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「畑中組~Focus~」

『SPIRITs』 vol.109

投稿日時:2013/12/11(水) 08:20

 大東大との大学選手権初戦。関学は敵陣でプレーを繰り広げ、リードして前半を終える。だが、後半に逆転を許し、24ー45で敗北を喫した。日本一を目指す畑中組にとって厳しい船出となった。


 一度はつかみかけた勝利を惜しくも手中からこぼしてしまった。関東リーグ3位の大東文化との一戦。前半は関学がリードする。しかし後半に大東大の反撃を受け、24―45で敗れた。
 試合開始後から互いに譲らない熱戦が繰り広げられた。関学は大東大のキックオフから、一気に攻め込み同5分に浅井(商3)がトライを決める。直後には得点を奪い返されるも、高陽(経3)が連続でトライ。17ー12とわずかにリードし前半を折り返す。
 リードを守り切りたい関学。しかし、後半は大東大に主導権を握られ5トライを許した。試合終了間際に意地を見せトライラインを超えるも、時すでに遅く試合終了の笛が鳴り響いた。24―45で敗れ黒星発進となった。
 「自分たちのタックルなどのミスで、大東大を勢いに乗らせてしまった」と主将・畑中(商4)は後半の大量失点の一因を挙げた。タックルの甘さから相手ペースの試合展開となった。
 また、「前半の関学の敵陣に入ってプレーするのは良かったが、後半のディフェンスが受け身になったところが敗因だった」と高は語った。
 次戦の相手は同大会4連覇中の帝京大。「課題はディフェンス。相手にどこまで食らい付いていけるかが鍵となる」と高。鍛えたディフェンスで相手を抑え、次戦こそ関学ラグビーを十分に発揮するに違いない。学生王者に日本一のチャレンジャー精神で臨む。