「小原組~ALL OUT~」
『朱紺スポーツ』vol.23
投稿日時:2009/12/05(土) 01:57
完全優勝だ!小原組が最終戦で同大を下し、無敗での優勝を果たした。その後行なわれた祝勝会では、関学ラグビー部に携わる者すべてが喜びに浸り、勝利の美酒をかわした(※)。
[歓喜の2連覇]
宿敵を倒し、無敗で勝ち取った勝利の味は格別だった。試合後、大阪市内のホテルで行われた関西制覇の祝勝会。体育会関係者やラグビー部OBが多数、足を運び小原組の栄誉を称えた。
始まりは予想外の展開からだった。式開始直後の大崎監督からの挨拶の際、「今日、朱紺のジャージを着ることのなかった4回生は前に」とサプライズ。出場した22人を支えた、それ以外のメンバーへの感謝の意をこめたサプライズだった。そうして壇上にあがった4回生たちに監督からひとり一人メッセージが述べられた。
監督の粋な演出から始まった祝勝会は、関係者各位が祝いの言葉を述べ、進行する。体育会会長・根岸教授から「幸せです!」の声が上がれば、KGAA会長(体育会OB会)の渡辺氏からは「誇りに思っている」の言葉が。万歳三唱も交えながら、喜びのムードにみなが酔いしれた。
やがて学年ごとの紹介があり、その後Aチーム22人全員が壇上にあがりインタビュアーの質問に答え、思いを告白。主将・小原(社4)も挨拶をした。
小原「OBや保護者の方々の応援があって優勝できた。ありがとうございます。自分たちの代は、入ってきたときに周りのメンバーみんな体重軽くて。4年生になって、努力してここまできた。努力は決して裏切らないんだなと、関学のチームですごく感じている。日本一にむかって、やれることはまだまだある。関東のチームに勝って日本一になりたい」(略)
主将が感謝の気持ちと目標にむけての思いを口にし、最後に部歌『出陣の歌』を歌い、式は幕を閉じた。
その後、部員たちは「V2」コールを大阪の夜に響かせ、「今日は思う存分」と言われたとおりに、歓喜に浸った。翌日からはまた日本一への挑戦が始まることも、今宵限りは忘れて―。
【『朱紺スポーツ』vol.23】