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「畑中組~Focus~」 2013/12

『SPIRITs』 vol.111

投稿日時:2013/12/24(火) 23:48

 畑中組の集大成を有終の美で飾った。関学ラグビーを展開し続け50―0で勝利。全国の舞台で3年ぶりとなる白星を挙げるも、セカンドステージ通算1勝2敗で敗退となり、日本の頂点への挑戦は幕を閉じた。日本一という目標は後輩たちに託された。



 大学選手権で、3年ぶりとなる勝利を手にした。キックオフ直後からトライを決めるも、追加点獲得に苦しみ2トライで折り返す。気持ちを切り替え臨んだ後半では関学ラグビーを展開。朝日大に得点のチャンスを与えず、50ー0で完封勝利を収めた。
 前半開始直後WTB中井剛(経3)がいきなりトライを決める。だが、その後は追加点を奪い切れない場面が続いた。しかし鍛えたディフェンスで相手を阻止し、10ー0で前半を折り返す。
 後半は、関学の得点力が爆発した。全6トライを奪う活躍を見せ、50ー0で完封。畑中組の集大成を有終の美で飾った。
今シーズンはメンタル面での波が目立った。そこからチャレンジャー精神を持ち、挑むことの大切さを学んだリーグ戦。関西4位で全国の舞台に立った。
 大学選手権では、関東の大学相手にこの1年間重点を置き、取り組んできたブレイクダウンが通用する場面もあり、確かな手応えをつかんだ朱紺の選手たち。日本の頂点への距離は年々確実に縮まっている。
 キャプテンとして畑中(商4)は、「本気で勝つ」という気持ちを持つことの大切さをチームに残した。さらに「努力し続け、最終的に目標を達成してほしい」とメッセージを送った。日本一になるという目標は後輩たちに託され、関学ラグビー部は今新たな一歩を踏み出す。                                 【井上莉沙子】

 

『SPIRITs』 vol.110

投稿日時:2013/12/17(火) 21:50

 学生王者の壁は高かった。前半15分間は接戦を繰り広げる。しかし、徐々に実力差を見せつけられ、合計12トライを奪われた。チャンスを生かし切れず1トライに終わった関学。日本一の夢は後輩たちに託された。



 大学選手権2戦目の相手は同大会5連覇を狙う帝京大。関学は堅いディフェンスで、前半15分までは激しい攻防が繰り広げた。だが、その後相手に圧倒され続けた。後半に意地を見せ1トライを決めるも、5―78で敗北を喫した。
 前半開始後の15分間は関学ラグビーを発揮した。帝京大にゴール手前まで攻め込まれるも、果敢にタックルし続けトライチャンスを与えなかった。フェーズを重ね、得点を狙うが、行く手を阻まれた関学。その後は立て続けに5トライを決められ0―33で前半を折り返す。
 続く後半11分、後半から出場したLO鈴木(商3)がゴール前の密集から持ち出しトライを奪う。しかし、後半も力の差を見せつけられ7トライを許し、5―78で学生王者への挑戦は幕を閉じた。この結果により、次週、朝日大との一戦を残しセカンドステージ敗退が決まった。
 「1つのミスだけで流れが変わると実感した」と主将・畑中(商4)。一瞬の隙を学生王者は見逃さなかった。ブレイクダウンではまだまだ実力の差が見られた。関学が鍛え上げてきたディフェンスで相手を苦しませる場面も見られたが、結果について「ただただ悔しい」と畑中。この悔しさは日本一への夢と共に、後輩に受け継がれることとなった。
 次戦の相手は朝日大。畑中組にとって最後の試合となる。「チャレンジャーの気持ちを忘れずに挑む」と畑中。朱紺の戦士たちが、畑中組の集大成を有終の美で飾る。
 

 

『SPIRITs』 vol.109

投稿日時:2013/12/11(水) 08:20

 大東大との大学選手権初戦。関学は敵陣でプレーを繰り広げ、リードして前半を終える。だが、後半に逆転を許し、24ー45で敗北を喫した。日本一を目指す畑中組にとって厳しい船出となった。


 一度はつかみかけた勝利を惜しくも手中からこぼしてしまった。関東リーグ3位の大東文化との一戦。前半は関学がリードする。しかし後半に大東大の反撃を受け、24―45で敗れた。
 試合開始後から互いに譲らない熱戦が繰り広げられた。関学は大東大のキックオフから、一気に攻め込み同5分に浅井(商3)がトライを決める。直後には得点を奪い返されるも、高陽(経3)が連続でトライ。17ー12とわずかにリードし前半を折り返す。
 リードを守り切りたい関学。しかし、後半は大東大に主導権を握られ5トライを許した。試合終了間際に意地を見せトライラインを超えるも、時すでに遅く試合終了の笛が鳴り響いた。24―45で敗れ黒星発進となった。
 「自分たちのタックルなどのミスで、大東大を勢いに乗らせてしまった」と主将・畑中(商4)は後半の大量失点の一因を挙げた。タックルの甘さから相手ペースの試合展開となった。
 また、「前半の関学の敵陣に入ってプレーするのは良かったが、後半のディフェンスが受け身になったところが敗因だった」と高は語った。
 次戦の相手は同大会4連覇中の帝京大。「課題はディフェンス。相手にどこまで食らい付いていけるかが鍵となる」と高。鍛えたディフェンスで相手を抑え、次戦こそ関学ラグビーを十分に発揮するに違いない。学生王者に日本一のチャレンジャー精神で臨む。                           
                                                                     

 

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