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「畑中組~Focus~」 2013/9

『SPIRITs』 vol.98

投稿日時:2013/09/30(月) 14:35

 前節に続き勢いあるプレーで京産大を圧倒。45―24でジュニアリーグ2勝目を手にした。得点を量産した関学だったが、自分たちのミスから相手に得点のチャンスを与えるなど悔しさの残る一戦となった。

 

 立ち上がりから一気に敵陣に攻め込んだ関学。WTB日名子(経3)が前節に続き2トライを奪うなど前節の勢いそのままに終始リードを奪い京産大に45―24で勝利した。
 「80分間、勢いよく攻めることができ得点を取り切ることができた」と今ゲームキャプテンを務めたSH湯浅(人4)。その言葉通り京産大に主導権を握らせることなく試合を展開した。前半開始から連続トライを奪い一気にリードした関学。同14分、隙を付かれ7点を返されるもその直後に湯浅が敵陣10㍍付近からボールを持ち出し独走トライ。その後も得点を量産し33―14で前半を折り返す。
 失点を抑え大差で逃げ切りたかった関学だったが、後半はミスが目立った。堅いディフェンスで相手の反撃を食い止めるも自分たちのミスからチャンスを与え得点を許した。また、ゴールライン直前まで攻め込むも得点にはあと一歩及ばない場面も見られた。「もっと失点は少なくできた。満足のいく結果ではない」と試合を振り返った湯浅。課題点が残る一戦となったが、45―24でジュニアリーグ2勝目を手にした。
 「バックス全員が司令塔となり一人一人が主体となって試合を展開できるようにしたい」と次戦の関大戦に向けて意気込んだ湯浅。これまでの試合を振り返り、課題点を克服し次戦に臨みたい。悲願のジュニリーグ4連覇に向け絶対に負けられない戦いは続く。(田井咲希子)

『SPIRITs』 vol.97

投稿日時:2013/09/27(金) 19:45

 関西大学Aリーグに所属する全8大学の監督、主将が一堂に会しプレスカンファレンスが行われた。リーグ開幕を直前に控え各大学ごとに抱負を語った。
  9月29日に開幕する関西大学Aリーグを直前に控え行われたプレスカンファレンス。関学からは野中孝介監督、主将・畑中啓吾(商4)が出席しチームの現状や意気込みを語った。
  昨年はリーグ3位に終わった関学。アンドリュー・マコーミックHCを迎え挑む2度目のリーグ戦が始まる。フィットネスやディフェンスといった基本スキルは継続して強化してきた。それに加え今年はコンタクト、ブレイクダウンの強化に重点を置いている。昨年の大学選手権セカンドステージ第3戦となった筑波大との一戦で関学は相手のコンタクト、ブレイクダウンに屈し完敗した。関西では通用した技術が関東には通じなかった。
 結果を受け止め、さらなる高みを目指した畑中組が掲げている目標は日本一だ。チームのスローガンであるFOCUSにも、日本一になることに焦点を当てて挑むという熱い思いが込められている。日本一をつかむためにも、まずは4年ぶりとなる関西制覇にフォーカスを当ててリーグ戦に臨む。畑中は「ディフェンスでの運動量を増やし、ブレイクダウンでも相手にプレッシャーを与え試合を優位に進めていきたい」と意気込んだ。
 初戦の相手は昨リーグ7位の京産大だ。春の練習試合では、京産大のブレイクダウンの激しさに押され24―21と僅差での勝利となった。アタック、ディフェンスで積極的に前に出てどこまでチャレンジできるかが勝負の鍵となる。
 実力が拮抗(きっこう)し混戦が予想されるリーグ戦。激戦を制し関西制覇、そして日本一を目指す畑中組の熱き戦いが幕を開ける。(田井咲希子)




『SPIRITs』 vol.96

投稿日時:2013/09/25(水) 22:45

 同大戦の悔しさを晴らした!前節の敗戦から、残り試合全勝を目指し、まずは大体大との試合に挑んだ。WTB日名子千里(経3)が先制トライを奪うと、立て続けに得点を追加し、24―0とする。後半に入っても関学リードで試合を進め、38―14で勝利した。


 開幕戦の敗北から立て直したい関学。4連覇に向け勝ち星を落とすことができない中、大体大との戦いに臨んだ。前半から得点を重ね38―14で大体大に快勝。ジュニアリーグ1勝目を手にした。
 前半は関学が終始優位に立って試合を進めた。前半9分にラックからパスを展開し、WTB日名子が先制トライ。この先制弾がチームを勢い付けた。ディフェンスでも大体大のチャンスシーンをことごとく防ぎ、前半を無失点で折り返した。「どちらのトライも周りのおかげで取ることができた」と前半2本のトライを挙げたWTB日名子は話した。
 後半に入ってディフェンスの隙を突かれて得点を許すも、関学の優位は変わらなかった。「前節負けている分、勝つことができてよかった。一週間ディフェンスに力を入れた成果を出せた」。試合後そう語ったゲームキャプテン・湯浅(人4)。この勝利はうれしいジュニアリーグ1勝目となった。
 4連覇へ、残り試合一戦必勝で臨む関学。「15分の1の力を発揮し、チームに貢献したい」と意気込んだWTB日名子同様、チーム全員で快挙に挑んでいく。【宮本直実】



 



『SPIRITs』 vol.95

投稿日時:2013/09/20(金) 12:00

 ジュニアリーグ4連覇を目指し、挑んだ同大との初戦。12―19と7点ビハインドで前半を終えた関学だったが、後半に入りリズムに乗り切れず失点を重ねてしまう。一度傾いた流れを引き戻すことができず、12―47で敗北。ジュニアリーグ黒星発進となった。



 ジュニアリーグ4連覇を狙う今シーズン。同大との開幕戦を白星で飾ることはできなかった。「敗因は細かいミス。プレーの質が相手の方が上だった」。試合後、ゲームキャプテン・長澤(社4)は話した。
 試合開始早々、関学が見せた。敵陣22㍍ラックからSO平山(社4)、ルーキー・FB川上(経1)へパスが回り、 右隅に飛び込んで先制トライ。同大に2点差を付けられた前半27分にもFB川上がトライを決め同大に食い下がる。しかし前半29分、33分に得点を許し、12―19と7点ビハインドで前半を折り返す。  
 後半巻き返しを図りたい関学であったが、同大の隙のない攻撃と守備を前にミスを連発。リズムに乗り切れない関学とは対照的に、同大がテンポよく得点を重ね点差はさらに開く。一度傾いた流れを取り戻すことはできず、12―47で敗北を喫した。
 4連覇への挑戦は始まったばかり。「気持ちを切り替えて、別のチームになるつもりでやる。先輩たちと築いてきた伝統をつなぎたい」と長澤は静かに闘志を燃やした。【宮本直実】

『SPIRITs』 vol.94

投稿日時:2013/09/16(月) 19:09

 勝利をつかむためー。関学ラグビー部の夏合宿が長野県菅平高原で行われた。関東の大学との練習試合にも臨み、成長面が見えた反面これからの課題点も明らかとなった。


 
 「今年、特に意識してきたブレイクダウンがどれだけ関東のチームに出せるかということにフォーカスを当てて臨んだ」と主将・畑中(商4)は菅平合宿を位置付けた。関学は関東の大学9校と19試合もの練習試合に臨んだ。
 合宿9日目、昨年度の大学選手権セカンドステージで、得点を得られず敗北を喫した筑波大との一戦が行われた。ディフェンスの早いセットでプレッシャーを掛け相手のテンポを遅らせようとする関学だったが終始得点を許す。ブレイクダウンでは相手に上を行かれ、バックスラインも早い相手に関学らしいラグビーが展開できなかった。「全てにおいて先手を取られた」と畑中。7―71で苦い敗北を喫した。
 日本一を目指す畑中組にとって菅平合宿での練習試合は結果以上に収穫の多いものとなった。ターンオーバーは毎試合相手より多く、試合の流れを引き寄せた。また、春先にはブレイクダウンの場面で倒れ込んでしまうことが多かった関学。だが、春シーズンと菅平合宿を通して立って前へ乗り越える意識が選手たちの中で強くなりプレーに表れるようになった。
 日本一をつかむため、まずは関西大学Aリーグでの優勝に焦点を当てる畑中組。「今やっているラグビーは間違っていない。プレーの精度を上げることを意識する」と畑中はこれから始まるリーグ戦に向けて意気込んだ。9月29日、京産大との開幕戦から畑中組の日本一への熱い戦いがスタートを切る。(田井咲希子)



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