「緑川組~MOVE~」
『スピリッツ』vol.23
投稿日時:2010/10/25(月) 11:27
開幕負けなしで関西3連覇に向けまい進していた関学ラグビー部。しかし、突如として巨大な壁にぶち当たった。今日の相手である近大に12―24で敗れ去ったのだ。試合後「敗因は気持ちの面」とこぼした主将・緑川(商4)。気持ちを切り替え、次戦からの巻き返しに期待するしかない!

<『スピリッツ』vol.23>
【王者の油断と慢心】
試合前から選手たちの気合は十分。今日も勝利し、3連覇へ弾みをつけたいところだった。しかし、いつもと変わらない試合前の光景も、選手たちの内心には相手チーム・近大への油断や自分たちへの慢心が巣くっていたのかもしれない。
そして、その予感は的中する。前半3分、いきなり相手に独走トライを許す。さらに18分、追加点を許し0―12。このままで終わらない関学は、判定トライで7点を返し、7―12で前半を折り返した。まさかの 5点ビハインドで前半を終える。それでも、関西王者の関学なら必ず逆転できるだろうという確信があった。
しかし、後半になってもいっこうに勝利への糸口が見えてこなかった。26分、ゴール前でモールから持ち出したナンバー8小原(人3)がトライを決めて同点に追いつくが、試合の主導権を握っていたのは近大だった。そして残り5分を切ったところで、何かが決壊したように、連続トライを決められ試合終了。歓喜に沸く近大サイドとは対照的に、関学陣営は水を打ったように静まり返っていた。
【よみがえれ挑戦者】
試合後のフィールドは現実感のない光景だった。しかし、これはまぎれもない事実。今日の敗北をプラスに捉えるところがあるとすれば、それは「挑戦者」の気持ちを再燃させることができたこと。「日本一」を目標に掲げる関学が、こんなところでつまずく訳にはいかない。気持ちを切り替えて次戦に臨むしかない。もう、絶対に負けられない。(山本大輔)

<『スピリッツ』vol.23>
【王者の油断と慢心】
試合前から選手たちの気合は十分。今日も勝利し、3連覇へ弾みをつけたいところだった。しかし、いつもと変わらない試合前の光景も、選手たちの内心には相手チーム・近大への油断や自分たちへの慢心が巣くっていたのかもしれない。
そして、その予感は的中する。前半3分、いきなり相手に独走トライを許す。さらに18分、追加点を許し0―12。このままで終わらない関学は、判定トライで7点を返し、7―12で前半を折り返した。まさかの 5点ビハインドで前半を終える。それでも、関西王者の関学なら必ず逆転できるだろうという確信があった。
しかし、後半になってもいっこうに勝利への糸口が見えてこなかった。26分、ゴール前でモールから持ち出したナンバー8小原(人3)がトライを決めて同点に追いつくが、試合の主導権を握っていたのは近大だった。そして残り5分を切ったところで、何かが決壊したように、連続トライを決められ試合終了。歓喜に沸く近大サイドとは対照的に、関学陣営は水を打ったように静まり返っていた。
【よみがえれ挑戦者】
試合後のフィールドは現実感のない光景だった。しかし、これはまぎれもない事実。今日の敗北をプラスに捉えるところがあるとすれば、それは「挑戦者」の気持ちを再燃させることができたこと。「日本一」を目標に掲げる関学が、こんなところでつまずく訳にはいかない。気持ちを切り替えて次戦に臨むしかない。もう、絶対に負けられない。(山本大輔)