「緑川組~MOVE~」
『スピリッツ』vol.11
投稿日時:2010/06/20(日) 02:24
代役で終わらせない!総合関関戦でWTB安部都兼(経2)が2トライ、コンバージョンキックも7本を成功し、チームの勝利に貢献。レギュラー争いに名乗りをあげた。
【存在感】
レギュラー争いに殴り込みだ。WTB安部が総合関関戦で存在感を放った。前半の重苦しいムードから逆転に成功し、突き放したい展開。後半7分に左端にトライを決めると、後半31分にもゴール左端へ飛び込んだ。上半期にそのほとんどを任されているコンバージョンキックも7本(9本中)決め、この日ひとりで24得点をあげる活躍を見せた。
「キックとかランの部分」が自身の持ち味と話す。コンバージョンは中学生時代からその役を担ってきた。ゴールキックを蹴ったのちにゲームがリスタートする、それが安部のサイクル。放った楕円球がポストの間を通過すれば、自然とプレーに勢いがつく。その逆で、プレーがリズムよく出来ているときはキックの成功率もあがる。試合中におりなす相乗効果で己を高めている。
【前向き】
シーズン序盤からAチームに名を連ねる。しかしスタメン定着にはあと一歩といったところ。6月に入ってからはWTBとして先発出場しているが、主力メンバーが離脱している現状が裏にはある。それでも「競争ができて楽しい。それが正直な気持ち」とレギュラー奪取に前向き。たとえいまは代役でも、いずれはスタメンにその名を刻んでみせる。
(記事/写真=朱紺番 坂口功将)