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「畑中組~Focus~」

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『SPIRITs』 vol.106

投稿日時:2013/11/19(火) 17:02

  相手のディフェンスを破ることができず、6―36と大差で敗れた。前節の大勝から一転、気持ちの緩みからか関学は終始、相手に主導権を握られノートライに終わる。リーグ通算3勝3敗で最終戦に臨む。


 昨年の関西王者に大敗を喫した。相手の粘り強いディフェンスを破ることができず、関学はトライを一度も決めることなく、6―36で天理大に敗れた。
 前半から天理大の勢いに圧倒された。2トライを奪われ3―15で前半を折り返す。
 続く後半に得点を量産したい関学だったが、相手に隙を突かれさらに追加点を許した。奪った得点はペナルティーゴールのみに終わり、ノートライで試合は終了。6―36で敗北し、今リーグ通算3勝3敗となった。
 「前節での勝利で気が緩んでしまった」と主将・畑中(商4)は敗因を挙げた。気持ちを切り替え、今節に臨んだつもりではあったが、心にあった甘さが結果に表れた。また、「天理大のディフェンスが固かった」と語った。敵陣でプレーすることはできていたが、トライライン直前まで攻め込むも、相手のディフェンスに行く手を阻まれ、トライを取り切ることができない場面が多くあった一戦だった。
 ミスが目立ち、チャンスを生かすことができなかったが、「自分たちのラグビーは間違いではない。今回の結果を受け止め、気持ちを入れ替え、関学のラグビーを次戦では展開したい」と畑中は意気込んだ。
 今リーグ最終戦となる次節は、大学選手権への切符を手にするために負けられない一戦となる。大学選手権への道を切り開くため、今リーグで関学が未だ見せていないベストパフォーマンスを披露(ひろう)し、必ずや勝利を手にするに違いない。
                                                                      【井上莉沙子】

 

『SPIRITs』 vol.105

投稿日時:2013/11/16(土) 08:45

  ジュニアリーグ最終戦の相手は、通算成績5勝1敗で関学と並ぶ天理大だ。関学は後半、3トライを奪い一時リードするも、天理大の反撃を受け24―28で惜敗を喫した。


  両者点を取り合う激しい戦いとなった。天理大と並びジュニアリーグ通算5勝1敗で迎えた最終戦。全勝中の同大に続くリーグ2位でプレーオフに進みたい関学は、一時は天理大を引き離すも反撃を受け、24―28と黒星で終えた。
 雨の中始まった前半。同4分、天理大に先制トライを許す。だが同17分、FB川上(経1)からパスを受けたナンバー8石松(商2)がインゴールに飛び込みトライ。キックは外すも、5―7で前半を折り返した。
 後半開始後も立て続けにトライを奪う。さらに後半22分には、モールでゴール前まで一気に押し込み、最後はFL鈴木(商3)が持ち出しトライ。24―7と大量リードを奪う。だが、ここから天理大の反撃が始まった。主導権を握られ2トライを許し、24―21と差を縮められた。リードを守り抜き逃げ切りたかった関学だが、天理大に逆転され、24―28で惜しくも敗北を喫した。
 「FWのモールやBKの展開はよかった」と今ゲームキャプテンを務めたSH湯浅(人4)。だが、「最後まで体力、集中力を保てなかった。リードを奪い、相手と差を広げた後に、チームが一つになり切れていなかった」と敗因を挙げた。
 関学はジュニアリーグを通算5勝2敗で終え、リーグ3位でプレーオフに進出する。11月17日に、再び天理大と対戦する関学。「気持ちを切り替え、次こそ必ず勝つ」と湯浅は意気込んだ。ジュニアリーグで関学が4連覇する唯一の道は、プレーオフで全勝することだ。伝統を守り4連覇を果たすべく、まず次戦で天理大に屈辱を晴らし、優勝に向け勢い付けたい。関学のプライドを懸けた熱き戦いが再び幕を開ける。    【井上莉沙子】
 

『SPIRITs』 vol.104

投稿日時:2013/11/12(火) 12:10

 関学が大金星を挙げた!関西大学Aリーグで開幕から唯一4連勝だった立命大を38―35で破り、リーグ3勝目を手にした!前半に得点を量産し、24―7と大量リードで迎えた後半。立命大の猛追を受けるも、最後まで粘りのプレーが光り、首位の立命大に土をつけた。


 気迫あふれるプレーで、これまでリーグ戦負けなしの立命大から、38―35で3季ぶりとなる白星を奪った。
 劇的な一戦となった。「関学がやれることは全て出し切った結果だと思う。最高のチャレンジができた」と野中監督が語るように、関学は果敢に攻め続け勝利を手にした。
 前半、先制点を奪ったのは立命大だった。しかし、その直後HO浅井(商3)が今季初トライを決め試合を振り出しに戻す。ここから、関学の攻撃に火が付き主導権を握り続けた。同13分、ナンバー8徳永(商3)がこぼれ球から約60㍍の独走トライで逆転成功。そして、主将・畑中(商4)が連続でトライを決め会場を沸かせ、24ー7で前半を終えた。
 続く後半も、攻撃の手を緩めなかった関学。同25分までにさらに2トライを奪い31点差を付けた。このまま大量リードで試合を決めるかと思われたが、後半終了10分間、立命大の猛追を受ける。立て続けに4トライを許し38ー35まで迫られた。ロスタイム、一弾逆転のチャンスを狙う立命大。関学は今まで以上に体を張ったディフェンスで相手の行く手を阻み続けた。ノーサードの笛が鳴り響いた瞬間、選手は満面の笑みを浮かべガッツポーズを見せた。38ー35で勝利を収め、今リーグ戦負けなしの立命大に土をつけた。
 畑中は、「あと2分時間があれば、結果が分からなかった試合だと思うが勝ててよかった」と勝利を喜んだ。リーグ首位に立つ相手から勝ち取ったこの一勝は結果以上に選手たちの自信となったに違いない。(田井咲希子)

 

『SPIRITs』 vol.103

投稿日時:2013/10/29(火) 13:20

 接戦をものにできず、同大に12―25で敗北を喫した。互いに今リーグ戦3節終了時点で、通算成績2勝1敗の関学と同大。負けられない一戦で関学は勝利をつかむことができなかった。


  両者の意地がぶつかり合った白熱した一戦となった。度重なる反則や、ミスで苦しみ関学は12―25で敗れ、今リーグ通算2勝2敗となった。
 風下でのプレーとなった前半。同大に先制トライを奪われるも、ボールをキープし、キックを有効的に使い攻める関学。しかし、スクラムでの反則で相手にペナルティーゴールを許し0―11と点差が広がる。苦しい展開を抜け出したい関学は同29分、主将・WTB畑中(商4)が今リーグ初トライを奪いチームを鼓舞した。
 7―11で迎えた後半、巻き返しを図る関学は同6分にFL中村(社3)が3戦連続となるトライを決める。多くの観客が逆転勝利を願って声援を送る中、ゴール直前まで攻め込むも、あと一歩ゴールラインに届かない場面が続いた。後半42分、ロスタイムに続けて失点。12―25で試合は終了し今リーグ2敗目となった。
 チャンスを生かし切れず悔やまれる結果となったが、「自分たちがやっているラグビーは間違いではないと感じた試合だった。入りの集中力を高め、立命大戦に備えたい」と畑中は気持ちを切り替えた。次戦の相手は、今リーグ全勝中の立命大だ。勢いに乗る立命大を打破し、必ずや勝利をつかむに違いない。【田井咲希子】

 

『SPIRITs』 vol.102

投稿日時:2013/10/22(火) 14:01

 何とか逃げ切りつかんだ勝利となった。関学は前半に得点を量産し、28―21で前節に続きリーグ戦連勝を飾った。前半は終始関学が主導権を握り得点を重ねた。しかし、後半に試合の流れは一変。相手にプレッシャーを掛けられ苦戦を強いられた一戦となった。



 リーグ第3節となった大体大との一戦。関学は前半で一気に得点を奪い、28―21でリーグ開幕戦で昨年度の関西王者・天理大を下し勢いに乗る大体大を破った。
 雨が降りしきる中試合は始まった。前半10分、前節でけがから復帰したFL中村(社3)のトライを皮切りに、その後もフェーズを重ねた攻撃でトライを狙う。CTB鳥飼(人2)が今リーグ初トライを決めさらに勢い付く関学。「FWとBKが一体となってトライを奪えた」と主将・畑中(商4)。関学の好プレーが光り、相手に隙を与えず28―0で試合を折り返した。
 しかし、続く後半に試の流れは一変。大体大の反撃を受け、一気に点差を縮められてしまう。流れを手繰り寄せたい関学は、7点差に追い付かれたところで途中出場のSH湯浅(人4)がトライ。だが、試合終了間際に再び相手に得点を許す。焦りからかペナルティーが目立ち悔やまれる場面もあったが、28―21で何とか逃げ切りリーグ戦2勝目を手にした。
 次戦の相手は春の練習試合、そしてジュニアリーグで敗北を喫している同大だ。畑中は「もう一度チーム全体で意識統一し、気持ちで負けないように同大に挑みたい」と次戦に向け意気込んだ。三度目の正直となるか。雪辱を果たし、次こそ関学が白星を奪うに違いない。【田井咲希子】

 
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