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「畑中組~Focus~」

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『SPIRITs』 vol.101

投稿日時:2013/10/15(火) 17:59

 関大を下し、うれしいリーグ戦初白星を挙げた。前半8分SH徳田(商2)が先制トライを奪うと、続けて得点を追加し19―0で前半を折り返す。後半に入りミスから関大に得点を許すも、すかさずFL中村(社3)がトライ。その後も関学は得点を重ね後半だけで5トライを挙げ関大を圧倒し、54―5で勝利した。


 畑中組が本調子を取り戻した。リーグ2戦目の相手である関大は、今年32年ぶりにAリーグに復帰し、初戦で昨リーグ4位の近大を破って波に乗るチーム。京産大戦での敗北から2週間、関学はチャレンジャーとして関大戦に臨み、関学らしい積極的なプレーで54ー5で快勝した。
 両者共にリズムに乗り切れずミスもあったが、試合を動かしたのは関学だった。前半8分、モールから抜け出したLO竹村(人3)から徳田へパスが渡り、先制点を挙げる。さらに関学は2トライを奪い、守備では粘りのディフェンスで関大を無得点に抑えて19―0で前半を折り返す。
 関学リードで迎えた後半。立ち上がりにミスが続き関大にトライを許すも、失点後すかさず中村が得点を追加する。嫌な流れを完全に断ち切った関学は、フェーズを重ねたアタックでトライを量産し、関大を引き離すことに成功。54―5と大差を付け関大に勝利した。
 「アタック、ディフェンス共にいいプレーができた」と主将・畑中(商4)。初戦の敗北を素直に認め反省点を修正し、関大にフォーカスを当て練習してきた関学。自分たちのプレーができた一戦だった。「1勝したことでチームに大きな自信が付いた」と畑中。「来週からも試合は続くので、今回の勝利に安心せず、しっかり準備していきたい」と気を引き締めることも忘れなかった。
 次戦の相手は、初戦で昨年の優勝校・天理大を下した大体大。FWに定評があるチームだが、対策を練り1週間後の試合に臨む。自分たちのラグビーを徐々に形にしつつある関学の勢いはもう止まらない。(井上莉沙子)
 

 

『SPIRITs』 vol.100

投稿日時:2013/10/15(火) 17:55

  ジュニアリーグ第4節の相手は今年、32年ぶりに関西大学Aリーグに昇格した関大だ。勢いに乗る相手を物ともせず関学が終始主導権を握り続けた。特に目を引く活躍を見せたのはLO三井健太郎(社4)だ。今季ジュニアリーグ初出場を果たし1トライ、そして得点に絡むプレーでチームを鼓舞。関学は52―17で勝利しジュニアリーグ3勝目を手にした。

 

 関西大学Aリーグに所属するBチーム以下の選手が出場し行われているジュニアリーグ。32年ぶりにAリーグに参戦している関大との一戦は52―17で関学に軍配が上がった。
 「チームの士気を高め勝利に貢献したいと思い臨んだ」と今試合で今季ジュニアリーグに初めてスタメンとしてフル出場した三井。前半16分に1トライを奪い、同24分にはゴール直前までボールを持ち込みWTB日名子(経3)のトライを演出した。その後も  関学が得点を量産し試合の流れをつかむも、自らのミスで前半終了間際に得点を許し33―5で前半を折り返した。
 後半も勢いに乗りたい関学だったが、後半開始後に関大に得点を許してしまう。「これまでのジュニアリーグでの試合同様、後半では受け身のプレーになってしまった。前半の試合の流れを変えられた」と三井。課題点が浮き彫りとなった失点だった。しかし、後半から出場したHO大山(商1)が連続でトライ。ルーキーの活躍にチームは再奮起し得点を重ね55―17で勝利した。
 「個人としてはトライを取ることができ、そしてLOとしての役割も果たせた。4年生として後輩にいい姿を見せることができ満足している。リーグ戦で結果を残すため、ジュニアリーグからチームを盛り上げていきたい」と試合後に笑顔で語った三井。ラストイヤーに懸ける人一倍のチームへの思いがプレーに表れ勝利の立役者になった。今後の三井の活躍に期待が高まる。 (田井咲希子)
 

『SPIRITs』 vol.99

投稿日時:2013/10/01(火) 18:55

 リーグ開幕戦となった京産大との一戦。一進一退の攻防を繰り広げ14―6で前半を折り返すも、後半に逆転を許し19―30で初戦を黒星で終えた。リーグ戦での歓喜の瞬間は次戦に持ち越しとなった。



 リーグ初戦の相手は昨リーグ7位の京産大。堅いディフェンスと鍛えてきたフィットネスを生かした関学らしいラグビーを繰り広げることができず、19―30で敗北を喫した。
 立ち上がりから一進一退の攻防が続くも、前半25分CTB水野(人3)がトライを決め先手を切った。このまま勢いに乗りたかったが、自らの反則で相手にペナルティーゴールを許すなど得点差は開かず。14―6で前半を折り返した。
 リードを守り切り試合の流れを手繰り寄せたい関学だったが、逆に自陣に攻め込まれる時間が続いた。後半開始から立て続けにトライを奪われ同7分には14―18と逆転を許してしまう。その後も得点差は開き相手優位の展開となった。同38分にルーキーFB・川上(経1)が意地のトライを決め反撃に出る関学だったが時すでに遅く、試合終了の笛が鳴り響いた。
 「ディフェンスのミスで失点した。一つ一つのプレーの精度が低かった」と主将・畑中(商4)。技術的、精神的な部分での甘さが結果に表れた。しかし、「自分たちが弱いことが自覚できた。負けを認め、そしてこの負けを生かしこれから戦っていく」と次戦に向けて畑中は意気込んだ。
 昨年のリーグ成績を覆す結果となり波乱の幕開けとなった関西大学Aリーグ。昨年の優勝校、天理大は昨リーグ5位の大体大に31―37で敗北するなど予想外の結果となった。「やってみなければ分からない」。プレスカンファレンスで多くの関係者から聞かれたこの言葉が現実のものとなった。
 関学の次戦の相手は32年ぶりにAリーグに参戦し、初戦では昨リーグ4位の近大を破り勢いに乗る関大だ。畑中組が失うものはもう何もない。次戦こそ歓喜の瞬間は必ず関学に訪れる。(田井咲希子)



 

『SPIRITs』 vol.98

投稿日時:2013/09/30(月) 14:35

 前節に続き勢いあるプレーで京産大を圧倒。45―24でジュニアリーグ2勝目を手にした。得点を量産した関学だったが、自分たちのミスから相手に得点のチャンスを与えるなど悔しさの残る一戦となった。

 

 立ち上がりから一気に敵陣に攻め込んだ関学。WTB日名子(経3)が前節に続き2トライを奪うなど前節の勢いそのままに終始リードを奪い京産大に45―24で勝利した。
 「80分間、勢いよく攻めることができ得点を取り切ることができた」と今ゲームキャプテンを務めたSH湯浅(人4)。その言葉通り京産大に主導権を握らせることなく試合を展開した。前半開始から連続トライを奪い一気にリードした関学。同14分、隙を付かれ7点を返されるもその直後に湯浅が敵陣10㍍付近からボールを持ち出し独走トライ。その後も得点を量産し33―14で前半を折り返す。
 失点を抑え大差で逃げ切りたかった関学だったが、後半はミスが目立った。堅いディフェンスで相手の反撃を食い止めるも自分たちのミスからチャンスを与え得点を許した。また、ゴールライン直前まで攻め込むも得点にはあと一歩及ばない場面も見られた。「もっと失点は少なくできた。満足のいく結果ではない」と試合を振り返った湯浅。課題点が残る一戦となったが、45―24でジュニアリーグ2勝目を手にした。
 「バックス全員が司令塔となり一人一人が主体となって試合を展開できるようにしたい」と次戦の関大戦に向けて意気込んだ湯浅。これまでの試合を振り返り、課題点を克服し次戦に臨みたい。悲願のジュニリーグ4連覇に向け絶対に負けられない戦いは続く。(田井咲希子)

『SPIRITs』 vol.97

投稿日時:2013/09/27(金) 19:45

 関西大学Aリーグに所属する全8大学の監督、主将が一堂に会しプレスカンファレンスが行われた。リーグ開幕を直前に控え各大学ごとに抱負を語った。
  9月29日に開幕する関西大学Aリーグを直前に控え行われたプレスカンファレンス。関学からは野中孝介監督、主将・畑中啓吾(商4)が出席しチームの現状や意気込みを語った。
  昨年はリーグ3位に終わった関学。アンドリュー・マコーミックHCを迎え挑む2度目のリーグ戦が始まる。フィットネスやディフェンスといった基本スキルは継続して強化してきた。それに加え今年はコンタクト、ブレイクダウンの強化に重点を置いている。昨年の大学選手権セカンドステージ第3戦となった筑波大との一戦で関学は相手のコンタクト、ブレイクダウンに屈し完敗した。関西では通用した技術が関東には通じなかった。
 結果を受け止め、さらなる高みを目指した畑中組が掲げている目標は日本一だ。チームのスローガンであるFOCUSにも、日本一になることに焦点を当てて挑むという熱い思いが込められている。日本一をつかむためにも、まずは4年ぶりとなる関西制覇にフォーカスを当ててリーグ戦に臨む。畑中は「ディフェンスでの運動量を増やし、ブレイクダウンでも相手にプレッシャーを与え試合を優位に進めていきたい」と意気込んだ。
 初戦の相手は昨リーグ7位の京産大だ。春の練習試合では、京産大のブレイクダウンの激しさに押され24―21と僅差での勝利となった。アタック、ディフェンスで積極的に前に出てどこまでチャレンジできるかが勝負の鍵となる。
 実力が拮抗(きっこう)し混戦が予想されるリーグ戦。激戦を制し関西制覇、そして日本一を目指す畑中組の熱き戦いが幕を開ける。(田井咲希子)




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