間際、CTB中野(文2)の華麗なパスを受け、WTB金(尚)(総3)がダメ押しのトライ。畑中がキックを成功させ29―22で勝利を収めた。「ブレイクダウンからのターンオーバー、トライという流れがよかった」と金(尚)は試合を振り返った。
 慶大には昨年の大学選手権セカンドステージで17―29で敗北し関東との力の差を痛感した関学。
その後畑中組のスローガン、FOCUSのもと悔しさをばねに、部員全員が日本一という目標に焦点を当て汗を流した。フィットネスのさらなる強化と、コンタクト、ブレイクダウンの技術向上に重点を置き取り組んできた。その成果を見事に発揮しつかんだこの勝利は選手たちの自信になったに違いない。しかし、これは関学ラグビー部の成長の途上にすぎない。日本一に輝くため、これからも畑中組は挑戦し続ける。

関連リンク
関学スポーツ
関西学院大学ラグビー部公式サイト 試合結果

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