「新里組~Challenge~」
『スピリッツ』vol.41
投稿日時:2011/04/28(木) 22:26
この敗北の先には勝利が待っている!先週、京大に100点差以上をつけて勝利し、春シーズンの好調な滑り出しを見せた新里組。しかし、この日行われた京産大との定期戦において31―49で敗れ初黒星を喫した。この敗北を意味のあるものにするためには、部員たち一人ひとりの意識改革が不可欠である。

【一歩ずつ成長】
今年の関学ラグビー部は昨年までのチームとは別物だ。昨年は「MOVE」というスローガンのもと、ボールを動かすことに重点を置きながら、従来の、キックで自陣を広げてモールでインゴールまで押し込むスタイルに変化はなかった。
しかし、今年の新里組の目指すところは「攻撃のチーム」である。BKを攻撃の中心に据え、ボールを展開して敵陣に切り込んでいく。それこそが昨年、関西制覇を成し遂げるために関学ラグビー部に足りなかったものであり、選手権において国立を目指すうえで避けて通ることはできない道だと、新里ら4年生はミーティングを重ねた。そして、それはこの日の京産大戦で徐々に成果を見せつつある。奪った5トライすべてがBK起点の攻撃であり、これは「昨年のチームでは考えられないことだった」と萩井HCも太鼓判を押した。しかし、逆に奪われたトライは7つ。相手に容易に抜かれてトライを決められるなど、ディフェンスにおいて粗が目立ったことも事実である。今後はより一層個々人のプレーと意識についての修正が必要になってくるだろう。
【前進あるのみ】
「春のうちは結果よりも内容。チームとしてテーマを持って臨んだことは実践できた」と今年からSOに転向した春山(文3)は振り返る。試合中、パントによる陣地の回復は一度も図られず、選手たちはひたすらパスのみでボールを回し続けた。そして、その結果として奪うことのできた5トライは勝利以上に価値あるものだった。
新里組にとって初めての黒星を悲観的にとらえている選手は一人もいない。これは、「Challenge」のために必要な「Change」の道程なのだから。

【一歩ずつ成長】
今年の関学ラグビー部は昨年までのチームとは別物だ。昨年は「MOVE」というスローガンのもと、ボールを動かすことに重点を置きながら、従来の、キックで自陣を広げてモールでインゴールまで押し込むスタイルに変化はなかった。
しかし、今年の新里組の目指すところは「攻撃のチーム」である。BKを攻撃の中心に据え、ボールを展開して敵陣に切り込んでいく。それこそが昨年、関西制覇を成し遂げるために関学ラグビー部に足りなかったものであり、選手権において国立を目指すうえで避けて通ることはできない道だと、新里ら4年生はミーティングを重ねた。そして、それはこの日の京産大戦で徐々に成果を見せつつある。奪った5トライすべてがBK起点の攻撃であり、これは「昨年のチームでは考えられないことだった」と萩井HCも太鼓判を押した。しかし、逆に奪われたトライは7つ。相手に容易に抜かれてトライを決められるなど、ディフェンスにおいて粗が目立ったことも事実である。今後はより一層個々人のプレーと意識についての修正が必要になってくるだろう。
【前進あるのみ】
「春のうちは結果よりも内容。チームとしてテーマを持って臨んだことは実践できた」と今年からSOに転向した春山(文3)は振り返る。試合中、パントによる陣地の回復は一度も図られず、選手たちはひたすらパスのみでボールを回し続けた。そして、その結果として奪うことのできた5トライは勝利以上に価値あるものだった。
新里組にとって初めての黒星を悲観的にとらえている選手は一人もいない。これは、「Challenge」のために必要な「Change」の道程なのだから。
(文=山本大輔)