「小原組~ALL OUT~」
『朱紺スポーツ』vol.20
投稿日時:2009/11/28(土) 22:19
決戦のとき来たる!リーグ戦第6節・天理大戦が明日に迫った。この日はAチームだけが朝からグラウンドで調整。心身ともに万全の状態で臨めるようにチーム全員で気合を入れた。視界は良好、まずは関西一の称号を掴みにいく。
[平常心で]
ジュニアチームが昼から試合を控え(対同大)、そちらの応援にいくため関学第2フィールドで朝から練習を開始したAチーム。練習メニューは試合当日のアップと同じもの。汗を流すメンバーたちの表情も、いつもと変わらない。「実感がないっていうか…いつもと同じ感じ」と小原(社4)。平常心がグラウンドに流れる。
優勝がかかった大一番にも、とりたてて意識はなく。「相手は関西一を意識してるチーム。それを圧倒するぐらいに。オレらは日本一やし」。一点の曇りなく見つめる目標がある。だからこそ、ここでつまずくわけにはいかないのだ。
主将自身は接戦になると踏んでいる。「うまいし、速いし」。それでも「相手が強ければ強くなるほど、本領発揮する。あとはベストパフォーマンスできるように気持ちいれて。(そうすれば)勝てると思う」と勝利のイメージは出来上がっている。
[意思疎通]
その白星のために、準備には余念がない。練習時のチームトークでは『コミュニケーション』の必要性を再確認した。それは小原組が永遠の課題としているもの。「アッシー(SH芦田=人2=)とフッチー(SO渕本=社3=)だけじゃなく。オレらもしゃべって話しかけて」。ミスを減らすためには、プレー中の意思疎通が何よりも大切。より正確なプレーを生み出すために、声だしを徹底していく。 朱紺の闘士たちは明日も立ちはだかる敵を粉砕し、まずは関西の頂にその名をかざす。
●【原点回帰】
あせったときは原点に返れ!接戦が予想される天理大戦。アドバイザー・横井氏の進言を小原は胸にとめた。相手の猛攻やピンチの場面になったときこそ、『強み』に返ることが大事。今年の関学のそれは『FW』だ。
「敵陣でモールとか。FWで崩す。プレッシャーかけたら絶対勝てる」。自分たちの自信ある武器が、ここ一番の頼りになる。もちろん「あせったら」というピンチの場面での話ではあるが。「あせらんで自分らのラグビーやったら」と主将は意気込んだ。
●【学内から応援の声】
練習をきりあげ、部室にもどる最中。横切った学内清掃員から「頑張ってください!期待してんで!」の声。主将も頬をゆるませた。
学内の期待もラグビー部に集まっている。「(周りも)けっこう言ってくれるし。1年のときのゼミの子とかも」と小原自身は実感している。
去り際に「良い顔してる!」とエールを送られた主将。その期待に応えてみせる。
【『朱紺スポーツ』vol.20】
※御礼 いつも小原組ブログをご覧いただきありがとうございます。部内広報紙『朱紺スポーツ』はこのたび連載20回を数えることになりました。これからも小原組の活躍をより熱く伝えていきますので、よろしくお願いします。朱紺番:坂口功将