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「畑中組~Focus~」

『SPIRITs』 vol.105

投稿日時:2013/11/16(土) 08:45

  ジュニアリーグ最終戦の相手は、通算成績5勝1敗で関学と並ぶ天理大だ。関学は後半、3トライを奪い一時リードするも、天理大の反撃を受け24―28で惜敗を喫した。


  両者点を取り合う激しい戦いとなった。天理大と並びジュニアリーグ通算5勝1敗で迎えた最終戦。全勝中の同大に続くリーグ2位でプレーオフに進みたい関学は、一時は天理大を引き離すも反撃を受け、24―28と黒星で終えた。
 雨の中始まった前半。同4分、天理大に先制トライを許す。だが同17分、FB川上(経1)からパスを受けたナンバー8石松(商2)がインゴールに飛び込みトライ。キックは外すも、5―7で前半を折り返した。
 後半開始後も立て続けにトライを奪う。さらに後半22分には、モールでゴール前まで一気に押し込み、最後はFL鈴木(商3)が持ち出しトライ。24―7と大量リードを奪う。だが、ここから天理大の反撃が始まった。主導権を握られ2トライを許し、24―21と差を縮められた。リードを守り抜き逃げ切りたかった関学だが、天理大に逆転され、24―28で惜しくも敗北を喫した。
 「FWのモールやBKの展開はよかった」と今ゲームキャプテンを務めたSH湯浅(人4)。だが、「最後まで体力、集中力を保てなかった。リードを奪い、相手と差を広げた後に、チームが一つになり切れていなかった」と敗因を挙げた。
 関学はジュニアリーグを通算5勝2敗で終え、リーグ3位でプレーオフに進出する。11月17日に、再び天理大と対戦する関学。「気持ちを切り替え、次こそ必ず勝つ」と湯浅は意気込んだ。ジュニアリーグで関学が4連覇する唯一の道は、プレーオフで全勝することだ。伝統を守り4連覇を果たすべく、まず次戦で天理大に屈辱を晴らし、優勝に向け勢い付けたい。関学のプライドを懸けた熱き戦いが再び幕を開ける。    【井上莉沙子】