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「畑中組~Focus~」

『SPIRITs』 vol.100

投稿日時:2013/10/15(火) 17:55

  ジュニアリーグ第4節の相手は今年、32年ぶりに関西大学Aリーグに昇格した関大だ。勢いに乗る相手を物ともせず関学が終始主導権を握り続けた。特に目を引く活躍を見せたのはLO三井健太郎(社4)だ。今季ジュニアリーグ初出場を果たし1トライ、そして得点に絡むプレーでチームを鼓舞。関学は52―17で勝利しジュニアリーグ3勝目を手にした。

 

 関西大学Aリーグに所属するBチーム以下の選手が出場し行われているジュニアリーグ。32年ぶりにAリーグに参戦している関大との一戦は52―17で関学に軍配が上がった。
 「チームの士気を高め勝利に貢献したいと思い臨んだ」と今試合で今季ジュニアリーグに初めてスタメンとしてフル出場した三井。前半16分に1トライを奪い、同24分にはゴール直前までボールを持ち込みWTB日名子(経3)のトライを演出した。その後も  関学が得点を量産し試合の流れをつかむも、自らのミスで前半終了間際に得点を許し33―5で前半を折り返した。
 後半も勢いに乗りたい関学だったが、後半開始後に関大に得点を許してしまう。「これまでのジュニアリーグでの試合同様、後半では受け身のプレーになってしまった。前半の試合の流れを変えられた」と三井。課題点が浮き彫りとなった失点だった。しかし、後半から出場したHO大山(商1)が連続でトライ。ルーキーの活躍にチームは再奮起し得点を重ね55―17で勝利した。
 「個人としてはトライを取ることができ、そしてLOとしての役割も果たせた。4年生として後輩にいい姿を見せることができ満足している。リーグ戦で結果を残すため、ジュニアリーグからチームを盛り上げていきたい」と試合後に笑顔で語った三井。ラストイヤーに懸ける人一倍のチームへの思いがプレーに表れ勝利の立役者になった。今後の三井の活躍に期待が高まる。 (田井咲希子)