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「畑中組~Focus~」

『SPIRITs』vol.91

投稿日時:2013/06/04(火) 21:00


 伝統の一戦を制した!Bリーグに所属する京大との定期戦が行われ、関学は4年生中心のメンバーで挑み53―19で勝利を収めた。長年続く伝統の一戦に新たな歴史がまた一つ刻み込まれた。


 京大との伝統ある一戦で、今年も関学が勝利を手にした。前半は思うように得点できず苦戦するも後半で一気に得点を量産し53―19で白星を飾った。
 「後輩にいいプレーを見せられるように頑張ろう」と試合開始前、今ゲームキャプテンを務めた湯浅(人4)はチームを鼓舞した。4年生中心で挑んだ今試合。中にはファーストジャージに初めて袖を通す者もいた。
試合開始後から関学は勢いよく敵陣に攻め込んだ。前半2分、LO三井(社4)のトライを皮切りに連続で3トライを奪う。好調な滑り出しを見せた関学だったがその後はうまく息を合わすことができずプレーがかみ合わない場面が多かった。2トライを返され19―12で前半を終える。
 しかし、続く後半では本来の実力を発揮する。「後半でうまく修正できた」と湯浅。終始関学が主導権を握り相手に隙を見せなかった。4年生としての意地を見せる活躍で後半は6トライを奪い53―19で伝統の一戦を制した。
 
 
 関学と京大の定期戦には長い歴史がある。その始まりは1929年、関学ラグビー部が創部された翌年であった。2003年に関学がAリーグ復帰を果たしてからもずっと続けられている。現在京大はBリーグに所属しているが、長い歴史ある定期戦として関学はファーストジャージを身にまとい臨む。
所属するリーグは異なるが、今もなお交流を深め、互いに切磋琢磨し合っている関学と京大。これからも伝統の一戦は行われ続ける。