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「藤原組~Over~」

4年生特集企画 第11回 松延泰樹×安田尚矢

投稿日時:2012/09/07(金) 16:56

第11回のテーマは「副将」。主将、そしてチームを支える二人の副将にお話しを伺った。



―春シーズンを振り返っていかがですか
松延「正直全勝したかったですね」
安田「今年のトップレベルのチームと試合をできたわけじゃなかったので、日本一を目指すチームとしては春は全勝しないといけなかったですね。圧倒しないといけない試合で相手に合わせて負けてしまったりしましたからそこが課題です」
松延「練習していることは出せたのでそこまで内容は悪くはなかったとは思います」
安田「単純に勝ててうれしいとは思いますけど満足はしていないですね。関東学院や青学、天理に勝ったところで日本一を取れるわけじゃないので。シーズンに入るまで強い相手と試合をすることができないので、自分たちの実力が分かりにくいから、常に危機感を持って練習しないとダメだと思っています」
 
―春シーズンで良かったなと思う試合はありましたか
安田「出し切れたと思える試合はなかったですね」
松延「全て内容もばらばらやし完璧だった試合はないです」
安田「天理大戦は良かったと言えば良かったんじゃないですかね。でも相手はベストメンバーじゃなかったなかで、2トライも取られてしまって…。春からディフェンスをやってきたということもあるし、ノートライで抑えるくらいじゃないとダメやったと思います」
 


―春はディフェンス強化に取り組まれていたということですが手応えは
松延「それはありますね」
安田「よくはなっていますけどまだまだかな。失点があるので」
松延「アンガス(アンドリュー・マコーミック=HC)さんが言うには個々がまだまだだと。関西相手で最初のタックラーが負けている時点でまだまだダメだし、関東はもっと強い。個々のタックルを強くしないと。1人目で倒すことができたらもっと簡単にターンオーバーできるし、関東には外国人選手もいて一人一人が強いので個々のタックル力を上げることは意識していかないといけない部分だと思いますね」
 
―副将としてチームを見てみてどうですか
安田「FWは昨年と比べて運動量も増えてディフェンスもできるようになったと思います。関東学院大戦とか同大戦を見ていたらセットプレーで苦しんでいたので、セットプレーを固めることができたらもっと楽な試合展開になると思いますね。今年はディフェンスのシステムができているので、このシステムを理解すれば誰が試合に出ても変わらないくらいで、実際理解をできている人が多いので、昨年、一昨年よりも層は厚いです。U―20に選ばれた子たちに関してはアタックは期待できるんですが、チームの練習に参加している期間はまだ短いのでディフェンスとか組織の理解といったことはこれからですね」
松延「1次攻撃でゲインできる試合もあれば簡単なミスをする試合もあって、もっと精度を上げていく必要があると感じました。FWを苦しめているといころも多かったので、簡単に敵陣に入っていったりだとかゲームメークの仕方を考えた方がいいかなと思っています。BK・FW一体となった厚いディフェンスを目標にしていましたけど、1次で食い込まれたり一発でトライを奪われたりもしてしまったのでまだまだです。もっとBKのラインにFWを入れたりするオプションとかを増やしていきたいです」
  


―個人的に今年成し遂げたいことなどあれば教えてください
松延「WTBなので外から抜かれないこと、ボールをもらったらゲインすること、トライを取ることを意識しながら立ってつなげるといったことを意識してやっていきたいです」
安田「日本一に貢献するためにもシーズン中にけがをせず全試合に出場して、声を出してチームを引っ張っていきたいと思います」
 
―最後にラストシーズンに懸ける意気込みをお願いします
安田「日本一を取ることしか考えていないです。全てを懸けます」
松延「リーグ戦に入れば結果が全て。やすと一緒で今年に懸けています」



松延泰樹(まつのぶ・たいき)/東海大仰星高/商4/185㌢・92㌔/ボーリング
安田尚矢(やすだ・なおや)/京都成章高/人4/180㌢・90㌔/読書

(取材日:7月19日)